習志野市議会 > 1998-09-10 >
09月10日-03号
09月10日-03号

  • "葬儀"(/)
ツイート シェア
  1. 習志野市議会 1998-09-10
    09月10日-03号


    取得元: 習志野市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    平成10年  9月 定例会(第3回)       平成10年習志野市議会第3回定例会会議録(第3号)  -----------------------------------◯平成10年9月10日(木曜日)  -----------------------------------◯議事日程(第3号)  平成10年9月10日(木曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問  -----------------------------------◯本日の会議に付した事件 1.諸般の報告 1.会議録署名議員の指名 1.発言取り消し 1.一般質問  ●川崎忠男君   1 市長の政治姿勢について    (1) 行政改革    (2) 職員の意識改革    (3) JR津田沼駅周辺開発    (4) 新清掃工場その後の作業経過    (5) 人工海浜の整備について    (6) 新総合福祉ゾーン各法人のスケジュール  ●加瀬敏男君   1 市長の政治姿勢について    (1) JR津田沼駅南口整備について    (2) 拡大地区について    (3) 市単道路について    (4) 緑住区画整備について    (5) 福祉問題について    (6) 教育問題について    (7) 道路問題について  ●服部啓一郎君   1 町づくりと行財政運営について   2 新芝園清掃工場建設について   3 地域問題について  ●宮内一夫君   1 土地問題について   2 福祉問題について   3 葬祭問題について   4 情報公開問題について   5 地域問題について 1.延会の件  -----------------------------------◯出席議員(32名)   1番  米山元常君      2番  田中資二君   3番  村上純丈君      4番  時田尚敏君   5番  森田三郎君      6番  根岸 博君   7番  渡辺久江君      8番  辰己久美子君   9番  川崎忠男君     10番  宮本博之君  11番  加瀬敏男君     12番  帯包文雄君  13番  高橋 司君     14番  三代川佐一君  15番  鴨 哲登志君    16番  宮内一夫君  17番  三浦邦雄君     18番  保月美世子君  19番  井上千恵子君    20番  築沢平治君  21番  田畑富三夫君    22番  浅川邦雄君  23番  関 桂次君     24番  木村静子君  25番  田久保清一君    26番  佐藤正己君  27番  目黒 博君     28番  鈴木正志君  29番  服部啓一郎君    30番  小倉政之君  31番  吉田順平君     32番  馬場信韶君◯欠席議員 なし  -----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名  市長     荒木 勇君    助役     篠原 潔君  収入役    染谷秀丈君    行革本部長  岩橋邦夫君  企画政策         安部 博君    総務部長   富谷輝夫君  部長  財政部長   清宮英之君    環境部長   大野耕造君  市民経済            保健福祉         宮下紘一君           西原民義君  部長              部長  土木部長   宮内詔一君    都市部長   川端幸雄君  教育長    松盛 弘君    消防長    市角 勲君  企業管理者  小倉 孝君    環境部技監  長谷川浩一君  都市部技監  秋山芳洋君    総務課長   田島良二君  環境部主幹  佐藤美喜雄君  -----------------------------------◯議会事務局出席職員氏名  事務局長   小林祥晃     議事課長   澁木正義  議事課主査  高須加代子    議事課主査  吉橋英雄  主任主事   長沼 仁  -----------------------------------              午前10時5分開議 ○議長(保月美世子君) これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は32名であります。よって、会議は成立いたしました。  ----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(保月美世子君) この際、諸般の報告をいたします。 昨日の本会議において設置されました一般会計予算特別委員会及び特別会計予算特別委員会の委員長及び副委員長が同日付でそれぞれ互選されました。一般会計予算特別委員会委員長に鴨哲登志さん、副委員長に村上純丈さん、特別会計予算特別委員会委員長に加瀬敏男さん、副委員長に高橋司さんと決定した旨報告がありました。 これで報告を終わります。  -----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(保月美世子君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において        17番  三浦邦雄さん及び        19番  井上千恵子さんを指名いたします。  -----------------------------------発言取り消し ○議長(保月美世子君) この際、お諮りをいたします。 本日森田三郎さんから、昨日の本会議における発議案第1号に対する質疑の中で不穏当な発言があり、会議規則第65条の規定により、「◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯」、この部分を取り消したい旨の申し出がありました。この取り消し申し出を許可することに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 御異議なしと認めます。よって、森田三郎さんからの発言の取り消し申し出を許可することに決しました。  ----------------------------------- △一般質問 ○議長(保月美世子君) 日程第2、一般質問を行います。通告順に従い、順次質問を許します。 9番川崎忠男さん。登壇を願います。            〔9番 川崎忠男君 登壇〕 ◆9番(川崎忠男君) おはようございます。 議長の指示に従いまして、習志野市民クラブを代表いたしまして一般質問をいたします。 さきの参議院議員選挙の結果を受け、小渕新内閣がスタートし1カ月が経過をいたしました。今日社会情勢も混乱の時期であります。21世紀を目前に控えながら、先行きに対する不透明感、不安感が多くの国民に漂っております。最近では軍事危機、金融危機とも言えるでしょうか。これからの時代は政治を安定し、諸改革を進めながら世界の新しい流れに的確に対応していくことだと考えます。 自由民主党は戦後一貫して日本を担い続け、あの敗戦、焼け野原からの現在の経済大国を築き上げました。しかしながら、さきの参議院選挙では自民党は大敗をしました。毎日新聞の岩見隆夫編集局顧問の講演の中でこんなことを言っておりました。それは「今選挙をして自民党が惨敗したら、この国はどうなるかということにつながっていく。自民党に取ってかわって民主党中心の政権ではどうかというと、それは甚だ心もとない。国民は自民党は気に食わないけれども、それにかわる政党がないという随分矛盾ある反応を示している。これこそまさに政治危機である。もうちょっと落ち着いた雰囲気に持っていくには時間が必要だろう」こう言っておりました。 今回の選挙後、小渕新首相は新内閣を昨今の経済情勢を打破することを第一に、経済再生内閣と位置づけ、経済企画庁長官には作家の堺屋太一氏を起用、堺屋長官は「油断」、「団塊の世代」など予測小説など多数を執筆し、的確な将来ビジョンを世に示してきました。その力量を今回行政で発揮をしていただけることでしょう。大蔵大臣には経済通として諸外国からも評価の高い宮沢元総理大臣を起用するほか、最年少の女性大臣として郵政大臣に野田聖子氏を起用するなど実務型の内閣を組閣いたしました。きょうこのごろでは厳しい局面を迎えているようでありますけれども、私は大いに期待をするとともに、その結果を待ちたいと思います。 さて、月日がたつのは早いもので、市長そして我々市議会議員の任期も残すところ半年となりました。市民福祉の向上と21世紀へ向けての習志野の町づくりに全力を投入してきました荒木市長に、敬意と感謝を申し上げる次第であります。市長が初めて市長に就任された平成3年は、いわゆるバブル景気がはじけ税収は伸び悩み、習志野の町づくりに大きな情熱を持って就任をされた荒木市長にとっては、残念な今日まででありました。しかし、この間、高齢化社会への対応として民間活力を導入した保育所跡地への高齢者福祉施設の誘致、女性政策課の創設と女性政策の推進、町づくり推進とすぐきく課の設置や、キャッチボールコミュニケーションによる市民主体の町づくり推進、手がけてきました多くの事業の中で、次の事業について市長としての総括をお願いをする次第であります。 第1は、行政改革であります。少子高齢化、国際化、情報化、市民ニーズの多様化あるいは地方分権の推進など、これからの市行政に新たな課題や取り組むべき施策はさまざまであろうと考えられます。そのときに対応できる行政システムや財政構造をつくり上げておく必要があります。市長は平成9年2月に21世紀への行革プランを発表し、特に職員を200人削減すると表明しておりますが、行政改革の進行状況とその効果、職員の給与等の検討項目、理事職を配置した行政改革本部について、市長がどのように評価、特に御自身の自己評価も含めてお伺いをいたします。 第2は、職員の意識改革であります。市長は就任当初職員に対し、市長とともに汗を流し、市民の視点で物を見、考える職員でなければならないと職員に訴えております。職員は市民まつりを初め、市民とともに活動する姿を多く拝見するようになっており、市長の考えが少しずつ浸透しているように思いますが、市長としてどのようにお考えになっておられるのかお伺いをいたします。 第3は、JR津田沼駅周辺開発であります。顧みますと、昨年の今の時期は南口の調整区域内の土地約1万平方メートルの買収をめぐって大議論を展開をしておりました。私は今でもあの土地がこれからの習志野市の町づくりに多大な貢献をすると確信をしております。しかしながら、手をこまねいてみているばかりでは一歩も前進をしません。26億円がむだ金になってしまいます。組織機構を改正し取り組んでおりますが、今までの取り組みとこれからの展開についてお伺いをいたします。 第4は、新清掃工場であります。ごみ行政は待ったなしの行政であり、同時に巨額の税を投入しなければならない習志野市にとっての一大事業であります。この問題は私が環境経済常任委員長時代に具体化し、常任委員会としても視察を行った経過がありますが、議会内にも特別委員会を設置すべきではないかと提案をし、平成9年第2回定例会に設置され、本年第1回定例会に小倉委員長より報告がなされております。そうした議会の経過を受け、3月議会に市長は新清掃工場の炉は直接溶融方式で検討していくと報告しております。また先日各会派に新清掃工場建設に伴う生活環境影響調査書、これをいただき説明を受けました。改めてお聞きします。平成15年4月稼働に向けての作業スケジュールはどのようになっているのか、そして今何をしているのかお伺いをいたします。 第5は、人工海浜の整備であります。自由民主党習志野支部では、かつて3・3・3号線の県事業による整備促進や、3・3・1号線の踏切の立体化など、習志野市が抱える課題で千葉県当局に要望し、実現化を図る諸問題を自由民主党移動政調会に要望してきました。習志野市選出の県会議員村上睦郎県議には絶大な御支援を受け、その幾つかを実現化してまいりました。これを費用換算すれば、国際水泳場も含め500億円になろうとする習志野市の負担が軽減化されているのではないかと思います。 さて、その自由民主党移動政調会に対して要望しており、県の5カ年計画にも位置づけられております習志野市地先における市民待望の施設である人工海浜が県との協議はどうなっているのかお伺いいたします。 第6は、新総合福祉ゾーン整備であります。6月議会において事業主体である3法人に対する土地貸付契約が議決をされました。先ほど触れましたが実籾保育所跡地への民間による高齢者福祉施設誘致に次ぐ、第2段の民間活力導入による福祉事業の推進であります。都市部における新たな福祉施設設置のあり方として大いに注目される事業ではないかと大いに期待をするものであります。その後の各法人の動きとスケジュールについてお伺いをいたします。 第1回の質問といたします。            〔9番 川崎忠男君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。市長荒木勇さん。登壇を願います。            〔市長 荒木 勇君 登壇〕 ◎市長(荒木勇君) おはようございます。 きょうから4日間にわたって一般質問でございますけれども、きょうの日経にも習志野のことがちょっと触れられておりましたけれども、高サービス高コストではないかと、リストラ、高サービスができるような体制は今真剣に検討すべきじゃないかと、こういうような論評だったかと思います。 今回の一般質問で川崎議員を筆頭に、行革を初め多岐にわたって御質問、御提案があります。私ども執行部といたしましては、この提案、意見について真剣に受けとめて対応したいと、このように考える次第であります。 では、一般質問の答弁に移らせていただきます。川崎議員の一般質問にお答えいたします。 最初に、行政改革について答弁申し上げます。 本市の行政改革は、職員全員参画によるゼロからの出発をコンセプトに、右肩上がり期の発想を根底から見直すべく、行政みずから行政運営の総点検を行い、ゼロからの見直しを行うこととしております。この考え方に立って平成9年2月、21世紀への行革プラン(行政改革大綱)と計画の策定段階から実施できるものは直ちに実施していくとの考えから、平成8年度から平成12年度までの具体的、実行的な行政改革推進実施計画として取り組んでまいっておるところであります。 これまでの主な実績といたしましては、第1として事業の見直しがあります。平成8年度から10年度と行っており、8年度の見直しが9年度予算に約4億1,000万円削減として反映され、9年度においては全事業638事業の見直し等を行い、平成10年度予算編成に反映いたしました。その削減額は約4億3,000万円となっております。 第2には職員定数の管理があります。平成16年度末、平成17年度当初になりますけれども、16年度末を目標年次といたしまして、平成8年4月1日現在の職員数1,807人に対しまして200人の削減目標を立て、人件費の抑制を計画をしております。 第3に、時間外勤務時間の縮減があります。平成7年度決算額に占める時間外勤務手当額を基準といたしまして、12年度末を目標年次といたしまして30%、約2億円削減を目指し努力して、平成9年度までの実績で申し上げますと約251%、お金にいたしますと1億7,500万円を削減することができました。 第4は、保育所に関するプロジェクト、幼児教育を進めるための施設の配置計画に関するプロジェクト等の推進であります。これらのプロジェクトによる新しいサービスの提供と施設配置のあり方等について検討をしているところであります。 第5に、ソフト面でございますけれども、市民サービスの向上に向け申請書等の文書表現の改善、相談業務の多様化への対応といたしまして、女性の生き方相談の開設、また職員の能力開発として平成10年度職員研修の中で行政改革をテーマとして実施し、意識改革を図るとともに、その際の意見や感想を業務改革に反映させております。 第6といたしまして、行政改革推進実施計画の的確な執行管理があります。これは本市の行政改革を推進するに当たっての重点事項でもあり、平成10年度は主要事業として76の実施項目が計画されており、8月1日現在37事項が実施済みとなっております。以上が主な推進状況であります。 なお、200人の削減計画の推進に当たりましては、3カ年ごとの期間設定のもとに推進してまいる計画であります。推進に際しましては、サービスの低下を招かないように、職員の有効活用を目指し、組織機構の見直し、業務の見直し、研修等による資質の向上等総合的な対応をしてまいります。 次に、職員の給与等の検討事項についてでございますが、現在、1、勤勉手当の割り戻し、2、職務加算制度、3、住居手当、4、特殊勤務手当、5、旅費の日当の5項目について廃止及び一部見直しの検討をしております。これまでの取り組みにつきましては、視点を変えればまだまだ課題も数多くあると思われますが、第1段階として課題抽出ができ、ようやく緒についた状況であると認識をしております。 私は本年4月に行革の第2段階として行政改革の重要性と緊急性の観点から、行革推進本部を市長直属に位置づけ、行政改革を主導的立場から推進すべく行政改革推進本部長に理事職を配置いたしました。この意図するところは全庁に係るものや、各部単位では処理しきれない行政改革のより一層の推進を図ることを目的とし、1、各部長間の調整を図る。2、行政改革の明確な指示、助言、指導を図る。3、意思の統一を図る。4、意識改革の徹底を図る等でございます。今後行政改革をわかりやすく推進するために可能なものから逐次数値化し、そしてささいなことでもできるものから実行に移していくよう指示しております。現在推進実施計画の数値目標化の検討、意識改革や事業評価システム等先進自治体の取り組みについて調査研究をいたしておりますが、早期に実行に移していくことをしてまいらなければならないと考えております。 今までを振り返り、やはり最大の課題は職員の意識改革であると実感をしております。それにはまず情報の開示が必要であり、職員に財政状況等を理解しやすい形で説明をし、現状把握と認識を確実にするために、今後機会あるごとに情報開示の実施をしてまいりたいと考えております。 もう一点は職場であります。仕事の進め方や職場環境に関して意見交換や議論をより以上に活発化させていく必要があると感じております。その際のキーワードは生活者起点、すなわち市民起点の視点と発想に立ち戻って業務を見直すことであります。その際のキーマンは管理職であります。私は先頭に立って指示をし、管理職を初め職員を叱咤激励してまいります。 最後に、推進本部と私の評価でありますが、これまで以上に努力をしなければならないと肝に銘じているところでございます。今後とも、川崎議員を初め、議員各位の御協力、御指導を賜りたいと思います。 次に、職員の意識改革はどうかという御質問だったかと思います。私は市長就任以来、職員に対しまして市民の話をよく聞き、市民の視点に立って行政を考え、市民とともに町づくりをしていくという考えを、いろいろな機会をとらえて話して、語ってまいりました。職員は私の考えを理解し、十分だとは言いませんが、それぞれの業務をおのおのの責任を持って遂行してくれていると考えております。中でもまちづくり会議や各種の行事等では、私の行政運営の信条でありますキャッチボールコミュニケーションが、徐々ではありますが浸透してきており、市民と職員が一体となって取り組み、活気あふれる町づくりの実現に一歩一歩前進していると、このように感じているところであります。今後さらに私の信条と行政目標を職員にはっきりと示すと同時に、その実現に向けて市長としてリーダーシップを十分に発揮し、町づくりを進めてまいりますので、御支援、御協力をお願い申し上げる次第であります。 次に、JR津田沼駅周辺の開発の進捗状況について答弁を申し上げます。谷津市街化調整区域約36ヘクタール全体の取り組みといたしましては、平成8年3月に策定した3つの構想案を基本として、平成9年度には土地利用構想事業化基礎調査を実施し、核となる施設と、その核施設を含んだ全体の事業化構想案を検討いたしました。特に核となる施設の実現化に向けた取り組みといたしましては、委託作業の中で農業と都市計画に精通する学識経験者の方を座長とする研究会を設置し、施設内容、需要見通し等の検討を行いました。また核施設を含んだ全体約36ヘクタールの事業化構想につきましては、土地所有者の方々がそれぞれ土地を売却、賃貸、御自身での居住、あるいは農地としての利用ができる事業手法を検討いたしました。このほか平成9年度には谷津市街化調整区域の事業を実施する際の種地といたしまして、約1万平方メートルの用地を取得させていただきました。この土地は事業実施するまでの暫定利用でありますが、現在津田沼テニスコート・フットサル場として有効活用を図っております。 谷津市街化調整区域の事業を進めるための執行体制につきましては、平成10年4月1日の機構改革で、都市部にJR津田沼駅周辺開発室を新たに設置いたしました。職員4名が農家や畑へ出向いて戸別訪問を行い、平成10年4月1日以降、延べ105人の農家の方々とお話をさせていただいております。農家の方々は調整区域、市街化区域での土地所有の状況、後継者の有無、相続税納税猶予等、それぞれ異なった課題を抱えていらっしゃいます。これら農家の方々の個々の状況は、今後事業実施に際して個別対応が図られるよう現在整理を行っているところであります。 調整区域の開発に関する農家の方々の意向につきましては、時期を別にすれば、大方の賛同は得られているものと判断をしております。調整区域での土地利用を検討していくためには、地元の方が参画する検討委員会の設置が必要であると考えておりますが、農家の置かれている個々の状況が異なることから、地元の足並みをそろえるために、引き続き職員が地元回りを行い、地元をまとめる作業を行っていく必要があろうかと、このように考えておるところであります。 このような状況の中で、今後の具体的な作業といたしましては、1、土地所有者の方々への戸別訪問、2、農家の土地利用と資産運用に対応するケーススタディーの作成、3、本事業に対する民間企業の意向の把握、4、事業に関する土地活用等具体的な資料を作成しての勉強会、懇談会等の開催を実施してまいります。地元農家では高齢化、後継者の減少が進んでおり、このため市の土地利用の検討に対しましては、将来を楽しみに期待しているという声も聞かれます。事業を推進していくためには、農家を初めとする土地所有者の方々との合意が大前提であります。今後も引き続き、職員が土地所有者の方々への戸別訪問を行い、勉強会、懇談会等を通して町づくりに対する合意形成を図り、市民の皆様に開発してよかったと思われる事業を立ち上げていきたいと考えているところであります。 次に、新清掃工場について答弁を申し上げます。 現在の作業といたしましては、新清掃工場の溶融処理方式を直接溶融方式とし、規模は24時間運転で207トン、1日当たりですね、として、生活環境影響調査の縦覧を平成10年8月17日から9月16日まで実施しているところであります。 そこで、直接溶融処理方式に決定した経過及び施設規模について概略御説明を申し上げます。まず直接溶融処理方式にしたことについては、千葉県より平成8年3月、千葉県溶融スラグ利用促進指針が発表され、施設の建設に当たっては、より焼却残渣の少ない溶融技術の導入について検討するよう要請があり、また国においては平成8年6月に8年度以降の国庫補助要件となる施設から、灰溶融固化設備を設置するよう通知がございました。 以上の事柄を受けとめ、本市では新清掃工場建設計画に当たって、ごみを焼却後、焼却灰を溶融する方式、すなわち間接溶融方式と、ごみを直接溶融する方式、すなわち直接溶融方式についての中間処理施設比較検討書を平成8年度に作成いたしました。そこで芝園新清掃工場等建設検討委員会では、この比較検討書を基本に17項目にわたる比較検討を実施いたしました。その主な内容といたしまして、1、処理システムについては、間接溶融方式は焼却炉と灰溶融炉の2つのプロセスを設置する必要であるが、直接溶融方式はごみを1つのプロセスで処理でき、処理システムがシンプルである。2、処理対象ごみについては、間接溶融方式に比べ対象物の範囲が広く、可燃系以外に不燃系の残渣等も処理できる。3、スラグの資源化については、間接溶融方式では資源として流通実績がなく、直接溶融方式では既に流通実績がある。4、埋立処分量については間接溶融方式ではスラグ、メタルの流通実績がなく、埋立容量が多くなるが、直接溶融方式ではスラグ、メタルの流通実績があるため、減量化の信頼性が高く埋立容量が小さい。5、埋立処分費については、間接溶融方式では埋立処分量が多く費用負担が大きいが、直接溶融方式では不燃残渣の処理も行えるため大幅に低減できる。6、建設費については直接溶融方式はシンプルなプロセスであるため、間接溶融方式と比較して設備がコンパクトになり割安となる。7、稼働実績については両方式とも実績がある。 以上を比較検討し総合評価した結果、処理方式について平成10年2月18日、直接溶融処理方式が適当であるとの意見集約でなされました。また議会に設置されました芝園新清掃工場対策特別委員会におきましても、比較検討書を基本に種々研究検討がなされ、平成10年3月2日の議会において委員長より意見報告がなされました。そして芝園新清掃工場等建設検討委員会から溶融処理方式を、直接溶融処理方式とする旨の答申が平成10年3月17日にありました。 以上の経過を踏まえて、種々検討の結果、答申を尊重し、溶融方式を直接溶融処理方式と決定をいたしました。そして3月27日の議会最終日に直接溶融処理方式にて検討作業に入る旨の報告を行ったところでございます。 次に、施設規模についてでございますが、この算定方法につきましては、1番目といたしまして、市区域内から発生するごみ量を求めます。このごみ量は人口と1人当たり平均排出量を掛け合わせた量に、さらに事業系の1日当たりの排出量を加えたものであります。2番目として、有価物回収団体等での減量及びリサイクルプラザでの有価物選定による資源化量を求めます。3番目といたしまして、リサイクルプラザから発生する残渣量を求めます。以上のことからごみ発生量より減量分を除き、リサイクルプラザの残渣量を加えた結果、溶融処理を1533トン、1日当たりになるものであります。この算出に当たりましては人口推計及び拡大地域の事業系ごみの排出量に修正を加えております。施設規模は国で定められた計算式に基づき、溶融処理量に対して、実稼働率と調整稼働率で割り返した結果、207トン、1日当たりとなったものであります。 最後に、今後のスケジュールの主な点といたしましては、ダイオキシン類の恒久対策基準値が適用となる平成14年12月1日に対応するため、平成14年10月には稼働させ、最終点検を行い、平成15年4月の正式稼働に向けて取り組んでいく必要があることから、1番目といたしまして、平成10年10月には厚生省へ設備規模、型式、型ですね、地域住民との調整状況、環境対策等の計画を含めた廃棄物処理施設整備計画書を提出いたします。2番目といたしまして、平成10年10月から11年3月にかけて最終的な発注仕様書を作成する予定であります。3番目といたしましては、新清掃工場の建設工事の仮契約を平成11年5月ごろに予定し、本契約はその後の議会に提案する予定であります。4番目といたしまして、建設準備作業であります実施設計、交付申請、技術審査、建築確認申請、廃棄物処理施設設置届等を平成11年12月ごろまでに終了させ、12月1日ごろには着工させたい。以上の内容で取り組んでまいります。 次に、人工海浜について答弁を申し上げます。 長年にわたり市民の念願となっております人工海浜整備につきましては、さまざまな機会をとらえ早期実現に向けて要望を行ってまいりました。これを受け、千葉県では平成4年に改定した千葉港港湾計画において千葉北部・葛南東部地区の海浜、延長1,900メートル、うち習志野地先1,200メートルを対象に港湾の環境整備を図るため、海浜、緑地の整備計画を位置づけました。その後平成8年度から12年度までの5カ年を計画期間とする千葉県のちば新時代5カ年計画の中で、習志野市を含む千葉港海岸における海岸環境の整備及び潤いのある海岸づくり事業として明記されております。県では習志野地先の海岸整備計画の具体化を図るべく、平成9年2月には本市と共同による市民アンケートを実施、また同年3月には本市助役、市民代表を初め学識経験者、関係省庁の職員からなる千葉港海岸習志野地区海浜整備計画検討調査委員会を設置し、本年2月まで4回にわたり習志野地先の海岸整備の基本的な考え方について検討協議がなされ、委員会案が完成いたしました。これを受け、平成10年度に入り、県は当初予算で習志野地先の海浜基本計画策定に係る委託料800万円を計上するとともに、同委員会の推奨案をもとに、県の担当である土木部港湾建設課及び葛南港湾事務所と本市との間で具体的な事業内容を含め、今後の事業の進め方等について協議を行っているところであります。 委員会の推奨案に基づく県の考え方は、1、県の財政状況が厳しいことから、公共事業として取り組める範囲の事業を実施する。2、習志野地先1,200メートルのうち、千葉市側一部区間について都市海岸高度化事業を導入し、残り区間については人工海浜を整備する。3、東京湾内の広範囲な漁業関係者の同意を得ることが事業着手の前提である。4、全体事業費は約数十億程度、完成までは10年余りかかることが見込まれる。というものであります。本市といたしましては委員会での推奨案を基本としつつも、多くの市民が望み、そして喜んでいただける海岸整備を早期に実施していただけるよう県との協議を行ってまいります。 次に、新福祉ゾーンについて答弁を申し上げます。 新総合福祉ゾーン施設整備事業につきましては、平成10年第2回定例会において各法人に市有地の無償貸し付けについての議案の御承認をいただきましたので、現在、市と各法人との間において施設計画等の協議を重ねているところであります。また学識経験者並びに地域の代表者からなる習志野市新総合福祉ゾーン施設整備促進委員会を設置し、これまでに9回開催しておりますが、周辺環境も含めた4ヘクタール全体のコーディネートをお願いし、機能的な動線及び施設配置計画をその都度取りまとめながら、各法人に対し指導してまいりました。特別養護老人ホーム並びに精神薄弱者通所更生施設については、これらの意見を施設計画に反映しながら、この8月に千葉県との平成11年度国庫補助事業についてのヒアリングを終了いたしております。また老人保健施設については、10月中に県ヒアリングを実施する予定であります。今後の各法人のスケジュールにつきましては、建物の実施設計を進める中で、平成11年6月中の国庫補助事業の内示を受けた後、速やかに建設工事に着手、精神薄弱者通所更生施設は平成12年3月中の竣工、老人保健施設は平成12年4月中の竣工、そして特別養護老人ホームについては平成12年12月中の竣工を目指すとともに、完成後はそれぞれ1カ月か2カ月の開設準備期間を置いた後、施設をオープンする予定であります。これらの施設がオープンいたしますると、本市の高齢者保健福祉計画の達成状況は約90%になる見込みでありますし、現在、在宅で待機していただいている方々を初め、施設オープンを待ち望んでいる多くの市民の方々の希望に沿えることになると思います。 私はこの事業を実施するに当たり、4ヘクタール全体の総合福祉ゾーンを、単なる福祉施設は福祉施設ということではなく、習志野市の健常者も障害者も高齢者も、みんながそこに集うことができる場所にしたいと考えておりますし、21世紀の習志野の福祉の殿堂にするにはどうすればいいのか、どういうことを考えれば、多くの市民がそこに足を運ぶだろうか。そういう観点から設計等をするよう担当部に話をしております。具体的には幕張メッセやJR新習志野駅に近接した町の中心部に建設されることから、各施設においては設計の段階から快適な居住空間を努めて確保するように、また施設外の緑地については市民交流センターや市民広場と一体となった緑地の配置計画を進め、入居者のみならず多くの市民の方々が満足していただける施設内容になることを望んでいるところであります。そうした中で習志野市新総合福祉ゾーン施設整備促進委員会の委員の御意見を賜りながら、施設の外観、屋根の色、植栽の種類から配置など、既存施設を含めた4ヘクタール全体の統一された施設計画になるよう、各法人も含めながら引き続き今後も作業を進めてまいります。 第1回の答弁を終わります。 訂正を申し上げます。 新清掃工場に係る答弁中、今後のスケジュールの中で、工事の着工時期を平成11年12月1日ごろと申し上げましたが、これは平成12年1月ごろ、平成12年1月ごろの誤りでありますので訂正させていただきます。以上でございます。            〔市長 荒木 勇君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) 9番川崎忠男さんの再質問を許します。 ◆9番(川崎忠男君) ただいまは各項目について詳細に御答弁ありがとうございました。2項目再質問をさせていただきます。 まず、新清掃工場に対する問題でありますが、議会において特別委員会を設置をいたしまして、いろいろと協議を重ねてまいりました。その中にありましたように、技術は日進月歩であると、もう1年ぐらいおくらせたらどうかと、こういうような意見もあったわけでありますけれども、この辺はどのように整理をされたのかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) お答えいたします。 1年おくらせたらという意見もいただきました。私どもは現在ダイオキシン類対策としての大気汚染防止法の施行令が平成9年8月29日に公布され、平成9年12月1日より現在施行されております。この規則の内容につきましては、現在の既設炉につきましては5ナノグラムとなっておりますが、平成14年11月30日までの間はこの適用が猶予されております。したがって80ナノグラムとされているところでございます。そこで現在予定しております新年度早期の発注を非常におくらせることにつきましては、新基準が適用になる平成14年12月1日におきましての新炉の完成がどうしても不可欠ということでありますので、今後のスケジュールを考えますと、おくらせるということは大変困難であるというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(保月美世子君) 9番川崎忠男さん。 ◆9番(川崎忠男君) 続いてまいります。 この選択された炉は何でも燃やせる炉なんです。そうしますと、習志野では今資源化に取り組んでおりまして、リサイクルプラザとのどう関係をつけていくのかお伺いいたします。
    ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) お答えいたします。 私どもでは、平成7年度に作成いたしました廃棄物循環型社会基盤整備事業計画書というのがございます。これは住民に対しましては、ごみに、できるだけ排出を抑制ということを諭しております。出てきたごみに対しては、またできるだけ資源化、どうにもならない残渣類については溶融し、あるいは余熱利用で熱エネルギーを回収していくシステムを構築ということで実施していこうとしているのでございます。 そこで、リサイクルプラザの役割ということでございますけれども、大きく分けて2つございます。1点目といたしましては不燃ごみ、可燃ごみ、そういうものの中から資源を回収するという作業、そして2点目といたしましては不用品の補修、再生品のあるいは展示ということに対して、住民に対してのリサイクルの趣旨を啓発するという、こういったものです。このことから現在は資源を回収し、した後の残渣類につきましては、焼却灰とあわせまして、最終処分場の方へ埋め立てております。新しい新清掃工場ではこれらにつきまして可燃ごみとあわせて、この残渣類を溶融し、スラグ化ということで再資源化の材料等にしていきたいという行為を行っていきたいと、こんなふうに考えております。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 9番川崎忠男さん。 ◆9番(川崎忠男君) 今現在こういう世の中でございます。大変不透明な時代でありますけれども、このもとになります人口推計をどのように行ったのか、そしてまた拡大地区に企業が進出した場合、現在の計画施設規模で対応できるのかどうかお伺いをいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 私どもの計画の人口推計につきましては、現在公表されている市の新基本計画、これによりますと平成20年の人口は17万600人ということでございます。私どもがこれを使用しますと、この17万600人の数字でいきますと、平成10年3月末現在では既に計画と実績との差が8,000人という差が生じております。これをそのままストレートに使用しますと、過大な炉の規模になってしまいますということでございます。したがいまして、私どもは現在都市マスタープランの策定が進められておりますが、この中で検討されている幾つかの推計値、これらを参考にして平成21年度の推計人口を推計いたしました。そして16万3,071人という形で推計したもので修正したということでございます。 また、拡大地区の問題につきましては、企業が進出した場合、これは事業系のごみにつきましてはふえるわけでございます。これは施設の稼働率、こういうものがありますので、この中で対応していきたいと、こんなふうに考えております。 ○議長(保月美世子君) 9番川崎忠男さん。 ◆9番(川崎忠男君) いずれにしましても、新清掃工場建設は習志野市にとりましても一大事業であります。どうぞひとつ間違いのないようにしっかりとやっていただくことを強く要望しておきます。 次の質問にまいります。 次には、人工海浜の整備についてでありますが、今市長の第1回の答弁によれば、千葉県の平成10年度当初予算において、習志野地先の海浜基本計画策定にかかわる委託料800万円を計上したとのことでありますが、人工海浜の整備につきましては、習志野市民の長年の念願となっておったわけでありますけれども、私どもは自由民主党移動政調会などを通じまして要望を行ってまいりました。基本計画段階といいますが、予算措置がされたということは、事業の実現に向けて大きな前進があったものと受けとめていきたいと思います。また、これまで粘り強く千葉県と交渉してこられた市長以下、職員各位の功績をたたえたいと思います。 そこで重ねてお伺いしますが、県での予算措置に至るまでどのような苦労があったのか、そしてまた今後事業をさらに具体化していくためには、焦点となるものはどういうものなのかお伺いしたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。企画政策部長安部博さん。 ◎企画政策部長(安部博君) 川崎議員さんから2点にわたりまして再質問がなされたというふうなことでお答えをさせていただきたいと思います。 まず、第1点目でございますけれども、先ほど市長が御答弁申し上げましたとおり、県が予算措置に至っているわけでございますが、それまでの経過ということでございますんですが、実は平成9年2月に習志野市と、それから県と共同いたしまして、市民アンケートを実はとりました。そのときにお答えをいただきました市民の皆さんの77%の方が、砂浜のある海辺がよいというふうな御回答をいただいております。そこでこの多くの皆さんから寄せられました御希望を、いわゆる推薦案というんでしょうか、その中にどこまで取り入れてもらえるかということが私どもの大きな課題でございました。おかげさまをもちまして、先ほど市長からお話し申し上げましたように、千葉港海岸習志野地区海浜整備計画検討委員会におきまして、いろんな御検討がいただいた中で、推進案の段階ではございますけれども、本市の海岸部の1,200メーターのうち、400メーターは護岸でございますけれども、残り800メーターにつきましては砂浜のある海辺ということで整備をしようというふうな絵ができ上がったということでございます。この案に基づきまして、私どもとしてはこれから県と交渉を進めていかなければならないんだなというふうに思っております。 以上が予算経過といいましょうか、予算が計上されるまでの経過でございますけれども、今一体全体どんなことをやっているのかということについても若干触れさせていただきたいと思いますが、今まで私どもは県と2回にわたりまして、6月とそれから8月でございますが、2回ほど会議をさせていただきました。これからはもう一度といいましょうか、これからは9月に、今月の終わりごろになると思いますが、多分議会が終わった後になろうかと思いますけれども、県との交渉をしていこうというふうなことで、県と今協議をしている、日程調整をしているわけでございますけれども、どんなことを要するにやっているのかということでございますけれども、具体的に絵にかかれている部分、この部分について、いろんな施設内容とか、あるいは共通事項というんでしょうか、そんなことについて県と私どもと基本的な部分について、いろいろと話をしていこうというふうなことをまずやっております。 それとあわせまして、後背地の整備についてもやろうというふうなことで、後背地の整備についても協議をしていこうというふうなことでございます。特に8月5日でございましたんですが、県の方から施設の内容についていろいろ説明を聞く中で意見交換を行いまして、次回には具体的な施設のいろんな図面だとか、施設の内容だとか、それから千葉県で実施をしておりますけれども、千葉市内で行っております親水護岸、これの計画についてのいろんな内容、あるいはほかのもろもろの情報、そんなものをぜひ御提供いただきたいというふうなことで、先ほど申し上げたように、9月の議会終了後県と調整をしながら会議のときにいろんな資料を入手したいというふうに思っております。 それから、第2点目の今後の事業をさらに具体化していく中で、焦点何かというふうなことでございましたんですけれども、この点につきましては総論合意あるいは各論不一致という、そういうふうなことが生じないように、当初からきちんと私どもと県と負担割合だとか、あるいは事業費の割合だとか、あるいは施行いたします範囲だとか、そんなものを後背地の整備を含めまして、きちんと決めることを決めていきたいというふうなことがまず第1点だろうと思います。 それともう一つは、これは漁業関係者の皆さん方と合意の形成がないと、この事業はまずできないというふうなことでございまして、県の方からも大変難しい問題です、あるいは時間がかかりますよというふうなことをおっしゃっていただいておりますけれども、我々といたしましても、先ほどお話のございましたように、皆さんが要望している、あるいは待ち焦がれている施設でもございますので、我々としても努力をしていきたいというふうに思っております。以上でございます。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 9番川崎忠男さん。 ◆9番(川崎忠男君) ありがとうございました。入手をしっかりお願いします。 それでは最後になりますが、荒木市長にお伺いいたします。今私が質問をした以外にもたくさんの事業をされてきたわけでありますけれども、今この時代に決断、実行をしていくということは大変な御苦労があったということであります。歴代市長が整理をされなくて、荒木市長がめぐり合わせで整理決断をしなければならない問題、そして今の時代にそぐわないシステムを変えていかねばならない問題、いろいろありました。賛成もあれば反対もありました。ときには為政者は、つまり政治家は50年、100年を見越す先見性を持ち合わせていかなければなりません。今この時代に決断をしなければ、まさに時を逸し、将来に大きな禍根を残すこととなります。苦渋の選択をしてまいりました。しかし、まだまだ山積した問題はあります。事業も半ばであります。御苦労が重なるわけでありますけれども、ぜひ来期も引き続き市長の座について、リーダーシップをとっていただきたいわけでありますが、今の市長のお気持ちをお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。市長荒木勇さん。 ◎市長(荒木勇君) 今御指摘をいただきましたとおり、習志野市は大きな課題がたくさんありますし、私自身も志半ばという、そういう案件もあります。そういう中で将来を、習志野市の展開をどうするかというのは、毎日苦悩をしているところでございます。ただ私は今の心境を申し上げますと、先ほど9月2日だったと思いますけれども、部課長会議でも申し上げましたとおり、役所が仕事を本当にやろうじゃないかと、幹部1人1人が本当にみずからやはり見直して出発しようじゃないかと、については9月から12月まで一番我々は仕事をしなければならなん時期だろうと。一日一日をむだにしないように頑張ろうじゃないかと、こういうような話をさせていただいたばかりでございまして、私の今の気持ちの中は、まず一日一日を一つ一つしっかりと仕事を推進する。1,700人の職員と一緒に頑張り抜こうと、そういう気持ちでいっぱいであります。 したがいまして、次の選挙どうかということにつきましては、現時点におきましては、まだそういう意思表示をきちんとする段階ではない、もうちょっと私自身も、あるいは役所の様子もいろいろ検討した上で、とにかく任期中一生懸命やろうと、こういう決意で今いると、こういうふうに申し上げたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 9番川崎忠男さん。 ◆9番(川崎忠男君) 大変謙虚な御答弁をいただきました。ぜひひとつ来期もよろしくお願いをいたすわけでありますけれども、今期はいろいろありました。例えば敬老祝い金の問題、JR津田沼先の土地買収の問題、藤崎の土地の問題等々ありました。ちまたでは批判のチラシ、ビラがまかれ、また車にスピーカーをつけての各地での遊説、批判も多少のところであるならば、それもいいわけでありますが、緊張感または自覚につながっていくと思うわけでありますけれども、余りオーバーな、針を棒のように言われては、耳を覆いたくなるものであります。我々市長与党としましては、各地域に議員がおります。それぞれの立場で地域の中の会合、常会、または小グループの会合の中で、またサークルの中で市長の考え方、そしてまた我々の考え方をお話をし、正しく理解をいただくために、機会あるごとに説明、お話をしてきております。また私どもの広報等によりましても、詳しく説明をし配布をいたしてきました。どうぞひとつ荒木市長、市長人生ど真ん中、紛れもなく正しく、15万市民の先頭に立って指揮をとっていただきたいと、かように思うわけであります。21世紀の習志野に夢をもたらす、住んでよかった習志野と多くの市民が誇りを持てる町づくりをしていただきたい。我々与党といたしましても、万感の思いを持ちまして、より一層の支援をしていくことを約束いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(保月美世子君) これより同一会派の関連質問を許します。関連質問ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 以上で9番川崎忠男さんの質問を終わります。 次に、11番加瀬敏男さんの質問を許します。登壇を願います。            〔11番 加瀬敏男君 登壇〕 ◆11番(加瀬敏男君) 議長さんの御指示により、習政会の一般質問をさせていただきます。 質問の第1は、JR津田沼駅南口整備についてであります。JR津田沼駅は習志野新基本計画の重点プロジェクトの一つとして、JR津田沼駅周辺広域都市拠点形成を掲げて、JR新習志野駅周辺整備とあわせて二大核の形成、ペアシティ構想の実現を目指しております。特にJR津田沼駅南口は市の表玄関にふさわしい個性と活気のある町並みを構築すべくJR津田沼駅南口総合基本計画を作成いたし、調整区域36ヘクタールを含んだJR津田沼駅南口整備の種地として昨年取得した土地について、土地購入後市民の意識がどのように変わってきたのかお伺いいたします。 また、JR津田沼駅南口は相変わらず土曜、日曜には通過車両、駐車場待ちの車両で渋滞を引き起こしております。さきの議会においても地下駐車場の提案をいたしましたが、検討していくとの答弁がありましたが、どのような検討をなされたのかお伺いいたします。 質問の第2は、幕張新都心拡大地区についてであります。千葉市と習志野市にまたがる拡大地区は、新駅設置の予定もあり、立地条件もよいことから、好況時には百数十社の企業などから引き合いがあったものの、バブル崩壊に伴い企業進出は停滞、分譲予定の22区画のうち9区画は民間企業など8グループ11社と契約済み、さらに4区画は4社との契約が内定しているが、ビル着工に踏み切る団体はまだない。残る9区画は契約のめども立っていない。県は検討委員会を設置し見直しを図るとのことだが、習志野市としてはどのようにかかわっていくのかお伺いいたします。 質問の第3は、市単道路についてであります。市単道路の見直しについては現在策定中の習志野市都市マスタープランの中で良好な道路体系の構築を図るため、全市的な観点から検討しているとのさきの答弁がありましたが、市単道路計画の見直しについて、どのような検討をしてきたのかお伺いいたします。 質問の第4は、緑住区画整理についてであります。国は市街化区域内の宅地化農地を計画的に宅地化すること、生産緑地を活用した良好な都市環境を保全することを一体的に行う事業として、緑住区画整理事業が創設されたわけです。本市にあっても谷津地区については現在施行中ですが、鷺沼台3丁目ミニ区画整理のその後の経過についてお伺いいたします。 質問の第5は、福祉問題についてお伺いいたします。現在身体障害者に対する行政の支援活動にありましては、年々見直され向上していると思います。しかし、そうしたさまざまなサービスを利用するためには、身体障害者手帳の交付を受けることが絶対的に必要とされています。しかし突然の病気や事故で身体の自由がきかなくなったとしても、進行性の病気や回復途中など、その程度が固定されないものは手帳の交付を受けることができません。しかし交付を受けられない人であっても、家族に世話をしてもらうことができない場合などもあります。そうしたさまざまな理由で介護支援の必要な人たちに対する支援についてお伺いいたします。 質問の第6は、教育問題についてであります。まず松盛新教育長に教育の基本理念についてお伺いいたします。 質問の第7は、道路問題についてであります。都市計画道路3・3・3号線も来年、平成11年4月供用開始を目指し、本線の道路築造工事を実施しているところと思いますが、都市計画道路3・3・3号線及び3・4・9号線の進捗状況についてお伺いいたします。 以上で私の第1回目の質問を終わります。            〔11番 加瀬敏男君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。市長荒木勇さん。登壇を願います。            〔市長 荒木 勇君 登壇〕 ◎市長(荒木勇君) 加瀬議員さんの御質問にお答えいたしますが、教育問題につきましては後ほど教育長より答弁をいたします。 では、順を追って答弁をいたしたいと思います。 最初に、JR津田沼駅で土地購入後市民の意識はどのように変わっただろうかと、こういうような御質問であります。 JR津田沼駅南口周辺は本市のペアシティ構想の実現のため、魅力ある広域都市拠点の形成を図らなければなりません。現在駅に隣接してJR直営のホテルが建設され、また住宅展示場跡地には書店の丸善さんや、手芸用品のユザワヤさんが入る商業施設がオープンしようとしております。 南口周辺の町づくりは本市にとって最重要課題であり、特に谷津市街化調整区域36ヘクタールの整備については、全庁的に取り組みを行っておるところであります。平成9年度には谷津調整区域土地利用構想事業化基礎調査を実施し、核となる施設とその核施設を含んだ全体の事業化構想案を検討するとともに、事業を実施する際の種地として約1万平方メートルの用地を取得させていただきました。この土地は事業を実施するまでの暫定利用ではありますが、現在津田沼テニスコート・フットサル場として有効活用を図らせていただいております。 この用地取得については市の事業に対する意気込みを感ずるという御意見もいただいており、また周辺農家の方々からは市が所得してくれてよかったという御意見もありました。調整区域の開発に対する農家の方々の意向につきましては、時期は別にいたしまして、大方の賛同は得られるものと判断をしております。この土地取得を契機として事業への積極的な取り組みを行っておりますが、今後も引き続き職員が土地所有者の方々への戸別訪問等を行い、勉強会、懇談会等を通して、町づくりに対する合意形成を図り、市民の皆様に開発してよかったと思われる事業を立ち上げていきたいと、このように考えております。 次に、JR津田沼駅南口周辺の地下駐車場等の整備について、どういうふうに進捗をしているかという御質問でございます。JR津田沼駅南口に地下駐車場の整備ということでありますが、JR津田沼駅南口周辺での不特定多数の利用者を対象とした路外駐車場は、平成10年8月末現在5施設、1,195台あり、特定の休日においては商業施設に附帯した駐車場への入庫待ち車両が路上に並び、走行車線を減少させるといった交通阻害などに関する問題が発生をしております。 そこで、本市においても駐車場法に基づく駐車施設整備に関する基本計画を策定し、この中で駐車施設の整備を重点的に推進すべき地区として、JR津田沼駅前地区とJR新習志野駅前地区の2地区を指定いたしました。そのうち、JR新習志野駅前地区は、将来的にデザインマニュアル等で駐車施設の整備が計画されているため、整備計画の対象地区は、JR津田沼駅南北口に限定をし、平成22年度までに南北合計で休日において1,000台分必要と計画をしております。そこでJR津田沼駅前地区に対する整備の方向性を定めるべく、平成10年6月1日に各関係部担当職員によるJR津田沼駅南北口駐車場建設検討プロジェクトを庁内に設置し、今日まで3回の協議を重ね、駐車場建設に係る事業計画、財源の確保並びに資金計画、運営方法及び運営主体、また事業の採算性等について、平成10年度末を目標に検討を重ねているところでありますので、しばらくお時間をいただきたいと思います。 次に、拡大地区についての御質問でございます。 千葉県では幕張新都心を取り巻く社会経済環境が大きく変化していることから、このような新しい時代潮流に的確に対応しつつ、さらなる発展と長期的な視点に立った町づくりを進めるため、本年5月幕張新都心第2ステージ推進方針を策定いたしました。この中で拡大地区については、幕張新都心の将来都市像の形成に重要な役割を果たす地区と位置づけ、その上で今後の整備のあり方について進出予定企業、学識経験者及び関係機関等からなる検討の場を設けるとされており、この方針に沿って幕張新都心拡大地区将来ビジョン検討委員会及び幹事会が設置されました。この検討委員会には千葉、習志野両市の助役が委員として、また幹事会には同じく両市の企画担当部局長が幹事として委嘱を受け参画をしております。 本年8月24日には第1回委員会及び第1回幹事会の合同会議が開催され、幕張新都心の現状や首都圏における都市開発動向などにあわせて、今後のスケジュールについて、事務局である県企業庁より説明がなされました。県の意向といたしましては、本年8月から1年半程度の期間をかけ、拡大地区の整備のあり方に関する委員会の見解をまとめたいとのことであります。特に土地賃貸方式の導入、土地今所有権で売買ということでございますけれども、土地賃貸方式の導入については、幕張新都心第2ステージ推進方針で明らかにされた海浜幕張駅前タウンセンター地区のみならず、拡大地区の商業ゾーンにも適用するなど、現下の経済情勢の中で企業が進出しやすい環境づくりに努めていかねばとの考えがあるとの発言も受けております。 そこで、本市といたしましては、この委員会、幹事会の場を通じて一刻も早く拡大地区に企業が進出できる環境づくりや新習志野駅前商業業務地区への進出についても発言、提案を行ってまいりたいと思います。 次に、市単道路の今後の見直しについて、どういうふうに検討をしているのかという御質問であります。市単道路の見直しについては平成9年第4回定例会において御答弁申し上げましたが、現在策定中の習志野市都市マスタープランの中で良好な道路体系の構築を図るため、全市的及び地域的な観点より検討を継続しております。 具体的な検討内容は、1、道路体系構築の上から新たに必要と考えられる路線の検討、2、周辺の道路網状況から必要性の少ない路線の廃止に関する検討、3、緑住区画整理事業等の一体的な面整備事業が検討されている地域については、面整備事業の進展にあわせて変更の検討、4、行きどまり道路、狭隘な道路等防災上また安全上支障がある地域での検討であります。このような観点から現在既に完成している10路線を除く23路線について廃止、変更または新たに位置づけすべき路線の検討作業を進めているところでございますが、将来道路網を考慮しながら、また用地取得状況や整備状況等の事業経過も踏まえながら結論づけてまいらなければなりませんので、これまたいましばらくの時間をいただきたいと思います。 次に、緑住区画整理事業について答弁を申し上げます。 緑住区画整理事業は市街化区域内農地等について計画的な宅地化を図るとともに、良好な都市環境を保全しながら、農地所有者が主体となって面的整備を一体的に行う事業であります。この制度を活用するため、事業化の可能な地区を選定するとともに、事業費の一部を補助する習志野市緑住区画整理事業補助金交付要綱を制定し、各地区の代表者及び地権者に対して事業内容及び補助内容等について説明、PRをして、事業化への誘導に努めてまいりました。その結果、最初の施行地であります谷津コミュニティセンター地区につきましては、昨年12月11日に習志野市谷津第一土地区画整理組合として認可をし、現在施行中であります。今後のスケジュールといたしましては、本年度中に大方工事が完了し、平成11年度には事業完了の予定であります。 次に、鷺沼台3丁目地区についてでございますが、この地区は面積が約5ヘクタールと広い上に、地権者の数も約50名おられますことから、地区全体の約8割を所有し、事業化を左右すると思われる農地所有者に対しまして、本年4月に第1回目の勉強会を、7月に第2回目の勉強会を実施し、事業についての制度や進め方、並びに市の取り組み状況等について理解を深めていただいたところであります。加えて8月28日には緑住区画整理事業の先進地であります千葉市小中台地区の視察を実施したところでもあります。事業化を進めるに当たっての前提条件である組織化にはまだ至っておりませんが、その必要性については十分認識をしていただいたものと考えております。また勉強会の過程において地権者の方々から構想図作成の要望が出されましたので、現在作成しているところであります。今後につきましては、さらに勉強会を重ね、作成された構想図等をもとに、地権者と協議検討をしながら、既存の宅地も含めた全体の勉強会、説明会へと運び、地域の組織化を図りながら合意形成に向かって誘導してまいりたいと考えております。 次に、福祉問題について答弁を申し上げます。 身体障害者とは身体障害者福祉法に基づく障害の等級に該当する方であって、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けた方をいいます。この身体障害者手帳の交付を受けるには、障害の程度が固定した段階で市の窓口を経由して、身体障害者福祉法に定める指定医師の診断書と写真1枚を添えて都道府県知事に申請することになりますが、申請から交付まで約2カ月かかります。この手帳が交付されますと、さまざまな福祉的サービスが受けられることになります。御質問の疾病や事故等のけがにより入院治療中またはリハビリを受けている間は、障害の程度が固定しておりませんので、まだ障害者として認定はできません。したがいまして、このように障害が認定される前の段階で援護することは制度上ございません。つきましては将来的な課題として十分研究させていただきたいと思います。 次に、3・3・3号線、3・4・9号線の進捗状況について答弁を申し上げます。 3・3・3号線の第1工区の国道14号から市役所通りまでの区間につきましては、延長507メートル、幅員22メートルを整備するもので、本線の道路築造工事を実施しているところでございますが、側道部及び擁壁部計画地の地権者のお一人の協力が得られておりません。私自身も何度かお会いして協力をお願いいたしましたが、協力を得るに至りませんでした。この方の土地は本線部分にはかからないものの、側道及び擁壁部に位置し、協力が得られないと計画どおりの4車線道路を築造することができない状況にあります。本工区の用地買収率は99%に達しており、一刻も早い開通が望まれております。したがいまして、この方の協力が得られるまで2車線の暫定整備を行ってでも、平成11年春には供用開始すべく千葉県と協議を行っているところであります。 第2工区の市役所通りから市道00-009号線までの区間、マラソン道路までの区間でございますが、につきましては延長635メートル、幅員22メートルから40メートルを整備するもので、本年2月に千葉県が事業認可を取得し、事業着手しているところであります。平成12年度までに道路用地取得、平成12年、13年度に道路築造工事を実施する予定となっており、現在用地の取得に努めているところであります。 3・4・9号線につきましては、京成津田沼駅から市道00-011号線までの延長1,100メートル、幅員16メートルを整備するものであります。本年7月をもちまして鷺沼小学校前までの整備工事が終了いたしましたが、ここから市道00-011号線までの部分においては、1軒の地権者の方の望まれる代替用地が確保できないため、建物移転ができておらず施行できない状況にあります。現在代替地の確保に努めており、本年度中には移転交渉を完了させたいと考えております。したがいまして、道路築造整備は来年度になる見込みであります。 第1回の答弁を終わります。            〔市長 荒木 勇君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) 続いて答弁を求めます。教育長松盛弘さん。登壇を願います。            〔教育長 松盛 弘君 登壇〕 ◎教育長(松盛弘君) 新教育長としての教育の基本理念についてでございますが、まず21世紀に対応できる児童生徒の育成が最も重要なことと考えます。生きる力を育成し、社会の変化に対応できる健やかで心豊かな児童生徒の育成を目指し、豊かな人間性を育てる教育の充実に努めなければならないと考えます。 幼児期は人間形成にとって大切な時期であり、幼児を取り巻く家庭環境や社会環境の変化は、幼児の発達に大きな影響を与えるものであります。そのためには地域社会における幼稚園の新たな役割を担うべく、積極的な幼児教育の推進を図るつもりでございます。 小中学校におきましては、1人1人の個性を尊重し、可能性を伸ばす指導の工夫や、子供の関心、興味、意欲を重視した指導の充実に努めてまいります。そのためには教師の資質、力量を高めるべく視聴覚教育、コンピューター教育、教育相談等に関する調査研修を学校及び教育センター等の充実、活用を図りながら、教師の側からも質の高い教育を目指すために努力してまいりたいと思います。 また、世界の中の日本人として誇れる人間を育成するため、英語指導助手の学校派遣や姉妹都市との教育交流の推進等、国際理解を深めるための環境づくりを推進してまいります。 昨今問題となっておりますいじめや不登校についても、1人1人の児童生徒の理解を十分に行い、よりよい人間関係づくりや自己実現を図るための指導のあり方の研修はもちろんのこと、スクールカウンセラーの配置や家庭、地域との連携を図り、児童生徒が心身ともに調和のとれた成長が図れるよう、みんなで努力していかなければいけないと考えております。 高等学校においては、市立学校として特色ある学校づくりのため、今後も文武両道を推進し、市民が誇れる高校、地域に密着した親しみのある高校を目指します。 また、平成14年に始まる学校週5日制と第3次教育改革に伴ってできる総合的な学習の時間の使い方の工夫が必要だと考えます。ボランティア的なこと、地域のこと、国際理解教育のこと、コンピューター学習のこと、その他さまざまな学習内容を工夫し、子供たちの考える力、調べる力、発表する力などをどんどん伸ばして基礎学力をつけていくことが、心を育てることにつながると考えています。卒業させたら終わりということでなく、幼、小、中が関連して一人の子供が育っていく経過を追跡研究しながら、それぞれの教育を見直していくことも重要だと思っております。 生涯学習においては、一市民、一文化・一スポーツ・一ボランティアを目標として、すべての市民が生涯のそれぞれの年代に応じて、教育、芸術文化、スポーツ等の自主活動を行うことができる環境づくりと指導者の育成を推進してまいります。そのためには、全公民館地区での地域学習圏会議の開催や公民館でのふれあい相談の実施、市民カレッジの充実を図り、市民相互の連帯意識を高めることができるよう、生きがいのある充実した地域社会づくりを目指します。 また、青少年が健全に成長するための環境づくりとして、青少年ボランティア活動の育成や都市間交流を実施し、家庭、学校、地域が連携して家庭教育の支援を図ります。健康で潤いのある社会生活を目指し、芸術文化、生涯スポーツ活動を充実させ、生涯学習の振興に努めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、子供たちが健全に育ってこそ地域も発展していくと思います。情報公開、地域でのコミュニケーションを大切にした開かれた行政、教育委員会を目指していきたいと思っております。以上です。            〔教育長 松盛 弘君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さんの再質問を許します。 ◆11番(加瀬敏男君) まず、JR津田沼駅南口についてお伺いいたします。 昨日この「KIRACO」の2周年記念号が届けられましたけれども、この中に一市民の要するに習志野市民の「こんなまちにしたいな、わたしのまちの未来像・夢の設計図」というのが語られております。その中において、JR津田沼駅南口をおりますと、大きな通りを一歩過ぎると、そこはここが町中かと思われるような静けさで、ドイツの田舎を思わせるような町並みということです。それで中に入りますと、フランスのプロバンス地方の町の入り口にあるような大きなアーチがあって、そこには「習志野農業テーマパーク」と書かれており、その中に入りますと、中世のフランスのような町並みがあり、大きな農園工場があると。そういういろいろ夢が語られまして、その中にはいろんなバイオテクノロジー、また無農薬野菜、食べて、見て、飲んでというような夢が語ってあり、要するにここは地権者の人たちと技術者と役所が知恵を出し合い、21世紀の食糧生産に取り組んでいるんだよ。経営は第三セクター習志野農業テーマパーク株式会社といって、観光客も年々ふえていると、そういう夢でございまして。それから、その横の広場では谷津小学校の子供たちがオーケストラの練習をし、休みの日にはそこで演奏会を催しているというすばらしい夢が語られております。 一市民がこういうすばらしい夢を習志野市の谷津36ヘクタールに期待しておるわけなんですけれども、それについて谷津の調整区域36ヘクタールのうち、昨年市が1万平方メートルですか、用地取得をいたしました。市民の中から事業に対する意気込みを感じるとか、市が取得してくれてよかったというような意見もあったと聞き及んでおりますが、先ほどの他の議員の答弁においては、開発の時期を別にすれば、大方の賛同は得られているとの答弁がありましたが、この地区は36ヘクタール、200人からの地権者がおるわけですから、今の社会経済状況を見まして、そんな甘い認識でよろしいのかどうか市長の御見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。市長荒木勇さん。 ◎市長(荒木勇君) 確かに市民、いろいろ新聞で話題になりました。そういうようなこともあって、非常に関心が持たれている土地であるということです。それについては、そういう一つの市民から夢を語るということ、私は非常に私の行政にとってもありがたいことだなと、こう思っておりますし、そういう市民の意気込みというんでしょうか、夢というんでしょうか、そういうことに対してはやはり行政もしっかりと対応していかなきゃならんなということをつくづく今感じておるところでございます。 ところで、今、その中身は別といたしまして、御指摘のとおり、こういう景気、経済状況でございますので、そこら辺でどういうものが一番いいのかということは、まだ私どもとしても100%これでいけるなんていうあれはないんです、はっきり申し上げますと。そこでいろいろな意見を聞きながら、将来を展望しながら、これから地元の検討委員会も含めてやっていこうと。しかしながら、要は地権者なんです。地権者が御指摘のとおり150人から200人いらっしゃいますものですから、そこの合意形成がうまくいきませんと何もならないわけなんです。 そういう中で、今地道な活動でありますけれども1人1人の地主さん、あるいは地権者の皆さんと担当職員が会って、この農家の方はどういうことを心配されているのか、この農家の方はどういう意見を持っていらっしゃるのか、1軒1軒その意向をしっかりまず受けとめて、そしてそれに対して、その課題に対して行政として、あるいは一般的社会通念的にどういうふうに対応するか、答えを、答えをやっぱり示していかなきゃならない。そういう作業をやはりじっくり今やって、あわててやらずに、そこら辺の農家の意向というか、農家の考え方、そしてまたこれからのありよう等について、もうちょっとやっぱりじっくりと足を地に着けた展開をしようというのが、今の段階でございまして、確かに御指摘のとおり、景気はこういうことでありますので、そう簡単に農家の人たちもこれがいい、あれがいいという選択はなかなか難しいと思います。そういう中でいろいろな問題が山積をするでしょうし、これを克服しながら将来のビジョンをしっかり示して、大方それについてはいいだろうという、総論はいいとしても、各論になりますといろいろたくさん問題を抱えていらっしゃいますものですから、どちらかと言えば、そのような各論の部分に入っているというような御理解いただければいいんじゃないかと思います。 しかし、この土地につきましては確かに経済状況はこうでございますけれども、大きな企業から非常に関心を示されているところではあります。具体的にはまだ進みませんけれども、そういうことで大いに私ども期待し、答弁をしておりますとおり、民間活力も十二分活用していかなければ、これはできる問題ではありませんので、農家の皆さん方、その他いろいろこれからひとつ正念場を迎えるだろうと、このように感じております。 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) それで昨年本市が取得した土地、現在事業実施するまでの間、暫定利用としてテニスコート場とまたフットサル場として有効利用を図っているわけですが、この4月から8月までの利用状況をお聞きしましたところ、利用者がだんだんふえてきていると。総数だとこの5カ月の間で2万8,884人ですか、大変な利用者が利用して、市民は非常に喜ばしいことだと思いますが、この土地は36ヘクタールの要するに種地としての重要な土地であることを銘記し、現在の暫定利用が事業の足かせにならないよう私は強く要望したいと思いますので、御理解していただきたいと思います。 それから、地下駐車場の件ですが、JR津田沼駅南口周辺では約1,000台の駐車場が、車の駐車場が不足しておると。現在庁舎内において6月1日からJR津田沼南北駐車場プロジェクトを設置して今検討中だというお話でございますが、今後駅前にホテルまた商業施設のオープン等でより一層の道路渋滞に拍車がかかると思いますが、早期に地下駐車場計画を進めるべきだと思いますが、今後専門家の意見を取り入れて進めていくのかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。土木部長宮内詔一さん。 ◎土木部長(宮内詔一君) 市長が前段で御答弁を申し上げましたように、南口の駐車場あるいは北口の駐車場ということで、駐車場整備計画に基づきまして、基本計画をこの6月でございましたか、策定をしたところでございます。この中では、1つはこのプロジェクトの中で今後どういうような問題点を提起をしながら、あるいは検討をしながら進めていったらいいかということで、今加瀬議員さんから御案内のありましたように、6月1日に、市長申し上げましたように、いわゆる財源の問題であるとか、あるいは資金の問題であるとか、運営主体の問題であるとか、運営方法の問題であるとか、こういうことを総体的にやはり検討していく必要があるだろうということで、それぞれ各部の職員寄りながら、土木あるいは市民経済、財政、企画、こういうようなところからそれぞれ職員を出しまして、その中で今検討を重ねているところであります。 御指摘の専門的な立場からのやはり御意見をいただくべきではないかということでございますが、今の予定といたしましては、今までこのプロジェクトを3回、前段申し上げましたような内容について検討を重ねておりますけれども、今後やはりそれぞれ専門的な意見を聞くべく最終的に、最終的といいましょうか、第4回目の、今まで3回プロジェクトを開いたんですが、第4回目の計画を今月の22日に予定をしているところでございます。今年度を目安にプロジェクトの一応結論をつけようということで、今プロジェクトで検討しておりますので、この9月22日の第4回目の会議を終了した時点あたりで、一度専門的な方々の意見を聴取をしてみたいな、聞いてみたいなと、今こんなふうに考えているところでございます。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) またその報告、検討した報告はまた中間でも結構ですので御報告いただきたいと思います。 続きまして、拡大地区についてお伺いいたします。 幕張新都心拡大地区は市長は平成3年市長になられてから、今後5年間で120億の金の卵だと言っていたと思いますが、それが今のような経済状況のため泡と消えてしまい、またこの120億を当てにして、平成12年までに新庁舎建設の予定も考えていたわけですが、これも繰り延べになった経過がございますが、本市は今まで誘致内定業者に対して、どのような対応をしてきたのかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。企画政策部長安部博さん。 ◎企画政策部長(安部博君) 私どもも内定というんでしょうか、契約を結んだ皆さん方には、直にというと変ですけれども、強烈にというんでしょうか、そういう点については非常に経済情勢がございますので、企業庁とも相談しながら接触はしたことはございます、事実として。実は昨日もちょっと県の方、千葉市の方で皆さん方との懇談会といいましょうか、開催されまして、私どもに契約を結んでいる3社の皆さん方には私どもの状況ですとか、経済情勢、それから進出に当たってのお考え、その辺についてちょっと意見交換をするチャンスがございましたので、チャンスを確実にとらえましてお話をさせていただきました。その中で3社とも、やはりこういうふうな経済情勢でもございますし、これからの、先ほど市長の方からございました、会議等でもいろいろ検討していかなくちゃならんだけれどもというふうなことでございましたけれども、大変難しいというふうなことでお話があったというふうなことを御報告したいと思います。以上でございます。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) さきの答弁にもありましたけれども、土地の賃貸し方式を拡大地区にも適用するとのことですが、拡大地区の土地の利用の見直しについて、要するに住宅地としての転換も視野に入れた見直しなのかどうかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。企画政策部長安部博さん。 ◎企画政策部長(安部博君) さきに行われました会議の席上でも、非常にわかりにくい報道発表がございましたので、私ども実際に企業庁に再度お邪魔いたしまして、いろいろお話を聞きましたところ、基本的には今の拡大地区の例えば業務用地それから商業地区、そういうものについての土地用途というんでしょうか利用用途というんでしょうか、そういうものについては変更はしないと。あくまでもやはり今までの中で、中に出てくる、進出をしてくる業種の中で若干は弾力性を持たせるけれども、今の業種といいましょうか、用途というんでしょうか、それについては変更をしていかないというふうな基本的な考えをお持ちだというふうなことでございました。以上でございます。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 業種ですか、要するに変更はなしと、大体今のままで進めていきたいということだと思いますが、非常に先ほども出ましたけれども、今の経済状況なのでなかなか厳しいものがあると思います。ここは習志野市の中でも希望ある財源の基地として、今でも期待されるところでありますので、いつまでも原野にしておかないで、少しでも早いうちに企業に張りついていただくよう御努力のほどよろしくお願いいたします。 引き続きよろしいですか。 ○議長(保月美世子君) どうぞ。 ◆11番(加瀬敏男君) 市単道路についてお伺いいたします。 市単道路の見直しについては、都市マスタープラン策定にあわせてとの答弁でありますが、余りに長い検討は本当に検討してないのと同じことになりますので、早急に結論を出していただいて、近い例といたしますと、今請願でも上がっております菊田神社のセレモニー問題で裏に計画道路がどうのこうのといわれている問題もありますので、はっきり習志野市が市単道路計画も、新しい道路ができたからもう必要ありませんよとか、いろいろ等々先ほど述べられておりますが、それをはっきり明記しまして、はっきり市民に提示していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、ミニ区画整理の件についてお伺いいたします。 谷津地区は11年度、来年には完成予定、鷺沼台地区にあっては2回の勉強会を経て、また先進市の視察を実施したとのことでありますが、また地権者から構想図作成の要望が出されたので、今作成中とのことでありますが、市はどのような構想をつくろうとしておるのか、また前回質問の中で緑住区画整理は国からの5年間の時限立法と伺っておりますが、現状では間に合うのかどうか、その2点についてお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。都市部技監秋山芳洋さん。 ◎都市部技監(秋山芳洋君) お答えいたします。 一応時限立法につきましては解除されて、今後ずうっと続くということです。 それと、あと区画の色づけというか、そういうものについてだと思いますけれども、それにつきましては外郭の要するに境界等策定をした中で、要するに減歩、主要道路等張りつけた中で減歩等を出していくという形です。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 時限立法は解除されたということで、これはこのまま、要するに地権者の意向を踏まえながら進めていくということで理解したいと思います。またここの面積も5ヘクタールありまして、地権者が50名ということなんで、谷津のように早期実施というわけにはいかないと思いますが、合意形成をとっていただいて、できるだけ早い時期に立ち上げていただきますよう、よろしくお願いいたします。 福祉問題ですが、先ほど障害が認定される前の段階で援護することは制度上ないということなんです。将来的な課題として十分研究するとの答弁でありますが、現在4人に1人は高齢者という中で、それを若い人たちが負担を、それ相応に負担をしている状況だと思いますので、私はすべての市民が福祉サービスを受けられることが本当の福祉だと思いますが、財政上の問題もありますので、これからどうぞ御検討のほどをよろしくお願いいたします。 引き続き、教育問題に移らせていただきますけれども、よろしいですか。 ○議長(保月美世子君) 長いでしょう。 ◆11番(加瀬敏男君) 長いです。 ○議長(保月美世子君) 休憩しましょうか。 それではこの際、11番加瀬敏男さんの質問を保留して、昼食のため休憩をいたします。              午前11時57分休憩  -----------------------------------              午後1時10分再開 ○議長(保月美世子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 11番加瀬敏男さん。どうぞ。 ◆11番(加瀬敏男君) それでは、教育問題について質問させていただきます。 先ほど教育長の理念についての御答弁はお伺いいたしましたが、ことしに入りましてから子供の暴力、殺人、あとナイフ、薬物等、一層少年犯罪が新聞紙上で日々取り上げられておりましたが、その中で子供たちの心の教育のあり方について、中央教育審議会から答申が出されたと思いますが、教育長、心の教育に対してどのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 心の教育という言葉は大変簡単でございますけれども、非常に内容的には難しいものがあると思います。教育改革の、今回の教育改革の大きなポイントの一つになっていると思いますけれども、中央教育審議会でも、「幼児期からの心の教育のあり方について」というような形で答申が出されております。そういう形で加瀬議員さんもお読みになっていると思うんですけれども、私なりに考えている心の教育についてお話し申し上げたいと思います。 1つは、幼児教育につきましては、やはり幼児のうちからしつけとか、その遊び、そういうものを通して保護者とともに基本的な生活習慣を身につけさせるということが、やはり大切ではないかなと思っております。 また2つ目ですけれども、地域社会の中でやはり心の教育といいますか、それを育てるためには、やはり地域と学校とが融合したような形で、そして郷土愛とか、それから伝統文化、その地域の伝統文化、そういうものを尊重する、そういう心を育てていくというようなことで、やはり地域の教育力を大いに活用していく必要があるんではないかなと思います。 それから最後、学校教育におきましては、やはりもう学校でもかなりいろいろ細かい面で配慮しているわけですけれども、もう一度学校としての役割を再認識する、もう一回再確認するというようなこととか、それから学校が安らぎの場所、安全な場所であるんだと、そういう環境づくりと、そういうことも必要ではないかと思います。それから学校としては全教育活動を通して、心の教育の実践を今でもしているわけですけれども、そういうことで、さらにそれに心がけていくというようなことで、今度の改革の中にも目玉になっている総合的な学習時間、それも今各学校で検討していただいております。今後児童生徒を取り巻くそれぞれの立場で、子供の実態に即して個性を生かした心に響く指導、そういうことを児童生徒1人1人が豊かな心に育つように頑張ってまいりたいと思います。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) ありがとうございました。 昨年神戸市で起きた中学生の少年による小学校6年生男子の殺害事件から1年何カ月か過ぎたと思いますが、全国47都道府県と12政令市の教育委員会は、事件を教訓に今年度当初予算で心の教育に関して150件、29億6,400万円の新規事業を盛り込み、総額166億5,400万円予算を計上しておりますが、本市の心の教育に関する取り組み、また関連事業及び予算はどのくらい計上してあるのかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 御指摘の事業は本年度から始まる心の教室相談員の活用、その調査研究事業の予算だと思います。本市におきましてはスクールカウンセラーが配置されてない中学校4校に心の教室相談員を派遣して、教育相談がどこの学校でも行えるような事業としていきたいと思っております。10月より4名の心の相談員を派遣し、特に子供の悩み相談、また先生方の相談ということに関して、学校と地域の連携など、そういうような活動を通して行っていきたいと思っております。ですから、中学校の方へ4名、4校1名ずつです、4名派遣する予定としております。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 他府県での事業内容は教師の指導力の向上、また子供の触れ合い、それから体験学習、学校、家庭、地域社会と連携強化、先ほど教育長さんもお話しなさったと思いますけれども、ユニークな活動を行っているそうです。その中で1点といたしまして、松盛教育長さんはさき、ほかの団体のごあいさつの中で、学校は異年齢の子供の集まり、友達と遊ぼう、要するに学年の違う子供たちと遊ぼうというお話をなさっておりましたが、要するに幼稚園児と小学校の児童を計画的に交流させる、一緒に遊んだり、ボランティア活動に参加したりして、地域社会と触れ合う機会をつくり、情操教育に役立てることについて、どのようにお考えですか。 また、本市には幼稚園と小学校の併設校が何校かあると思いますが、交流はどのように行っているのか、また併設校以外の学校においては幼稚園、学校の交流はどのようになっているのか、3点についてお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 蒸し暑いようでしたら、上着の脱着どうぞ御自由に。 それでは答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 異年齢集団、これが幼、小、中とも非常に大事な集団生活だと思います。そういうことで先生が御指摘のように、習志野の公立幼稚園は併設しておりますので、併設している幼稚園につきましては、各小学校との連携を図るということで計画的に教育課程の中で実践されております。それから併設されてない場合は、なかなか具体的には行けない機会が多いんですけれども、幼稚園児から小学校の方へというようなことは実践されております。また中学校でも教科の中に、家庭科の教科の勉強の中で幼児教育という内容がありますので、その中で中学生が幼稚園とか保育所へ行って、やはり幼児から学ぶと、そういう実践をされております。それ以外に小学校、中学校におきましては、やはり上級生とのつながり、これ大切なものですから、清掃活動においたり、また各種委員会とか校外活動とか、そういう形で異年齢の集団活動を取り入れて実践しております。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 今のお話しいただきましたように、要するに幼稚園児と小学生がグループをつくり一緒に行動し、ごみ拾いや高齢者の訪問などのボランティア活動、そういうのは、それから一緒にスポーツを楽しんだり、体験型の活動をし、小学生は年少者の面倒を見ながら思いやりの心を育て、それから幼稚園児はお兄さん、お姉さんにアドバイスを受けることで目上の人を尊敬するという心を育てる、幼児期からの心の推進事業というのを他市でもやっておりますので、ぜひ御参考になさって、今教育長さんの御答弁の中では、実践的にそれはもう実践したいというような認識もございますので、ぜひ進めていただきたいと思います。 それから、千葉県の市川市の宮田小学校では、これまで学期ごとに年3回出していた児童の通知表を、今年度から10月と、それから3月の2回制に変更し、要するに年2回にすることで、教職員は児童の成長をより長期にわたり評価しようとしていると。児童の学習や指導状況の記録は学校教育法で規定されているが、児童、保護者に配布する通知表は明文化された規程がない。そうですね。宮田小学校の校長さんは、特に3学期は実質的に3カ月はないと。子供の成長を評価しにくい。成長の判断にはゆったりとした期間が必要と判断して年2回制にしたと。また、ゆとりを持った授業を組みやすくなる点も大きなメリットだそうです。要するこれまで通知表作成の時間を確保するために、各学期末に1週間ほど午前中で授業が終わる短縮授業を組み込んでいましたが、2回制を導入すれば1学期、2学期の終わりの短縮授業も必要なくなり、余裕ある授業を行うことができるというお考えでございますが、松盛教育長さんにあっては、その宮田小学校の校長先生のお考えについて、どのような御見解を持っているかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 通知表を年2回にするということは、今加瀬議員さんの言ったよさがあると思います。授業確保というよさがあるなと思っておりますけれども、逆に私は3回にすることによってのよさもあると。その3回のよさといいますと、1学期に学習した内容の評価が家庭に知らされるわけで、それによって夏期休業中にやはり家庭でそれを少し手直しができると。1学期に学習した内容で少し努力が足りないところは夏休み中に努力するようにというような形が、2学期終わりになれば冬休みがあるというような形で、私は3回のよさもあると思っています。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) このやつも余り他市では例を見ない実践だと思いますので、これから見守って、どういう子供たちの反応があるか、その辺をまた教育委員会の方で研究というか、どういう状況だったか確認していただきたいと思います。 それでもう一点、地域も子供が学校から離れるとなかなか学校への参加というものが難しくなってきておりまして、地域の子供たちが地域への参加もいろいろあると思いますが、例えば子供会、地域祭、ボランティア等々、しかし地域の方々を学校へ、地域の方々もそうですし、一般市民という方たちです、積極的に学校に参加させるということの一つの手法として、授業参観ありますね、学校でやられている授業参観、保護者だけなんですけれども、今。それを一般の地域の方々にも参加させるという開かれた学校について、どのようにお考えですか、お伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 学校教育内容を地域の方に知っていただくということは、非常にこれは大切なことでございまして、今幾つかの学校では、例えば学校教育目標を外からも見えるようにというようなことで、門の近くに学校教育の動きを張ったり、またその月の目標をまた掲示して、通る人に見ていただくというような努力もしてまいります。今後とも学校行事、授業参観についても地域の人たちに知らせて、自由に学校へ来ていただくというような形で考えていくことは、やはり学校と家庭や地域との連携を強めていくことだと思っております。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) これは東京の豊島区の方で、区全部の小中学校を対象にして、学校参観週間というのを設立して何か実施しているそうなんで、全国で初めてだということなんで、これも本当にどういう結果になるか、推移を見守りたいと思いますけれども、いろいろナイフとか子供たちの犯罪が多い中で、やっぱり学校、家庭、それから地域の方々の協力なくしては、子供たちの安全なり、またいろいろ見守ってやれないと思いますので、そういう意味で地域の方々の学校参加の一つの提案としてお含みいただきたいと思います。 それから、児童生徒の心の健康に対する保健室のあり方などについて、東京都の方で学校保健審議会、心の健康問題を中心にするという大妻女子大の先生が会長になられてやっていらっしゃると思うですけれども、それの中間報告では、児童生徒の心の健康問題を示す症状、サインですね、体にあらわれるサイン、行動態度にあらわれるサインに分類したそうです。心の健康問題を示すサインについて、心の発達段階を念頭に置いて、日常の行動から心に生じた異常を見抜き、とらえていくことが重要と指摘し、何ら問題ない児童生徒が、突然深刻な問題行動に至ってしまうのではなく、示しているはずの何らかのサインを、周囲の大人が見逃していると推測されると批判の言葉が載っております。さらに身体にあらわれるサイン、行動態度にあらわれるサインを分類した上で心の健康問題の見方、とらえ方について、すぐれた力量が全教職員に要求されており、信頼の糸で結ばれた協力体制を築くことが必要であると。 やっぱり、先ほどからいろいろ出ております教職員の資質の向上というのも、この辺のところで出てきていると思いますが、サインの分類は体にあらわれるサインとしては、これ十何項目一応提示されておりますが、例えば発熱が続く、だるい、立ちくらみとか、そういうのが載っておりました。また行動態度にあらわれるサインには、ふさぎ込む、ぶつぶつひとり言を言う、意味なくニヤッ、急に変化した身なり、装いをする等を例に挙げております。子供たちは何らかのサインを周りの大人たちに送っておりますが、この問題について教育長はどのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。松盛教育長。 ◎教育長(松盛弘君) 今言われたとおり、いじめや不登校のサインというのは、どこかで出しているということが、いろいろな事件後に報道されることが多いわけですけれども、我々やはり学校教職員に言っていることは、子供たちからそれをどう受けとめるかということ、そういう力が教職員にないと、サインを出していても受けとめられないという状態ですので、特にカウンセリングの技法における、そういう研修を中心にして、そういう研修を通して子供らの行動を見ていくというような形で力を入れていますけれども、今後も力を入れていきたいと思っております。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) さきの審議会では、多様化した児童生徒の心の健康問題について的確な対応ができるよう、その見方、とらえ方の明確化ですね、それが1つと。それから心の問題に直接的に対応する場としての保健室機能の充実整備、それからもう一つは、心の問題を解決するため学校、家庭、地域社会のあり方の検討をお願いしますと。 そこで、本市のスクールカウンセラーは先ほども答弁にありましたが、どのようになっているのか、実績等を踏まえてお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 先ほどお話ししましたように、教師にカウンセリングできる、そういう技法を学ぶ、そういう研修を重点的に今後も進めていくわけですけれども、やはり日常あらゆる場面でカウンセリングの視点から子供たち、児童生徒に接するような、そういう形をこれからも指導していきたいと思います。現在文部省とか県教育委員会でカウンセリングについてカウンセラーの派遣をされております。実績でございますけれども、平成7年度から始まったわけですけれども、臨床心理士とか大学院等で心理学を専攻している専門家、これを各学校に配置して7年度からしております。それから県独自に配置しているものもありまして、平成7年度は1校でしたけれども、8年度に2校、9年度に3校、平成10年度、本年度に4校スクールカウンセラーが配置されております。そして10年度は今の4校は具体的には大久保小学校、第一中学校が文部省の事業として、それから第三中と第六中が県のスクールカウンセラーの配置事業として、4校配置されております。この4人だけなんですけれども、これは各学校からその学校へ行って相談も受けられるという条件をつけておりまして、9年度の相談件数を申し上げますと、9年度は3校でしたので、876件の相談件数がございます。それから本年度は7月末までの相談件数で、本年度は4校ついておりますので、今のところは103件でございます。これから夏休み明けが非常にふえてくると思っております。相談内容は多岐にわたりますが、特に不登校とか、やはり対人関係、非常に今の人間関係、そういうことの相談が多くなっております。 また、先ほどからお話し申し上げている心の教室の相談員、これを10月からスクールカウンセラーの配置されてない中学校で、二中、四中、五中、七中に配置していただきたいということで9月の補正予算でお願いしてございますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) それでは次に移りまして、児童生徒の表彰に関する条例の制定についてお伺いいたします。これは一つの提案でございます。 通称、子褒め条例、要するに小学校、中学校、児童生徒のすぐれた個性や能力を発見し、これを表彰することによって、心身ともに健全な児童生徒を地域ぐるみで育てることを目的とするとして、他市において何市かやられておると思いますが、子供の能力は未曾有でありますので、一つの能力を発見し伸ばすことにより、他のことにも自信がつき普及効果もあらわれると認識しておりますが、この提案についてどのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。松盛教育長。 ◎教育長(松盛弘君) 学校では現在でもよいことをしたとか、また努力したとか頑張ったという形で学校長名とか、またクラブ活動やっている子供にとってはクラブの大会でいい成績をとったとかということで、小学校1年生から中学3年の9年間の間にかなりの賞はもらっているんではないかなと。具体的に全員がもらっているかどうかというような調査はしておりませんけれども、今現在小中学生、習志野市には1万2,761名いますので、その子供たちに全員に、また賞として市長賞をあげるとか、教育長賞をあげるということは非常に難しい部分はあると思いますけれども、このことについても教育委員会として研究しながら、表彰の機会は数多くできるようにというようなことは考えていきたいなと思っています。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 市長賞もあるという話をお聞きしておりますが、子供たちには数多くの表彰を受ける機会があるとのことでありますが、私が言いたいのは、要するに義務教育中に1回、1人の子供が1回何かの賞を受けるということであるんです。要するにいじめの問題等は、やっぱりその子供の弱いところをいじめるような形になりますので、そういう意味においても、その子に何かいろんな能力のあるもの、何でも探して、この子はすばらしいものを持っているんだというと、やっぱりいじめはなくなってくると思います。それが一つの、それからその子の能力を引き出すことに、自信をつけさせると、それが一つと。 それから、そういう賞を一つもらうことによって、やっぱりただの賞じゃなくて、子供がもらうと、保護者の立場になると、ちょっと額縁に入れて飾ってあげましょうかと、そうなるとそれが一つの家族の中のコミュニケーションが生まれて、家庭の中で孤立するとか、そういうのなく、いろんな話題に今度なっていくんじゃないかなと思います。そういう意味で1万2,761人ですか、お子さんがいらっしゃいますけれども、私は、子供の成長を見たり、いろんなものを見ることが一つの教師、また地域の人の仕事だと思いますし、その中においてその子のいいところを、こうやってすぐれたところを選んであげると。また、そういうことによって、地域とのかかわりも出てきますし、私はお金がそんなにかかる問題じゃなくて、大人の見方で、お金がかからなくて子供の成長、自信、いろんなことがあらわれてきますので、私はぜひやっていただきたいと思いますので、ぜひ御検討していただきたと思います。 続きまして、学校問題のトイレの問題についてお伺いいたします。学校のトイレは汚い、臭い、暗い、怖い、壊れているとの要するに5Kといわれておりますが、それを見直してほしいということで、学校のトイレが子供たちから敬遠されがちで、排せつを我慢して腹痛を訴えるケースも多々あると聞いております。また排せつ行為自体が冷やかしやいじめの要因になったケースもあると聞いております。洋式便器の導入や個室空間の拡張で、トイレの環境を改善するなど偏見をなくそうとする動きが全国的に広がってきておりますが、私も本市の幼稚園、小学校、中学校、十数校拝見させていただきましたが、全体的に5Kといわれている状況が見てとれました。その中で洋式トイレは全体的に数が少なく、生徒の多くの家庭は大体もう洋式トイレに変わってきておりますので、学校のトイレにおいても洋式トイレは、今の子供たちが遊びとか、スポーツ等のけがでどうしても洋式トイレを必要とし使わなくちゃいけないという状況も、結構生まれてきております。そういう中で今回見た中で、ちょうど二中と五中で洋式トイレの改良工事を行っておりましたが、今後洋式トイレへの改良、どのように、改良と増設についてお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 各学校の洋式トイレの整備につきましては、基本的には1フロアに男女1カ所ずつというようなことで考えております。現在ですけれども、8月いっぱい、先ほどお話にもありましたけれども、もちまして洋式トイレの未設置校はゼロになりました。今後でございますけれども、大規模改造工事を実施していく計画がありますので、その中で考えてまいりたいと思いますが、障害を持つ生徒とか、また緊急を要する場合におきましては、学校とも十分協議して必要に応じて設置してまいりたいと思っています。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 今回ちょっと見せていただいた中で、ちょうど夏だったわけですから、体育館等の社体の方たち、スポーツ少年団、スポーツの方たちの利用が多かったと思うんですけれども、非常にトイレが汚かったと。それと体育館の中のトイレは非常にやっぱり暗いとか、そういう非常にイメージを感じました。 それと、特に谷津小学校、具体的に名前を挙げさせていただきますけれども、私自身が見ても非常に使いたくないと、はっきり言って使いたくないような状況でありました。それと排水それから暗さ、それと学校のトイレというのは、子供たちが勉強するのにどうしても教室を南側に持って来ますので、北側の方ですけれども、どうしても薄暗くなりますけれども、一部谷津小のトイレ南側にありましたけれども、夏はとてもじゃない入っている状態じゃないくらい暑いところにありまして、その辺のところの改良と、教育長は今まで二中の校長先生でいらっしゃいましたけれども、二中のトイレについて、どのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。松盛教育長。 ◎教育長(松盛弘君) 谷津小のトイレにつきましてはおっしゃるとおりでございまして、日常の維持管理につきましては、教職員また児童が一生懸命努力しているところでございます。教室棟のトイレにつきましても、近い将来大規模改修工事の中で計画をしております。また体育館トイレにつきましても、昭和36年に建設されたもので37年が経過しておりますから、かなりの老朽化がある、そう思っております。体育館については学校開放等で一般市民も多数利用するわけですから、安心して気持ちよく多くの人が使えるよう、早い時期に全面改修をする必要があると思っております。 それから、二中のトイレにつきまして非常に答弁しにくいんですけれども、二中も大変古い学校でございまして、中央特別教室棟のトイレが市民の方が使えるようにと、体育館にございませんので、それも昭和35年につくられたものですから非常に古いということで、職員と生徒でかなりあそこはペンキ塗りしたりして努力はしてきたわけでございますけれども、一応改修工事の中に計画されておりますので、今後大規模改修の中でトイレの改修も進めていきたいと考えております。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 二中のトイレについて引き続きお伺いいたしますけれども、私も見なければ気がつかなかったんですけれども、本当に今言われましたように、体育館というか校舎側の部室のところのトイレは、電気は1つしかないし、コンクリートも色が黒い色でございまして、本当に真っ暗な洞窟の中に入っていくのかなと、そういうような印象を受けて、やっぱりこれは改良していただきたいと思います。 もっと私は改良してほしいのは、校舎のトイレです。校舎のトイレは1階にしても2階にしても3階にしても西側、真ん中、東側に3カ所ございます。東側の方はどちらかとしますと男女入って、ちょっと部屋が別々かなと感じましたけれども、真ん中と西側のトイレは同じ箱の中に、間にさくを仕切って、入り口から右と左に分かれていると。今そういうトイレってあるんですか。大体今のトイレというのは、一つの箱の中に個室の方と男子用のあれとなっています、女子は女子で左右なり、トイレが分かれていると思いますが、それは二中の場合は一つの部屋の真ん中を仕切って、右が男子、左が女子と、そういうぐあいになっておりますけれども、中学生になると非常にそれぞれプライバシーとか、相手のことを気にする年代でありますので、ぜひ私は3つあるトイレ、2カ所がそういう状態でありますので、それを片方を男子、片方を女子という、そういう改造をぜひするべきだと思いますけれども、それについて再度お伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 教室の1階、2階、3階の場合でございますけれども、おっしゃるとおりでございまして、1つの箱の中に男女が分かれていくというような形で、具体的にその中で問題等起きた、私がいるときにはなかったわけですけれども、非常に間仕切り板というんですか、それの問題も男女の一つの壁だけですから、あると思います。今はおっしゃられたような形で、私も考えたんですけれども、1つは男子だけ、1つは女子だけというと、数の上でちょっと男子トイレの使う場所が女子の方にしても必要ないわけなんです。そんなこともありまして、これから機能上どうしても変えなければいけないという点については検討させていただきたいと思います。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 数の問題、使用の利用回数の問題等あると思いますけれども、私は検討するよりも改善するという方の方がよろしいと思いますので、至急そういう方向で進めていただきたいと思います。 それと、トイレの個室の扉なんですけれども、大体が木造で皆さん一生懸命お掃除なさるために、どうしても水をかけて、どうしても下の方にだけ水が残って、みんな下の方が朽ちている状態でありますので、その辺のところを、私が見て来た中では大部分の学校がそうでありましたが、ちょうど袖東小学校さんが5年ぐらい前に大規模改造でスチール製のドアに改良しまして、トイレの中も女子は淡いピンクですか、薄いピンクの方で、男子の方はベージュっぽくて、非常に清潔感を感じましたし、扉もきれいな状態だったんで、子供たちも使いやすいんじゃないかなと、入りやすいんじゃないかなと感じました。 それと、個室の問題ですが、今の子供たち非常に小学生の子たち身体が大きくだんだんなってきております。成長しております。その割には個室の大きさは昔のままなんで、狭苦しいという意見も多く出ていますが、その点についてトイレの扉とその個室の問題についてのお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 一つは学校建設当時と今の子供たちの体格比べますと、やはり大きくなっているというようなことも一つ原因しているんだろうと思いますけれども、一つは学校建設上のトイレの規格もございますので、その辺については検討させていただきたいと思います。 もう一つは、おっしゃるとおり、掃除するときできる限り水を使わせないようにはしているわけですけれども、どうしても子供たちは水をかけてしまうようなことが多いものですから、非常に木が傷んでしまうというようなことで、今後とも改修の中でメラミンとかポリエステルとかという化粧合板ですか、そういうものを利用したりして、またそれから東小学校の内容についても今後続けさせていきたいなと思っております。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 教育長の答弁の中で、大規模というお話が出てきておりましたが、大規模改修のやつもずうっと続けてきておりまして、16年までですか、計画が上ってきておりますけれども、ここ、去年からですか、大規模はとまっております。だから今後どのように今大規模工事というお話で、そのときに改修するというお話でしたが、その大規模工事はどうなっているのかお伺いいたします。
    ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。教育長松盛弘さん。 ◎教育長(松盛弘君) 大規模改造事業計画につきましては、平成7年度からの計画としてグランド・デザインに示させていただいておりますが、現在厳しい財政状況下にありますので、当初の計画した事業執行が先送りになっているのが実情でございます。今後市の財政当局とも協議して、少しでも早くこの事業計画が遂行できるよう努力してまいりたいと思っています。以上です。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 子供の健康やいじめなどにかかわる重要な問題でありますので、汚いとか、臭いとか、暗いとか、怖いとか、壊れているところということのないように、早急に改修できるところから改修していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、最後の問題になりますけれども、道路問題についてお伺いいたします。 3・3・3号線は平成11年3月、春に供用開始予定とのことです。しかし一地権者の協力が得られないために、途中2車線の暫定供用開始、片側2車線が要するに1車線になり、渋滞のもとになるんじゃないかな思いますけれども、早期に地権者の理解を得て、暫定ではなく計画どおりの4車線道路の開通をお願いしたいと思います。 また、第2工区の進捗率はどのようになっているのかお伺いいたします。 それと、さきの答弁の中で、平成12年度までに道路用地の取得、12年、13年で道路築造工事を実施するとの御答弁でありましたが、何年に開通できるのかちょっとお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。都市部長川端幸雄さん。 ◎都市部長(川端幸雄君) 3・3・3号線の第2工区につきましては、現在用地買収の進捗率で申し上げますと、8月末現在で94%になってございます。 それから、もう一点の御質問でございますけれども、第2工区の開通でございますけれども、平成12年、13年度に道路築造を予定しておりますことから、14年度開通というふうな予定で考えております。 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 14年開通って、もう目の前に開通されるのかなと思うと、今の情景見ますと非常に心配になります。2年ぐらい前ですけれども、鷺沼台3丁目の緑住区画整理内の市単道路関係で質問したんですけれども、そのとき3・3・3号線のマラソン道路までの開通をお聞きしましたところ、市長は16年でも厳しいだろうという御答弁でしたが、財政的な問題もあるでしょうが、道路にかかわる地権者も年々年をとってきておりますので、70になってから引っ越したり、70になってから家を建てるというのは非常に厳しいと聞いております。そういう意味で3・3・3号線の第2工区にしても、地権者の意見をよく聞いて、用地取得に努めていただきたいと思います。 それと、3・4・9号線ですが、津田沼第一病院側のところの地権者の協力を得て、すばらしい道路になりまして、市民の皆様も非常に喜んでおりますが、鷺沼小学校までの整備工事も終了したとのことですが、平成11年の3・3・3号線の供用開始に伴い、交通車両の増加が見込まれておりますが、朝夕の車両渋滞が起こっておる鷺沼小学校下の交差点、前回も質問しましたが、それの改良工事はどのように御検討なさっているのかお伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。都市部長川端幸雄さん。 ◎都市部長(川端幸雄君) 市単00-011号線の改良でございますけれども、今回の一般質問に当たりまして、加瀬議員さんの方からいろいろ3・4・9号線の用地を使った改良ができないかというふうな御提案もございまして、土木部といろいろ検討させていただきました。ただ残念ながら00-011号線につきましては、現況幅員が8メーターということで、右折レーンがとりにくいというふうな状況がございます。したがいまして、これの対応策ということで鷺沼小学校の下にございます信号機につきまして直進と、14号方面への直進と、それから市役所方面への右折というふうな時間的な調整の中で交通量を裁くことができないかどうか、現在習志野警察署を通じまして協議をさせていただいているところでございますので、その辺で改善があるいは図れるんではないかなというふうに考えておりますので、引き続き警察との協議をさせていただきたいというふうに考えております。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 2回前だか何かの質問のときもたしか警察との協議で時間調整という話になりましたけれども、半年も過ぎてまだそんな状態なのかというと、非常に何をやっていたのかと私ちょっと考えてしまいますけれども。 それと、この渋滞のために大久保方面から14号方向に向かって鷺沼陸橋をおりた時点で、先がちょうど坂の上で渋滞が見えますので、皆さん朝夕非常に急いでおりますので、どうしても信号一つでも早く曲がりたいと、そういう気持ちから陸橋の左を曲がりまして裏道を抜けてこの交差点に出てくる迂回路がございます。これは前の議会でも質問いたしましたが、この角地が用地確保されてないために、子供たちが車に足を踏まれたり、ランドセルを引っかけられたり、そういう事故が多々できております。それが1点と。 同方向、陸橋下から右に市役所横の道です、あの消防署の横へ抜ける道が、やっぱり迂回路として利用されております。その中において鷺沼2丁目7番4号です、ここの小さい交差点、また他の交差点で非常に事故が多発しております。地域住民の方たちは通学の子供たちが大きな事故に巻き込まれないうちに何とかしてくれと、そういう強い要望が出てきておりますが、何かとりあえずその中の交差点、何かほかに対策がないのか。 それから再度、鷺沼小下の交差点なんですけれども、右折レーンがとれないということですけれども、早い時期にあそこは他の用地買収に先駆けて、一番早く買った土地です。いつまでもさくして、いつまでも草が生えている状況であります。少しでもあの土地を利用して、それはこれから交差点の調整区域側の用地を買わなければ交差点改良はできないというのは十分にわかっておりますが、何か事故が、大きな事故がないうちに、その辺のある土地を使って改良できないのか、再度お伺いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。土木部長宮内詔一さん。 ◎土木部長(宮内詔一君) 加瀬議員さんから御質問いただきまして、私も交差点を実は見てまいりました。あそこで朝1時間ぐらいあの交差点を観察していますと、やはり右折レーンがとれないだけに、今御指摘の陸橋下から右に折れる車と、それから陸橋下を通り過ぎてあそこにおすし屋さんがありますが、あれから左へ曲がって住宅地へ入る車と、この2通りございます。今の御質問は、あの用地を使って何とかならないかという御質問ですけれども、御案内のとおり道路構造令の中では、右折レーンについては25メーターとりなさいよと。それに伴う直進の車両については275メーターとりなさいよと。反対の車線についても275メーターとりなさいよと。それぞれ路側帯をそれに当然つけるわけですから、実際問題としては9メーター半か10メーターくらいにならないと右折レーンはとれないというのが、道路構造令上の問題があります。あそこに右折レーンを無理してとれないかどうかということで私も警察と協議をいたしました。その中では、今都市部の方であの道路の拡幅のためにあそこの用地を買収してあるわけでございますけれども、停止線からはかってみますと、あそこまで75メーターしかありません。75メーターということになりますと、大型車両1台入れるかどうかやっとでございます。そういうことも含めながら警察と協議の結果、やはり将来あの用地を使って道路が拡幅されたときに、実態的にどうなるかということはまだ予測はできませんけれども、今の段階であそこを使って右折レーンをつくるということについては、警察としても非常に難しいでしょうよと、こういう御回答だったわけです。それは先ほど都市部長が申し上げました。 したがって、それならば何とか交差点改良ができないものかということで、先ほど加瀬議員さんの方から、もう半年も前からそういう話はしてあるよということでお話がございましたけれども、あの信号の改良ができないかどうかということで、実はこの9月17日にまず交通量調査をしてみようと。交通量調査をした中で信号の形態をどうしたらいいかということについて公安委員会の方から調査が参ります。その中で朝夕の混雑時だけでは基本的にだめですよという公安委員会からの意見があります。通常通してやはり、何といいますか、ちょっと言いにくいんですが、込んでなければだめだという表現が正しいんでしょうか、いわゆる朝夕の混雑だけでは信号機改良するわけにはいきませんと。これはなぜかといいますと、信号は24時間ずうっと同じ形でつきますので、どうしても混雑時だけ云々というわけにはいかないだろうけれども、とりあえず交通量調査をして、そうして公安委員会の方の調査に私ども同行しながら、何とかあの信号改良ができないかどうかということについて協議をさせてもらいたい、こういうことでございます。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 11番加瀬敏男さん。 ◆11番(加瀬敏男君) 説明は十二分わかっておりますけれども、ただ今後3・3・3が供用開始されることによって、非常にやっぱり交通量はふえると思います。また今交通量そのものも現状のままにしても、やっぱりスムーズに走りやすいところ、どっちみちあそこの交差点で渋滞しているんですから、真っ直ぐ行ってまた14号で渋滞するよりも、右折してそのまま真っ直ぐ埋め立てへ抜ける、その方がスムーズだと思いますので、利用者が非常にふえると思います。そういう意味においてそれが1点と。 それから、今現状の渋滞のために地域住民は要するに非常に生活を脅かされています。いつ路地の中で事故が起きてもおかしくない状況でありますので、そういうのを十二分認識していただいて、再度担当部同士で詰めていただいて、何か渋滞解消のための手だてはないのか御検討くださるようお願いいたします。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(保月美世子君) これより同一会派の関連質問を許します。関連質問ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 以上で11番加瀬敏男さんの質問を終わります。 次に、29番服部啓一郎さんの質問を許します。登壇を願います。            〔29番 服部啓一郎君 登壇〕 ◆29番(服部啓一郎君) 通告に従い一般質問を行います。 まず初めに、町づくりと行財政運営について伺います。 私は平成10年第1回定例会において、本市の21世紀を見通す基本計画づくりに視点を置いて、現基本計画の最終年次に当たる平成10年から12年までの新実施計画について、次期基本計画への橋渡しの役割を担う重要な時期であるとの考えから、市長の所信表明を中心に、1、本市の新たな時代の町づくりに向けての政策目標について、2、新第2次実施計画及び財政フレームと13年以降から16年までの財政見通しについて、3、行政改革推進実施計画と人員200名削減計画及び諸手当について、4、教育問題として施設の適正配置と施設の共用化等々について議論を交わしました。市長は議論の中でこの3カ年は新しい時代に備えて大事な時期であり、まさに一、二年でどういうふうに将来に向けてさまざまな改革ができるか正念場であるとの考えを強調されました。 そこで、本定例会では人員200名削減計画の内容とその削減計画を円滑にならしめる意味から、組織機構の見直しを含めた具体的な取り組みについて伺います。 また、本市の大変厳しい財政状況からこの3カ年を緊急改善期間として、財政緊急3カ年計画の作成を提言いたしましたが、立案されたのかどうか伺います。 次に、教育行政について伺います。今日教育行政を取り巻く問題として、不登校児童生徒の増加を初め、国の教育改革として総合的学習の時間、中高一環教育、さらに心のあり方の問題等があり、また教育制度の問題として通学区域の弾力的運用、学級編成の児童生徒数の問題、本市の問題として教育施設の改修の問題及び幼保一元化と施設の共用化等、多くの課題が山積されております。そこで本市の教育行政をどのように推進されるのか、教育長のお考えを伺います。 次に、習志野市芝園新清掃工場建設について伺います。 市長は3月27日、平成10年第1回定例会の閉会に当たりあいさつをされ、その中で新設する炉の処理方法は直接溶融方式で検討作業に入らせてまいりたいと考えておりますと処理方式について表明されましたが、検討委員会の答申をどのように受けとめ、最終的に決定したのか、その理由等について何ら明らかにされませんでした。またこの問題について記者会見の席上で、芝園新清掃工場建設について発表する予定が突然中止されたとも仄聞しております。そこで1として、株式会社日本環境工学設計事務所に指名競争入札により業務委託した委託業務内容及び行政からの指示事項について、2として、芝園新清掃工場建設に当たり検討組織が設置されていたが、その組織における検討経過及び内容について、3として、新設する炉の処理方式を直接溶融方式に決定したが、どのような評価軸で検討されたのか、以上3点について御答弁をいただきたいと存じます。 次に、地域問題、谷津駅周辺整備計画について伺います。習志野を愛し、地域を愛する地域住民の皆さんが心を寄せ合って、触れ合いと生きがい、活力のある町づくり、参加と手づくりの町づくりを目指して、平成4年4月に発足した谷津まちづくり推進協議会は、平成6年谷津駅周辺を本市の西の玄関口と位置づけ、南北商店街の活性化はもとより、長年の地域課題となっているエスカレーターの設置、南北段差の改善、自由通路の設置等により、谷津地域全体のコアを目指すハートピア構想、谷津駅周辺整備計画を策定いたしました。平成7年9月、このハートピア構想、谷津駅周辺整備計画について、市長より地元の皆さんが中心となって策定したハートピア構想、谷津駅周辺整備計画は谷津地区の皆さんの町づくりに対する意気込みが感じられ、すばらしい構想であると高い評価と実現に向けて支援するとの姿勢を示されました。 以来、谷津まちづくり推進協議会は住んでいる我が町への熱き思いや希望を出し合い、学識経験者、各界の専門家を招きまちづくり勉強会を重ね、第6次特定交通安全施設等整備事業について、千葉県担当部を訪ね、この事業は谷津駅周辺の総体的な改善につながる事業として、特にエスカレーターの設置、エレベーターの設置、歩行、自転車等自由通路の設置については、ペデストリアンデッキと一体的事業として取り組み、早期に事業に着手するよう要請を重ね、県当局からは積極的に関係機関との協議を整え、早期に事業化に向けて努力をするとの回答を得、地域住民は期待に胸を膨らませております。そこで本事業のその後の経過と見通しについて伺います。 終わりに、市担当部におかれましては何度か暗礁に乗りかかった本事業を、平成12年度完成を目指し精力的に関係機関と協議を重ねられてこられたことに対し敬意を表し、私の1回目の質問といたします。            〔29番 服部啓一郎君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。市長荒木勇さん。登壇を願います。            〔市長 荒木 勇君 登壇〕 ◎市長(荒木勇君) 服部議員さんの御質問にお答えしてまいります。教育問題につきましては後ほど教育長より答弁いたします。 最初に、人員200名削減計画の内容と、それに対応する組織機構の見直しについてどう考えているかと、こういう御質問でございます。200名削減計画の内容は、計画期間を平成8年度退職者から平成17年4月1日採用者を含む10カ年の期間としております。この間の退職者総数は325名であります。新規採用者125名の差が200名の削減数となります。この中で一番大きなウエートを占める職種が事務職で、実質削減数が約70名となります。習志野市の財政状況を見ますると、圧迫要因の最も大きな要因の一つが人件費であります。将来の町づくりのためには何としてでも克服しなければならない課題であると考えております。そこでこの削減計画に当たって、職員の有効活用を目指し、組織機構の見直し、業務の見直し、職員の資質向上のための研修を初めとして、あらゆる方策を検討し対応してまいらなければならないと、強い決意をしているところでございます。 次に、財政緊急3カ年計画はできているのかと、こういう御質問でございます。3月議会において貴重な御提言をいただきました財政緊急3カ年計画につきましては、その後直ちに企画政策、総務、財政各部に指示し検討しているところであります。現在の作業の進行状況は3月議会において御説明いたしました財政見通しにつきましては、再度見直しを行っているところであります。 具体的には、歳入においては、1、平成10年度の普通交付税の額が約28億9,000万円と決定したことによる各年度の交付税額推計の見直し、2、10年度に東京電力送電線用地処分及び谷津厩舎拡幅用地処分による財産収入の追加、3、重点事業の一つである新清掃工場のごみ処理量を207トンとすることによる国庫支出金、市債発行額の見直し、4、事業費への充当財源としての基金の取り崩しによる繰入金の見直し等であります。 また歳出では、職員の200人削減計画や普通建設事業費を10年度当初予算ベースで積算する等の基本的な算出方法は変更せずに、1、開発公社、環境事業団への返済をルールどおり行う、2、住宅・都市整備公団への債務を10年度中に繰り上げ償還を予定する、3、新清掃工場のごみ処理量を207トンとすること、及び補助要綱の改正による事業費、公債費等の見直し、4、谷津厩舎建てかえに伴う建設費の計上、5、財産収入の見直しに伴う積立金見直し等を見直しました。 このような見直しを行った結果、現状では平成10年度から12年度までの3カ年では約53億円の財源不足となる結果が出ております。この財源不足に対しましては、仲よし幼稚園跡地や袖ケ浦6丁目用地の処分等が計画どおり行えたとして、その財源から新清掃工場建設費や新総合福祉ゾーン整備費に充当した残り約60億円を財政調整基金へ積み立て、これを取り崩すことにより対応することも可能ではあります。しかし財産である基金をこの期間でほぼ使い切ってしまうことによる13年度以降の財政運営の不安が残ることになります。その場合はやむを得ず開発公社への債務の返済の繰り延べや事業の繰り延べ等の対応を検討していかなければならないと考えております。 このような本市の財政状況を考えますると、御指摘のとおり、私も平成12年度までの3カ年が21世紀の習志野の町づくりを決定する重要な時期であると認識し、1、スクラップ・アンド・ビルドによる事務事業の見直し、2、新しい行政需要に対応できる組織機構の再編、3、少子化時代に対応した幼児施設のあり方の検討、4、安定的な財源の確保、5、拡大地区等への企業進出の促進、6、未利用地の有効活用の推進等21世紀への行革プランとその行動指針である行政改革推進実施計画を着実に実行し、徹底した行政改革に取り組むことが、この難局を乗り越えるための最大の課題であり、なし遂げなければならない責務であると認識をしております。そしてこれらのことを一つ一つ確実に実行することが、住んでよかった、住み続けたい町、習志野を築き上げていくために最も重要なことであると考えております。 次に、新清掃工場建設について答弁を申し上げます。 新清掃工場の処理方式を選定するに当たり、一般廃棄物処理基本計画に基づき、ごみを中間処理する方式について比較検討を行うため、平成8年度株式会社日本環境工学設計事務所へ委託をいたしました。その業務の内容といたしましては、中間処理施設比較検討業務であります。 この内容は、平成7年度に作成した一般廃棄物処理基本計画書及び廃棄物循環型社会基盤施設整備事業計画書の内容に基づく中間処理方法として、1、ごみを焼却後、その灰を溶融スラグにして最終処分したり、または再資源化する方式、2、ごみを直接溶融し最終処分したり、または再資源化する方式について、それぞれの施設整備内容等に関し技術的(公害防止計画、余熱利用計画等)経済的(イニシアルコスト、ランニングコスト等)環境的(生活環境、自然環境、社会環境)な面について調査し、環境影響評価を行い、周辺環境との調和も十分留意し、比較検討を行うこと。 また、行政からの指示内容の主な事項といたしましては、1、余熱利用設備の中で発電も考慮すること、2、環境対策上排水処理はクローズドシステムとすること、3、煙突は既存施設同様58メーターとすること、4、白煙防止設備を設置すること、5、ダイオキシン対策上排出対策を十分検討すること、6、ごみ貯留ピットは敷地有効利用の面から地下式、地上式の両方を検討することなどを指示し、中間処理施設比較検討書を作成したものであります。 次に、新清掃工場に当たり検討組織が設置されたが、その組織における検討経過、内容についてという御質問だったかと思います。芝園新清掃工場の建設計画につきましては、平成5年5月に清掃工場の建設に当たり、一般廃棄物処理基本計画に基づき地域に適合した施設を建設することを目的として、委員17名より構成された芝園新清掃工場等建設検討委員会及び下部組織として20名からなる専門部会を同時に設置いたしました。焼却炉の建てかえに関し検討委員会は、平成9年2月6日の狭山市清掃センター及び埼玉県東部清掃組合の視察を行い、平成9年7月16日には会議を開催し、専門的な内容等について専門部会への検討事項といたしました。専門部会は平成9年8月18日の埼玉県東部清掃組合の視察を初めとして比較検討書を基本に、平成9年10月28日までの間に3回開催をいたしました。 そこで、1、溶融物であるスラグ、メタルが市場に流通し資源化に実績があること、2、減量化率及び減容化率が高く、焼却灰及び不燃残渣も含めて溶融処理することができ、最終処分は飛灰だけで済むため、埋立処分量が少なく、最終処分場の延命化が図られること、3、維持管理費等が人件費を含めても割安であること、4、稼働実績があること等を勘案した結果、平成9年11月25日、直接溶融処理方式の採用が適当であることを検討委員会に報告をいたしました。 この報告を受け、検討委員会は平成9年11月15日と平成10年2月18日会議を開催いたしましたが、その主な検討事項としては、1、施設規模について、2、国庫補助金の導入について、3、技術の進歩について、4、計画人口について、5、現炉の延命策について、6、環境対策について、7、耐用年数について、8、稼働実績とその特徴及び資源化について、9、発電余剰電力の使用について、10、最終処分量について、11、設備投資についてでありました。この結果、検討委員会で処理方式の選定に当たっては、1、ダイオキシン類等の規制基準をクリアできる方式、2、最終処分場を他市に依存している状況等を踏まえ、最終処分量が少ない方式、3、市民の貴重な財産となることから稼働実績のある方式、4、溶融物であるスラグ、メタルが市場に流通し、資源化に実績があること、以上の内容で意見集約し、直接溶融方式とした旨、平成10年3月17日に答申がありました。以上の経過でございます。 次に、直接溶融方式に決定したが、どのような評価軸で検討したかという御質問であります。芝園新清掃工場等建設検討委員会の答申どおり、1、ダイオキシン類等の規制基準をクリアできる方式、2、最終処分場を他市に依存している状況等を踏まえ最終処分量が少ない方式、3、市民の貴重な財産となることから稼働実績のある方式、4、溶融物であるスラグ、メタルが市場に流通し、資源化に実績があることを基本事項として、あわせて芝園新清掃工場対策特別委員会における意見を参考にさせていただき、本市が建設する中間処理施設の処理方式を直接溶融方式と結論づけさせていただきました。 次に、谷津駅周辺の整備計画について答弁をいたします。谷津駅周辺整備につきましては、千葉県が事業主体となって進める第6次特定交通安全施設等整備事業において、国道拡幅、駅南口歩道橋のかけかえ等の計画が進行中でありますが、本事業の実施に当たりましては、本市が従前から抱えておりました駅南北地域における地域課題、すなわち南北分断要素の解消をもあわせて図るべく、南口エスカレーターの設置等について千葉県との協議調整を行ってきたところであります。本年度に入りましてから、京成電鉄との間では新設予定の通路の軌道上空占用について協議を開始し、京成側から提示された諸条件について協議を行ってまいりました。 本件につきましては、本市と京成電鉄との間で基本的な合意形成の見込みとなっておりますが、京成電鉄は新設通路の上空占用は特定交通安全施設等整備事業に附帯するものであり、まず千葉県より当該事業の全体計画の提示を受けることが先であるとの見解に立っております。そこで現在千葉県においては全体計画の詳細設計に取り組んでいるところでございます。その後自由通路にかかわる用地所有者に対し全体計画書を提示し、事業について協力を依頼して協議を行っているところであります。したがいまして、今後用地所有者から提出される諸条件の整理をした上で、関係機関とも協議をし、早期の整備を図ってまいりたいと考えております。 なお、平成10年度事業の取り組みといたしましては、全体の詳細設計及び用地買収等を実施し、平成12年度完成を目途に努力してまいりたいと思います。 1回目の答弁といたします。 またちょっと間違っていたようですので、訂正をさせていただきます。 新清掃工場建設に係る検討組織に関する質問の答弁の中で、検討委員会の会議の開催日について、平成9年11月15日とお答えをいたしました。これは11月25日の誤りですので訂正をさせていただきます。以上でございます。            〔市長 荒木 勇君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) 続いて答弁を求めます。教育長松盛弘さん。登壇を願います。            〔教育長 松盛 弘君 登壇〕 ◎教育長(松盛弘君) 教育行政に対する私の考え方でございますけれども、具体的な内容も含めまして述べさせていただきたいと思います。 21世紀に対応できる児童生徒の育成が最も重要なことと考えます。生きる力を育成し、社会の変化に対応できる健やかで心豊かな児童生徒の育成を目指し、豊かな人間性を育てる教育の充実に努めなければならないと考えます。 幼児期は人間形成にとって大切な時期であり、幼児を取り巻く家庭環境や社会環境の変化は、幼児の発達に大きな影響を与えるものであります。幼稚園教育で道徳性の芽生えを培い、体験活動を積極的に取り入れ、親と離れ、友達と寝食をともにする幼児キャンプなどの自然体験プログラムを作成していくことにより、積極的な幼児教育の推進を図るつもりでございます。 小中学校におきましては、1人1人の個性を尊重し、可能性を伸ばす指導の工夫や、子供の関心、興味、意欲を重視した指導の充実に努めてまいります。また世界の中の日本人として誇れる人間を育成するため、英語指導助手の学校派遣や、姉妹都市との教育交流の推進等、国際理解を深めるための環境づくりを推進してまいります。 習志野市では小学校4年生、5年生、6年生と鹿野山においてセカンドスクールを実施しております。2泊3日の期間に豊かな自然の中で生きる体験、自然体験をして、友達とのきずなを深めたり、困っている友を助けたり、悩みごとを話し合ったりして、ふだん学校では体験できないさまざまな学習活動をしています。この経験を生かしたものを心の教育へと結びつけてまいりたいと思っております。 また中学校においても、2年生において林間学校を実施しているわけでございますが、この校外学習を中学校入学時にできるだけ取り組み、中学校のオリエンテーションの学習にしていきたいなと思っております。この校外学習において中学生活とは何かを学び取り、新しい友をつくり、共同生活の大切さを知り、思いやりの必要性等について学ばせたいと思っております。小学生と同じように中学生もこの学習を通して、心の教育について考えてまいりたいと思います。 高等学校におきましては、市立学校として特色のある学校づくりのため、今後も文武両道を推進し、市民が誇れる高校、地域に密着した親しみのある高校を目指します。 また平成14年から始まる学校週5日制と第3次教育改革に伴ってできる総合的な学習時間の使い方の工夫が必要だと考えます。ボランティア的なこと、地域のこと、国際理解教育のこと、コンピューター学習、その他さまざまな学習内容を工夫し、子供たちの考える力、調べる力、発表する力などを、どんどん伸ばして基礎学力をつけていくことが心を育てることにつながると考えます。卒業したら終わりということでなく、幼、小、中が関連して一人の子供が育っていく経過を追跡研究しながら、それぞれの教育を見直していくことが重要と思います。 生涯学習においては、一市民、一文化・一スポーツ・一ボランティアを目標として、すべての市民が生涯のそれぞれの年代に応じて、教育、芸術文化、スポーツ等の自主活動を行うことができる環境づくりと指導者の育成を推進してまいります。そのためには全公民館地区での地域学習圏会議の開催や公民館でのふれあい相談の実施、市民カレッジの充実を図り、市民相互の連帯意識を高めることができるよう、生きがいのある充実した地域づくりを目指します。 また、青少年が健全に成長するための環境づくりとして、青少年ボランティア活動の育成や都市間交流を実施し、家庭、学校、地域が連携して家庭教育の支援を図ります。健康で潤いのある社会生活を目指し、芸術文化、生涯スポーツ活動を充実させ、生涯学習の振興に努めてまいりたいと考えております。新しい時代を開く心を育てるために、中央教育審議会の答申にもございますが、1、未来に向けてもう一度我々の足元を見直そう、2、もう一度家庭を見直そう、3、地域社会の力を生かそう、4、心を育てる場としての学校を見直そう、この4点を中心にして、開かれた行政、教育委員会を目指していきたいと考えております。よろしくお願いします。            〔教育長 松盛 弘君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さんの再質問を許します。 ◆29番(服部啓一郎君) 町づくりと行財政運営につきまして、再質問をさせていただきます。 200名の削減計画に当たりまして、当局より職員の有効活用を目指して組織機構の見直し、業務の見直し、職員の資質向上、こうしたことであらゆる方策を講じて検討していかなければならない、こういうお考えを示されましたけれども、そこで伺いたいのは、まずこの問題に入る前に、平成11年、12年、13年の3カ年、前回第1回定例会では、16年までに人員削減効果は金額にして約38億円という御答弁いただいておりました。この3カ年でどのくらいの削減効果、こうしたものが予測されるのか、これにつきましてまず御答弁いただきたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。行革本部長岩橋邦夫さん。 ◎行革本部長(岩橋邦夫君) お答えをいたします。 3月定例会におきまして200人の削減計画ということを申し上げましたけれども、お尋ねの11年から13年までの期間に削減する職員数は52名でございます。あらあらの試算でございますけれども、これによりまして、削減効果として出ます人件費につきましては、約8億5,000万円強というふうに試算しております。以上でございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 組織機構それから業務の見直し、こういう御答弁が項目にありましたけれども、私常々考えておるんですけれども、まず組織機構、これは3月定例会でも十分議論させていただきましたけれども、今回具体的取り組みということでお尋ねしたんですけれども、ちょっとその辺がお答えとして乏しいかなと、こんな思いがしたものですから、あえて再度お尋ねするんですけれども、組織機構を見直す、それは今回200名の人員削減が伴っています。今御答弁いただいたように、3カ年で52名の事務職方が削減をされるんですから。このまんま推移をしていけば当然仕事ができなくなる。市民サービスにも影響してくる。だから組織機構を見直す前に、まずセクションごとの業務の見直し、あるいは事業の分析ということが私は大前提ではないのかなと、第一じゃないのかな、このように思うんですけれども、まずその辺につきまして当局のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。行革本部長岩橋邦夫さん。 ◎行革本部長(岩橋邦夫君) 御指摘のとおりだと思います。それで、組織機構について対応するということと、それから業務の見直しをきちんとしながら対応するということと、それから職員の資質を向上して対応するということで、先ほど市長が御答弁申しましたけれども、少し詳しく御説明をさせていただきたいと思います。 組織機構につきましては、一般的に組織機構が大きくなるに従って、部の数、課の数、係の数はふえます。その数がふえればふえるほど実は壁が大きくなってくるということだというふうに私は思います。ですから200名削減計画を実現するためにも、まずこの組織機構をスリムにしていくということが必要だと思います。ということは部の数、課の数、係の数を極力減らしていく。ということは係の壁、課の壁、部の壁、要するに壁を外していくということ、弾力性をそこで取り戻していくということをやっていかないと、どうもうまくこれの作動ができていかないというふうに私は思っております。 それからもう一つ、先ほどお尋ねのございました業務の見直し、これも全くそのとおりでございます。今私どもが取り組んでいる業務というのは非常に多岐にわたっております。しかしもう一度、目を市民サービスという点に戻しまして、我々がやっている仕事を見直してみる必要があると思います。それで、今私どもがやっている仕事の中で本当に必要なものは、これは残さなければなりません。でも緩急順序をつけながら削減できる業務もかなりいっぱいあるはずです。これをきちっと削減をして、業務を円滑にするための余力を生み出していく、これもやっぱりやっていかなきゃならないと思います。 それからもう一つ、各部間で取り組んでいる仕事の中で、実は共通している作業をばらばらにやっていることがかなりあるわけです。これも共通する事業は共通する事業として一本化しながら効率化を高めていく。 そういう視点で業務をずうっと見直してみますと、まだまだ仕事が楽になって効率的に仕事ができる、これは幾らでもあるんだろうというんです。そこを我々これから行革の作業の中で、市長が先ほど言いましたように、全職員がやっぱりこれに取り組むというのは、その辺の視点を持って作業に当たってもらいたいと、こういうことでございまして、その業務の見直しも、今申し上げましたような形で推進をしていきたいと、こういうふうに思います。 それから、3点目の御指摘の資質の向上というのがございます。これも今作業をやっているのは、係は係の仕事をやる、隣の係、隣の課、あるいは隣の部、どんどんどんどん意識が薄くなってきます。これは現状の組織である以上は仕方がないことなんですけれども、これもやはり1人の人が、職員がいろんな仕事をできる、こういうやっぱり何といいますか、知識それから技能というものをきちっとやっぱり植えつけていかなきゃならない、要する涵養していかなければならない。そのために今総務部の方で各階層別にわたります職員の研修プログラムをもって実行しておりますけれども、さらにこれらを強化するという意味で、いろんな業務職種にかかわる研修をしていかなければならない。 それともう一つ、やはり研修の一番効果が出るのは、私は職場の中の研修だと思います。職場の中にいる知識経験の豊富な人たちが軸になりながら、いろんな人たちに知識経験を教えていくということ、これをやっていかなければならない。もう一つ、それはどういう意味の効果があるかといいますと、やはり職場の中の活発な意見交換、議論というのがないと、その中から新しい知恵だとかアイデアというのはなかなか出てこない。これもやっぱり枠の中にはまっていると、その交流がなかなかできないということになります。ですから、そういう意味からしてもやっぱり職場内での議論だとか、仕事に関する研修だとか、そういったことを活発にしていくということによりまして、業務を1人の職員がいろんな業務に豊富な知識と経験を持って対応ができるような、そういう手当てをこれから講じていかないと、200人削減ということだけではなくて、これからの新しい町づくりにということに対して、市民のサービスに十分におこたえをしていけるような形になってこないんじゃないかというような思いがありまして、そういったことをぜひ具体的にやっていかなきゃならないというふうに思っております。以上です。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) これから次の質問に入りますけれども、その後また行革本部の方に質問はいくかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 財政運営の中でこの3カ年改善計画、こうしたことで今取り組み作業をしていただいて、3カ年の財政見通し、こうしたことでお話しいただきました。12年までに約53億円の財源不足が生じてくるだろう。ただし市有財産売却、そしてそれらを支出をして福祉ゾーン、清掃工場、残りの金額約60億円が基金に積み立てられる。53億円の財源不足に対して基金の方へ60億円積み立てる。そこで綱引きをしたとして。答弁にもありましたとおり、13年以降果たしてどうしていくんだろうか。3月定例会でも私その点を指摘をさせていただきました。当時退職金、それから公社の支払い、それから公害防の支払い、これだけで163億円だ。そして第2次実施計画の事業費が、建設事業費がちょうど162億円だ。そうしてきたら、全く13年度以降は仕事ができない。だからこの3カ年ということで市長と議論を交わし、その点を一致をしたところなんですけれども。 お尋ねしたいのは、13年以降16年まで、この財政の見通しに対しまして洗い直しをしたはずですから、13年度以降例えば一般建設事業プラスすることの重点政策事業、政策事業ですか、これを含んだ額とか、13年度から16年度4年間で大体どのくらいになるのかな。それから本来の収入、支出を差し引いてどのくらい財源不足が生じるのかな。この辺につきまして、もし計算がされておりましたらば御提示をいただきたいな、このように思いますけれども、よろしくお願いいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。財政部長清宮英之さん。 ◎財政部長(清宮英之君) 最終的な数字というふうには言い切れませんけれども、まず第1点目の普通建設事業費と、それから重点施策、これらを合わせた合計につきましては約160億円程度になろうかと思います。 それから、第2点目の、その13年度から16年度までの収入、支出の差し引きはどれぐらいの額になるかと申しますと、約145億円程度のマイナスになろうかなというふうに今想定をしております。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 13年度以降16年までで財源不足として約145億円、一方では建設事業、重点主要政策を含んで160億円ですか、この仕事をした場合に約145億ですか、不足が生じると、こういうことになります。そうしますと通常、先ほど1回目の御答弁でありました、普通建設事業費通常ペース、通年ペースでいけば大体20億かな、160億から20億引けば、重点が140億だな、こう計算できますけれども、こうしてみると、やはり3月で御答弁いただいたように、全く同じような状況なんだな。見直しをしてみても、そういうことだな、こういうふうに思うんですけれども。 民間におきましては、こうした場合どうするんだろうか。視点が民間の場合であれば、まず設備だ、2番目が債務だ、3番目が雇用だ、こういうとらえ方から視点を置いて取り組みを開始するのが通常でございます。 これを習志野市に当てはめてみれば、設備といえば、これから行う基盤整備あるいは各施設ということになろう。債務は債務としてこれはそのように理解していいだろう。雇用となってきますと、これは行政改革中心だな。こんなような視点が出てこようかと思います。 では、今、今日習志野で財政手法として何が考えられるんだろうか。こうなってきますと、先ほど御答弁の中に確かあったかと思います。住宅・都市整備公団ですか、これに対します繰り上げ償還、また逆に前回の議会でもありましたように債務の繰り延べという、こういう方法。それから2番目として事業の延伸という問題がある、こういうふうに考えられるだろう。それから何といっても行政改革、推進計画、実施推進計画をどこまでやり切れるかと、こういうことになろうかと思います。これらを含めて私は13年度以降こういう財政状況であるならば、こうした点を財政計画の財政見通しを洗い直し作業をしてくださっておるんですから、例えば行革本部においてはもう一度推進計画、例えば全庁的取り組みとか、こういう項目は非常に多いんです。こうした部分を洗い直して、実施計画を行政改革推進計画を前倒しするくらいな気持ちでなかったらば、私は13年度以降対応できないんじゃないのかな、このように思っています。 また、例えばこれ企画になろうかと思います。グランド・デザイン、この事業、先ほど約140億くらいが重点主要政策事業費だと、これ全部グランド・デザインで12の事業をしております。このグランド・デザインをどう取り扱っていくかということが、13年度以降の大きな問題になってこよう。そうした点で企画の方に対しまして、もう一度グランド・デザインって果たして何だったんだろうか。この位置づけについて伺いたい点と、もう一つは、先ほど私が民間を例にお話ししました事業の延伸、先送りというんですか、皆さんの言葉で言えばローリングというんでしょうか、これらについてのお考え、まとめて御答弁いただきたいな、このように思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。市長荒木勇さん。 ◎市長(荒木勇君) 位置づけについて答弁せよという企画政策部長から指示があったものですから、答弁させていただきます。 ざっくばらんに申し上げますと、この位置づけということなのかな、40周年を習志野が迎えましたものですから、50周年に向けてどうしても町づくりにおいて必要な事業をしっかり定めて、それを財政フレームをしっかりくっつけて、本当に実現するものにしようじゃないか。一体どういうものがあるのか、12項目にわたって抽出をさせていただきまして、それで財政も洗いざらいひとつ洗ってみろと。そうして歳入歳出がどうなるのか、事業費が幾らぐらいかかるのか、16年までやってみようじゃないかと、こういうことで、なぜそれをやらなきゃならないかというと、我々が将来の習志野の町づくりにおいて、何をやる、かにをやるといっても、財政的基盤をしっかりしないとできないじゃないかと。本当にできるかできないのか。庁舎を建てかえるとか、中央図書館をつくるとか言っているんだけれども、しっかりしたビジョンなり財政的フレームくっつけたものを示して、それで我々もそれをしっかり認識しようじゃないか、職員が全員が。そして市民の皆さん方も全部会して、見てくださいと、説明しますよ、習志野の状態はこういう状態ですよというものをつくり上げたいと、こういう意図でグランド・デザインを約1年半ぐらいにわたって一生懸命つくりました。これは大変な苦労要りました。庁内からも抵抗もたくさんありました。これはやっても、これできなくなったら市長責任が出てくるよというような問題もありました。がしかし、やはり習志野の将来がどうなるのか、どういう事業が必要なのか、財政がどうなのか、それをどういうふうに切り込んでいけばいいのかは、しっかり組み立てようということでやらせていただきました。 2年がたちました。私は当時国の成長率が36%だったです、その当時は。国がそう言っていたものですから、それを基準にあらゆる習志野の財源、財源が平成12年、何が、これはできる、これはできる、全部洗い出しました。何年ごろから金が入るか。それ全部積算をしまして、これはこういう方にいけば平成16年までは庁舎か中央図書館か、あるいは生涯センターか何か、これ半分ぐらいできるなと、150億ぐらい投入できるなという計算で皆様方に、議員の皆さんに開示させていただきました。 ところが、今予定したのが全部崩れました。全部崩れました。本当、当時はだれでもそんな崩れると思わんで一生懸命やりましたけれども、成長率が36%、全然ないでしょう。それから収入、税収も全部よくない、予定した財源がもうほとんど延期延期になって全部なくなりましたものですから、改めて、なくなったから私はグランド・デザインの見直しを指示してある。指示して一応大まかなものができ上がっております。非常に厳しいことであります。当然そこにはまた事業の選択とか行革とか、その他いろいろのものを真剣に本当に考えなければ、13年度以降、また我々が16年度まで何とかつくろうと言っておった庁舎とか、あるいは生涯学習センターとか、中央図書館というのは、145億を部長が今説明しましたけれども、あれは17年度以降に伸ばして145億ぐらい不足になるということなんです。もう既にそこら辺の精査をして、それでもこういうふうになるんだというようなことでございます。 そういう読みでグランド・デザインつくった、あれ何のためにつくったってお笑いを買いましたですけれども、私はこれは決してむだじゃなかったと。決してむだじゃなかったと、こういう確信をしておりますので、そういう形の中でこれからしっかりと財政と事業と行革と、3本柱でひとつこれからもしっかり一年一年じゃなくして、将来を展望した何ができるか、こういう点をしっかり確かめていきたいなと、こう思っております。以上でございます。 ○議長(保月美世子君) 位置づけ以外。答弁を求めます。企画政策部長安部博さん。 ◎企画政策部長(安部博君) 議員さんからお尋ねでございましたグランド・デザインの位置づけということにつきましては、今市長の方から政治的な御判断あるいは市長の熱意、それから将来に向かっての展望というようなことで、市長の方からいろいろお話がございましたんですけれども、私の方からお答えするような部分じゃなかったというふうなことで、市長にお願いをしたわけでございまして、私自身としてはなかなか、まさに反省をしているわけでございますけれども。 その2点目といたしまして、議員さんからございました一般事業の繰り延べだとか、あるいはグランド・デザインの中でどんなふうにして見直してきているんだというふうなお話でございましたんですけれども、まず一般事業につきましては、先ほど財政部長の方からお話のございました、あるいは答弁書の中にもございましたように、ともかく平年度、10年度ベースというんでしょうか、その部分についての事業費は確保していこうというふうなことで、3カ年にわたります財政計画、あるいは16年にわたる財政計画を立てさせていただいたわけでございます。 それで、グランド・デザインの中でどんなふうにやはり我々としては延伸をしてきたかというふうなことでございますけれども、当然先ほどのお話にございましたように、財政計画そのもの、先ほど財政部長の方からお話のあったような形で、我々としては本来ならば見直したくない部分でもございますし、先ほど市長の御答弁のように、市長は将来を見越してという御答弁ございましたんで、見直したくはございませんけれども見直さざるを得ないと。それはなぜかというと、先ほど市長が申し上げましたように、事業と財政、財源これがやっぱり一体となった中でないと、やはりグランド・デザインを明確に位置づけて、なおかつ推進できないというふうなことでございますので、私どもといたしましては12事業につきましては、やはりこれは21世紀に向かって何としてでもやっぱりやっていかなきゃいけない重点施策だというふうなことで、12事業につきましては私どもとしては見直しはされたくもないし、したくもないというふうな考えでございます。ただし事業年度ですとか、あるいは事業費につきましては見直しをさせていただかざるを得ないというふうなことでございまして、1つとしては先ほど市長がお話し申し上げましたように、庁舎建設あるいはそこに伴います生涯学習センターあるいは中央公民館、あるいは保健福祉センターというようなことかと思います。 それと2番目といたしましては、先ほど一般質問等でございましたように、人工海浜、これにつきましては当初は平成6年から平成12年までというふうに位置づけをしてございましたんですが、私が先ほど答弁させていただきましたように、今年度からというと語弊があるかもしれませんが、今までの間非常に長い間いろいろ計画をしてきたわけでございますけれども、実質的な行動といいましょうか、計画づくりというのは今年度からでございますので、これにつきましても今年度から、ちょっといつまでに完成するのかということにつきましては、これからも県といろいろと詰める中でやっていきたいと思いますが、現状は未定でございますので、そんな形でやらせていただけると。 それから、新総合福祉ゾーンでございますけれども、これにつきましても6年から11年までというふうなことでお話がございまして、これについてはさきの議会でもいろいろと御論議をいただき、御承認いただいて今着々と工事を進めているわけでございますけれども、最終的に計画をしようという市民交流センター、これにつきましてまだ具体的な計画がなされてないということを含めまして、これにつきましては16年まで、平成6年から16年までというふうに延ばさせていただきたいということと、それから新清掃工場でございますけれども、これにつきましても事業年度と、それから事業費そのものを修正をさせていただこうということで、年度につきましては当初は6年から13年までということでございましたけれども、これを14年までにしたいと。それから当然事業費につきましても当初の規模からしますと、かなりの規模が落ちているというふうなことで、これにつきましても事業費そのものを削らせていただいた。 それと、あとはいろんな問題がございますけれども、それは若干の修正部分だとか、あるいは少し延長しながらでもやっていきたいというふうなことで、大きな事業といたしましては、今申し上げたような事業を見直しをさせていただこうというふうなことでございます。以上でございます。 ○議長(保月美世子君) この際、質問を保留して、暫時休憩いたします。              午後3時2分休憩  -----------------------------------              午後3時30分再開 ○議長(保月美世子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、先ほど29番服部啓一郎さんの質問に対する答弁の中で、一部訂正したい部分があるそうでございますので、この際、これを許します。 企画政策部長安部博さん。 ◎企画政策部長(安部博君) 先ほど服部議員さんのお答えの中で、延期をした事業についてというふうなことで答弁させていただいた中で、新庁舎それから生涯学習センター、それからその次に「中央図書館」と言うべきところを「中央公民館」と申し上げましたので、その部分につきましては「中央図書館」ということで訂正をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 財政運営につきまして、行財政運営につきましては、第1回目の答弁で市長よりスクラップ・アンド・ビルドを初めとして、この1年、2年で取り組んでいくという項目を発表されました。それで組織機構の見直しの中で私申し上げましたけれども、事業分析、業務分析見通し、ここらをしっかりやって、そしてなおかつ御答弁にあったように、行政改革推進計画を着実に実行していくということがまず当面の課題だろう、こう思いますので、どうかひとつその点につきまして全力を挙げていただきたいなと、このように思います。 それから、教育長にお尋ねいたしました教育長のこれからの考え方、こうした中で特に教育長さんは心の教育という点を強調されておりました。まさにこれから本当に心の教育という重要性、私もそう思っております。そうした点でどうか習志野の子弟のために教育行政全力を挙げて取り組んでいただくよう要望しておきます。 それで、次の清掃工場の問題でございますけれども、お尋ねしたいのは日本環境工学設計事務所に委託をされましたけれども、当初、平成8年12月ですか、比較検討書、これを含めて環境調査、この2点を主にして委託をされましたけれども、この工場建設に向けては平成5年のころから取り組みをされておったわけでございますけれども、委託をするまでの間、担当部としてこの工場建設に向けてどのように検討をされてきたのか、この辺について御答弁をいただきたいなと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 御回答申し上げます。 今までの経過ということですので、平成5年の5月に新清掃工場建設検討委員会という形で発足しております。それの中身といたしましては、当時の新清掃工場、現在の流動床炉でございます、それの建てかえと、もう一点、リサイクルプラザの建設にしなさいということで検討されております。そして平成6年から7年にかけましてリサイクルプラザが先行しております。当時清掃工場とリサイクルプラザ併設して進めておったわけですけれども、財政的な問題等もございまして、リサイクルプラザが現在のごみ減量という観点から先行したという経過がございます。 それと、それから平成7年の8月にごみ処理場の施設の建設に当たりまして、千葉県が溶融炉の取り組みの要請を習志野市に行っております。それは今までの燃す行政から溶融と、減容化ということも当時考えられて、そんなような要請が来ております。そして平成8年の3月に千葉県は溶融スラグの利用指針、これを発表いたしました。それに引き続きまして平成8年の6月、これは厚生省、国の厚生省の方でダイオキシン等がいろんな問題を出してきた関係もございまして、これからのごみ焼却設備につきましては、溶融設備を附加しなさいよという旨の通知がございました。それらを受けとめまして基本的に溶融の研究を始め、平成8年の12月から9年の3月にかけまして、ごみの処理方式について中間処理施設の比較検討を作成し、以後検討委員会に諮っていったというような経過でございます。 なお、この間清掃工場の建設については、4回だったと思いますけれども、期間の延長という形で現在に至っているという形がございます。以上です。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 今委託をするまでのところにつきまして御答弁いただきましたけれども、当初建てかえは現行のものの建てかえという考え方だった。そして平成8年3月あるいは平成8年6月、促進の指針が発表された。6月には国庫補助の問題から溶融施設という形を考えられた。建てかえから急遽溶融に切りかえをしなければならないということで担当部はあったはずだと思うんです。建てかえで現行の施設でいこうと言っていたんですから。その間どのような例えば資料収集したり、こうしたものもいろいろあったかと思うんです。現行の流動床の形の中でスタート切ってきたものが、ダイオキシン問題と今言った国庫補助の問題、溶融という形できたものですから、担当部とすれば方向が変わってきた。平成8年の頭から急遽変わり出した、こういう推測はされるわけです。そのとき私は今申し上げました、そういう面で当局とすれば、どういう形で臨んだらいいのかな、こんな作業があったかと思うんです。この辺についてもしお答えできればお答えしていただきたいなと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 急遽確かに燃す行政から溶かすというような表現になりましょうか、その間私どもはダイオキシン対策というのがちらほら世の中に騒がれてきたという形で、現焼却炉の改造といいますか、対応の方法、これらにつき検討した時期もございます。そして溶融というものが私どもも未知な部分たくさんございました。先行する自治体の状況、千葉県で言えば我孫子あるいは東金というような形の自治体に行って、その実態を聞いたり、あるいはパンフレットをいただいたり、そんなような形で自己研修といいますか、私どもも予備知識、そういうものを蓄えていったという背景がございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) そういう中で平成8年12月に日本環境工学設計事務所に処理施設の比較ということで委託をされた。御答弁にもありましたけれども、中間処理方法としてごみを焼却後、その灰を溶融スラグにしていく。最終処分したり、または再資源化する方法という間接と、間接ですね、これは。それからごみを直接溶融し最終処分したり、または再資源する方式としてというこの2点について委託をされた、こういう4方式、ここでこういう委託の仕方をされたんだなと、私はこのように理解をするんですけれども、そのように理解してよろしいでしょうか。 ○議長(保月美世子君) 環境部技監長谷川浩一さん。元気に答えてください。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) そうでございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) そうして中間報告書のストーカープラス灰溶融炉とか、流動床プラス灰溶融炉、それから直接溶融、それから熱分解と、こういう形で、ということは、この時点で4方式に限定をされた、このように思うわけですけれども。お尋ねしたいのは、確かに当時のもの、現況からいっても溶融という問題出てきましたから、今あるものにプラスして溶融をしていく、これわかります。しかしこれは次世代という形から見たら、これは次世代というのに入らない。こうした点で当局におかれましては、先ほど私お尋ねしたように、なぜ次世代型、こういう処理システム選定に、業者のコンサルに、それは実動している炉がなくても必ず将来出てくる、こういう形の中であれば、4方式に限定をせずに委託をしてもよろしかったんじゃないのかな。確かに次世代型という中には直接溶融や熱分解も入っていますけれども、こうした面で私はそうしてもよかったんじゃないのかなと、こう思うんですけれども、御答弁いただきたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 溶融という形の中で、灰直接という形が当時の趨勢といいますか流れであり、以後名前が次世代型というとガス化溶融炉というような、非常に私どももちょっと専門的にわかりにくい部分もあるんですけれども、出てきたという。現時点での考え方と、当時は直接溶融という表現があって、灰溶融という形、灰溶融は間接溶融という表現していましたけれども、そんな中から選択したということでございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 私はそういう将来を見越して、それが実験炉もまだできてなくても、そういう次世代型としてそうしたものも検討に入れるべきじゃなかったのかなとお尋ねしたんです。御答弁になってないんですけれども。 じゃ、ちょっと方向を変えてお尋ねしますけれども、当時当局、担当部としてこうした次世代に向けて処理システムとして時代の流れ、あるいは傾向というものが、どういう方向にあったかって認識はされておったのかどうか、この点についてお尋ねいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) やはり世の中が最終処分場問題、あるいは迷惑施設といいますか、そういう形の中で燃す方向よりもやっぱり資源化できるような炉、あるいは余熱利用といいますか、そういうような方向に向くんであろうという推測はしておりました。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 先ほど最初の方でお尋ねしましたけれども、当局は当初、建てかえということで先行し物事を進めていたわけです。平成8年の3月あるいは6月、こうしたところで溶融という問題が出てきた。ですから、今までの答弁を私は聞いておりまして、そうした時代の流れあるいは傾向性、こうしたものに欠けておったんじゃないのかな、このように思うんです。 なぜ私がこんなことをお尋ねするかというと、平成8年の時代というのは、先ほども言いました、ダイオキシンやいろいろの問題が出てきている。そのときに例えば財団法人の東京都環境整備公社技術部長さん、この方が全国で平成8年度あらゆる地域で講演をされております。また論文も発表されたり、あるいはこういう「環境施設」という専門雑誌、ここにも載せております。これらを読ませていただきますと、次世代型の中にはいろいろある。あるけれども、今私どもが入れようとしておる直接溶融炉、これにつきましては中間処理技術の今後の時代という点から見れば、主流にはなり得ないんだ。格段の技術改良を要するんだって、こういうことを平成8年の初めにしておるんです、専門家として。ましてコンサルは日本環境工学設計事務所さんは、日本でも有数の古い業者でございます。ですから、そうした面でこれからの時代、その当時です、時代やそうしたものから、幅広く選定という、システムを依頼するときに、方式を依頼するときに、こちら側がそうした方向性を示せば、業者としてそれだけのものを私は比較検討書として出してくださったんじゃないのかな、このように思うんです。そうした面では当初いろいろの事情があろうかと思いますけれども、そうした面では私は委託に際してもう少し時代や、また先々というものを考えながら研さんをしていただいて広めていただければよかったな、このように思うんですけれども、御答弁いただきたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 私のさっきの言い方がちょっと悪かったので、もう一度言わせていただきますと、機種の中に私どもが選ぶ、仕様書といいます、中には新型のものもあれば提案してくださいという形をとらせてはいただいております。その中にガス化という機種が参画しているという形にはなっております。ちょっと初め言い方が悪くて申しわけございません。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 今御答弁いただきましたけれども、新型のものがあればと、それは熱分解を言っているのかなと、こんなように私なりに考えるんですけれども、そうした中で、それではお尋ねいたしますけれども、この比較検討書、これは皆さん方の市から委託をして、これは業者からいただきました。この中身について議会に提出をされているものは、すべて数字はそのまんまになっておるのかどうか、まず1点お尋ねしておきます。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) そのままになっております。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) それで、ここに記載をされていることについて、当局としてコンサルに対しまして、ここはおかしいんじゃないんですか、あるいは疑問を感じますよ、あるいは矛盾点が感じられるんですけれども、どうなんですか。それから今御答弁いただきましたように、新型というものはこれ以上ないんですか。先ほど私冒頭から申し上げております。実験炉があろうとなかろうと、そうした中でこうしたものをそのほかに入っていないんですか。そうしたものをコンサルに対してお尋ねした経過がございますでしょうか。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 打ち合わせの中では余り記憶にはございませんので、恐らくないというふうに思います。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 実はこれ私なりにちょっと勉強させていただいたんですけれども、例えば10ページにあるんですけれども、運転管理ってあるんです。運転管理でコークス溶融式というところ運転管理見ますと、溶融運転の自動化が可能だ、こう書かれている。これ疑問に思わなかったのかな、私こう思うんです。というのは、間欠出滓のためにスラグが飛び散るような危険性があるんです。そして出滓時の操作に難易度が非常に高くなってくる。こうした問題があるから自動化というのは非常に困難なんです。こうした点について、先ほどこれについて疑問点あるいは矛盾点とか、こうしたことをお尋ねしたんですかとお尋ねしたんですけれども、そういうものはないと。ということは、今一つの例を挙げました。 もっと挙げろと言えば、その下の「維持管理、出入り口耐久物の定期交換作業不要」と書いてある。これ見ますと、ああ、そうかと思っちゃうんです、僕ら。これがこう書きながら、20ページには「部分補修は必要である」、こう書いているんです。ここではそう書きながら、ページを変えたところにはそういうふうに書いてある。すると、だれが見ても先ほどのあれから、だから議会の特別委員会にしたって、当初から皆さん方の提案の議事録を読ませていただいたりしますと、全部が全部最初からべースとなっているものは何だろうかと考えますと、最終処分量になっているんです。だから直接溶融、こうなってしまう。それでこういうやつ見てくると、ああ、そうかと見たら、これは立派だな、立派だなと見える。あけて見れば、こっちだあっちだで書いてある。 だから、質疑の中でも、これは向こうの数字だったんですか、こちらで直したんですかというようなこともお尋ねしたわけなんです。これをまともに見ていったら、だれだって直融ってなっちゃうんです。ところがよくよく調べて調べてやっていくと、まだ18カ所あるんです。これがあるんです。 もっと極端なことを言わせていただきますと、一番最後のページにこれストーカープラス灰溶融炉、それから直融、それから熱分解ドラムの図面が載っているんです、図面が。説明書これだけ詳しく書いてあるのは直融だけなんです。詳細に書いてあって、ほかは何も書いてない。どういうことなんだろうと思いました。これを見まして、何か全部うっちゃっているような感じだな。まあ、そんなことがこれにはあるわけです。それでお尋ねしたんですけれども、そうした面で私はこれを疑問点、こうしたものをもっともっと早く言えば勉強していただいて、コンサルに質問を出したりして議会にわかりやすく説明できるようにしてほしかったな、こんなように思います。 それから、次に、組織の中の検討という、組織検討、ありましたね、委員会、検討委員会それから専門部会。これにつきまして見ますと、専門部会が11月の21日だか答弁ちょっとわからなかったですけれども、21日か25日に専門部会は直接溶融方式ということは報告をされております、御答弁で。それを受けて助役を長とする検討委員会がそれを受けて、11月25日に意見集約作業に入りまして、次の第9回で2月18日、平成10年2月18日で最終意見集約をして、3月17日に答申を出されております。 一方、議会の特別委員会は平成9年8月20日に説明を受けて質疑をし、そして10月に3回精力的に視察を行って、10月30日また委員会を開いている。11月28日、12月11日、年が明けて1月26日に委員会を開催している。私がなぜこんなことを言うかと申しますと、庁内の専門部会が11月21日付で一つの方向性を出しているわけです。直接溶融方式がベターだと専門部会は。一方議会はまだ説明を受けて2回目を開会。担当部とすれば非常にやりづらかったんだろうな。内部で方向性出ているんです。それを議会はそういうことわからない。わからないんです、このこと。だから委員会録を読ませていただいた、3回も読ませていただきましたけれども、各委員さんが機種のメリット、デメリット、長所短所を言ってくれ。ところが内部の方で方向性が出ちゃっているんです。それに反することが果たして言えるだろうか。こういう私はシステムかな、こうとられてもしょうがないな、こんな形になっちゃっているんです。そして中身が先ほど言ったようなところもある。何かシステムからそうなっちゃっているなと、こんなように思います。 それと、もう一点言わせていただければ、確かに当局の事情もあります。平成5年に検討委員会が設置をされた。そして検討委員のメンバーをお願いをした。民間の検討委員の方々大変苦労されたと思います。わからないんですから、我々だって。 今後のことがありますからあえて申し上げさせていただきますけれども、百何十億という買い物をするんです。確かに平成5年に検討委員会メンバーをしましたけれども、追加をして増員をしてでも、やはり専門家という方を私は検討委員会に、今後のこともありますので、あえて言わせていただきますけれども、考えられた方がいいんじゃないのかな、こんなように思うんです。この2点につきまして御答弁をいただきたいと思います。          〔「あれだな、助役答えた方がいいな、助役答えた方がいいよ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。助役篠原潔さん。 ◎助役(篠原潔君) 習志野の清掃工場問題につきましては、るる経過等も踏まえながらお話しいただきましたけれども、現在の清掃工場の老朽化に伴って建てかえをしなければいかんということで計画検討に入り、その後経済環境の悪化と、それから資源化を優先すべきだということから、リサイクルプラザの建設を優先したわけです。その後に工場の建設については、従来使われている今の炉、いわゆる流動床というのですね、流動床炉をもって建設計画進めておりましたけれども、国、県の溶融指針が発表され、今後建設される中間処理施設については、溶融システムを入れなければ環境上いかがなものかということで、採択基準としては溶融システムを取り入れると、こういうことに相なったわけです。 そこで、改めて検討するに当たって、では中間処理施設を流動床という固定概念から入っていいのかどうなのかということの話が出てまいりまして、当時私はその概念もすべて捨てて、全く新しい時点で検討をすべきだと、こういう主張をし、そのもとに比較検討に入っていただいたと。その比較検討するに当たって、既に日本の自治体の中で実践されている、実動している炉を優先すべきだと。まだ見えない研究途中のものについては、これは100億を超す買い物をするわけですから、リスクを背負う話を、できるだけリスクは消去すると、外すと、こういう観点で検討をしていただいたわけです。その中から議会にもお示ししてあるような検討書ができ上がったわけです。執行部においてもそういう検討をしている過程において、議会におきましてもこれは大変なプロジェクトになるから、ですから議会の議員発議で検討委員会が設置されたというふうに理解をいたしております。 しかし執行部は執行部としての検討をしなければなりませんから、検討委員会ではこの検討書の示された、提出された検討書をもとに協議をして、さらに専門部会を設置できるようになっておりますから、専門部会として検討してほしいということを専門部会に指示をいたしました。指示するときに専門部会では、検討委員会からは検討を指示したところであって、特別に何をどうせいとか、そういうような条件は一切つけずに指示をして検討をしていただいたわけです。 一方、市議会におきましては、これは私が申し上げるまでもなく、検討委員の先生方が現地を視察されたり、いろんな形で議論をされてまいりました。そして最終的な委員会の出た時期を見て、検討委員会も最終議論を展開をし、ただ議会において検討委員会の最終報告がなされない中において、検討委員会としても市長に方向性については時期尚早ということで委員会の時期を待ちながら、最終的な委員会を開催したわけです。決して特別に特定のメーカーなり処理方式を誘導的な検討はせずに、まさにラフな形で習志野市の方式として最もベストな方式を選ぶように努力してきたつもりでございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 先ほどちょっと申し上げましたけれども、東京都環境整備公社技術部長、前東京都清掃局施設部長、寺島さんという方の書かれている中には、こう書かれております、「製鉄の溶融炉技術の応用技術であり、ごみの中の不燃物を含め処理残渣は溶融された良質のスラグになり、建設資材として再利用され得るので」、ここプラスなんです、「埋立空間を大幅に節減できる」、こう書かれている。「しかしながら、燃え過ぎて困るほどの都市ごみの処理に際し、多量の副資材を必要とする上、回収される溶融鉄は不純物が多く、リサイクル面のトータルメリットは少ない。スラグは連続出滓式でなく間欠出滓式であり、ユーザーである市町村から維持管理の面で取り扱いにくいという声がある。さらに現行の焼却技術と同様に、厳しくダイオキシンの発生抑制を図ることは困難だ。施設のコンパクト化の面でも他に比べて不利である」。これはこの人の見解だと思いますけれども、こうしたものが平成8年の初めに、もうこういうものが出ているんです。 先ほどの助役の答弁聞いておりまして、私あえて今述べさせていただきました。当時もうこうした、そうした面で見ていかなきゃいけないんだ、そしてこの炉についてはこうした部分もあるよとまで言っているんです。だから、私はそんなことを言わないで、もっと先のことを考えながら選択肢をもっと広げておいたらどうだったんだと聞いていたんです。ところがそういう御答弁聞くと、あえて言いたくなっちゃって言っちゃったんですけれども、こういうことなんです。 それから、もう一点の専門部会で結論を方向性を出しているんです。その担当者それが議会の委員会へ出てきて答弁しているんです。こういう仕組みじゃないですか。やっぱりある程度方向性出て、結論が出ているという荷物しょっていればどうなりますか。だから、こういう仕組みはどうかなという、こうした面で取り上げさせていただいた。これは疑問を持たれたって疑問は疑問として残っちゃう。こうなっちゃう。一つの例です、これは。 それから、検討委員会についてお尋ねいたします。先ほど御答弁いただいておりました中に、検討委員会ではダイオキシン等につきまして規制をクリアできるすぐれた方式だといわれておりますけれども、この辺につきましては、どのように検討されて、そうした一つの評価軸にされたんでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) これはやはりダイオキシンにつきましては一つの規制基準がございます。環境的にはすべてをやはりクリアしなければできませんので、それらはクリアできるという観点でございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) ダイオキシン今後新しい基準として01なんですけれども、ナノグラムです。この炉について担当課として、あるいは検討委員会としてダイオキシン対策についてどういう検討されたのか、もう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) これはダイオキシンは最近いろいろ物議を醸し出しております。そんな中で新しい基準、かつては基準ございませんでした。それらの基準をピシッと守るということが最低条件という形での環境基準の厳守というような考え方でございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 炉についてはどういう検討をされたんですか。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) やはり一つの環境基準というものは、これは片一方が守って片一方が守らないということではなく、全体が環境基準というのは守っていかなければいけない、並列でございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 直接溶融炉という炉はダイオキシン対策ですぐれた方式だと、こうしたことで一つの基準軸として、評価軸として皆さん方したと、こういうことですね。というのは、この炉が1,700度で燃えているからという意味で解釈してよろしいですか。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 高温という形では、やはりダイオキシンの対応しやすいという形でございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 高温て何度でしょうか。何度から何度くらいこの場合指すんでしょうか。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 1,500度以上といいますか、1,700度ぐらいまでを一応高温という考え方。
    ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) この直接溶融炉というのは、ダイオキシンというのは1,500度あるいは1,700度であるから、ダイオキシン対策は好ましいと、そういう理解ですね、技監は。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) 単に温度だけという理解じゃなく、いろんなダイオキシン対策という形の中では、一つの基準をクリアするという考え方。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) じゃ、お尋ねします。先ほど私申し上げました。比較検討書の一番最後のページ開いてください。だれしもが直接溶融炉1,700度、1,500度であれするから通過して通るだろう。ダイオキシン対策は万全だと思っていたんです、我々。技監もそういう考えだと。ところがこれ見ますと、排ガスについてはガス上がっちゃいますから、違う炉の方へ行って900度だと。今の炉と変わらないんです。900度に行くって書いてある、ガスは。何でこれでダイオキシン対策は万全なんでしょうか。だれしもが最初1,700度だから大丈夫だと思っていた。技監もそうじゃないですか。だけどよくよく勉強してやってみますと、900度なんです、この炉は。900度です。900度の方を通って行っちゃうんです。今の炉と変わらないんです。01はクリアできるだろう、それは、ナノグラム、どうにか。しかし今後は001の時代に向かっている。今後この炉は5年後、10年後そういう基準になったら、また設備投資していかなければならない。だから当初から900度の方に排ガスは行ってしまうから、ダイオキシン対策は困難だ、だから技術改良を改善をする必要のある施設だと、この人たちは言っていたわけです。そういうことになっちゃう。そうしたことを皆さん方担当部が委員会に対して何て答弁したんですか。我々もあれだったんですけれども。行動指針等で2秒、3秒以上とりなさい、高温にしなさい。技術的な指針では排除していく、そのような考え方です。新しいものをつくるのは01ナノグラムという基準が設定されている。それにまさる機械という形が今の考え方、示された01ナノグラム保障していく考え方、さっきも言いましたけれども。そう言っているんです。ところがよくよく見たら900度じゃないですか。みんな、当局も私どもも1,700度見ちゃったんです。もしそれがわかっていてそんなことしていたとしたら、本当に委員会軽視でしょう。お答えください。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部技監長谷川浩一さん。 ◎環境部技監(長谷川浩一君) ちょっと専門的な部分になりましたので、佐藤主幹の方に補足させたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。環境部主幹佐藤美喜雄さん。 ◎環境部主幹(佐藤美喜雄君) お答えいたします。 直接溶融炉処理方式につきましては、まず構造的には高温で溶融する炉がありまして、そこから熱分解されましたメタンとか水素とか、そういった未燃ガスを含んだものが二次燃焼室の方に入ります。その二次燃焼室の温度を今服部議員さんが900度で出ていくんだと、そのように言われているところだと思いますが、1,700、1,800度といいますのは、一つ目の溶融炉のコークスベッドという底部のところでの温度の状態をいいます。それでなぜダイオキシンが今の焼却炉と同じ温度で同じじゃないかというような疑問をお持ちなんですが、今の炉は固体を燃焼させてダイオキシンの低減を図っているものなんですが、このコークスベッドの直接溶融炉は一度熱分解をしまして、ガス化しておりますので完全燃焼を図りやすいと、このように特別委員会でも私御説明したんですが、そういったことがありまして、なおかつもう一点は、熱分解炉、次世代型の熱分解炉と申しますのは、確かに1,300度で溶融、熱分解のガスとそれからカーボン、未燃残渣を溶融するわけですけれども、出口はやはり発電を行います関係上、900度ぐらいで廃熱ボイラーに入ることになっております。そういう意味も含めますと、出口では必ず900度Cという温度域は絶対通るわけでして、理論的には001を結果的には、01を結果的にはクリアしているんですが、完全に熱分解、次世代型の熱分解炉と直接溶融炉が温度差400度あるわけですけれども、ありますけれども、完全燃焼を図る意味では、厚生省の構造指針上、850度C以上あればダイオキシンは分解できるんだと言っておりますので、そういった意味を含めますと、どの機種をとっても現在においては01をクリアできると。平成8年の時点では確かにそういうこともあったというふうに私も文献を見て記憶しているんですが、検討書をつくった時点では、コンサルからそのように報告、協議の中では話しした記憶がございます。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 直接溶融炉すなわち熱分解ガスを次のプロセスの焼却で燃焼させて、熱エネルギーというのを回収するシステムですよね。そうなってきますと、炉の底部に均等にした灰の部分をですね、これを補助燃料のコークスと酸素で高温にして溶融していく、そして排ガスは高温溶融炉部分を通らずに上部の、上部から排出されちゃう。隣の熱燃炉900度へ持っていって燃焼させるんだ。これが直接溶融の特色なんです。だから当初はみんな1,700度だと思っていた。みんなそうだったと。ここには900度と書いてある、隣の炉だって。 それで、こうした形の中でダイオキシンというのは、今も言われましたけれども、01ナノグラムは何とか基準はクリアするだろうけれども、今度はあと5年、10年たてば001の時代だよと。これをまた設備投資しなきゃならんよ、なってくるよ、こういうことも読めるよ。それと同時に900度というのは完全分離はできないんです、ダイオキシンは、900度では。それは厚生省で800だ900言っていますが、完全分離はできない。だから、そうした点から見てくると、どうしてこれがダイオキシン対策にすぐれた基準をクリアした方式であるという答弁になったのかなと思って聞いたんです、実は。 それと同時に、二酸化炭素の問題、それからサーマルNOX の問題、こうしたものが環境問題としてあるんです。サーマルNOx の問題だって大きい問題だと思うんです。こうした点で環境対策という中で、この炉について先ほど検討委員会ではどういう形で検討したか。技監の話聞いていますと全然わからない。こういうことで現状なっているんだなと私わかりました、実態は。 それから、人口推計問題でございますけれども、この人口推計16万3,071人、トレンド方式か何か知りませんけれども、積み重ねた。一方では補正予算で人口推計調査委託を出している。どういうことなんだって。かつてこの議会で何回も申し上げました。人口問題、人口推計は工場に関係してくるから、基本計画を見直してください、何をしてください。それでもやってくれないから、都市マスタープランはやってください。本会議で何回も言った。そしてこの数字はどこからだといえば、都市マスタープランの作業中のものだ。作業中のものの数値である。一方で補正予算で調査委託をしている。そうすると、この数字16万3,071人ではじいて、ごみ数を掛けていろいろして、施設規模決めるとすれば、施設規模というものの根拠というものは薄れてくる。一方ではそういう調査委託をしているんですから。机上の数字じゃないかというふうに出てきちゃうでしょう。では、都市マスタープランて何だろうか。人口推計、それでその数値を使うならば、やはりそれに伴った政策というものの論議をされた中でその数字が出てこなきゃおかしいでしょう。こういうふうに思います。ですから、その点について御答弁もあわせていただきたいと思います。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。助役篠原潔さん。 ◎助役(篠原潔君) 清掃工場の建設に伴います規模の決定というのは、ごみを処理するための規模でございますから、ごみは言うまでもなく人を媒体として出てくるものでございますから、将来の人口推計は大変大事でございます。今、過日もお話出てたと思いますけれども、公にしてございます基本計画上の人口では、あの推計数値が今日現実に1万人弱、八千何がしか、約8,000人の見込みよりも下回った実績であるわけです。さらにまた今日の経済環境は先行き不透明で、予定した第2次埋立地への企業進出もなかなかに進展してないと、こういうことからオーソライズされている人口推計をもって規模を決めるとなりますと、非常に過大な施設になってしまうんじゃないか。 それから、埼玉県へ私も視察に行った際に、視察先で説明してくれた方に質問いたしました。どういう質問したかというと、先進の都市として後発組に何か注意することはございませんか。そういうことあったら率直に教えていただきたいと、こういう質問をいたしました。そのときにその方は、耳元で大きな声では言えないけれどもということで、施設規模を拡大、大きな過大な施設にならないように留意した方がいいですよというお話を承りました。 この2つの経過を踏まえるならば、処理に当たって莫大な100億を超す財政負担を伴う事業ですから、当然見直しをしなければならないと。一方、お話のございますように、基本計画の話が今議会で委託料として予算化をお願いしております。これも本来ならば先にできていて、見直しが先にできていて、その数値でもって臨むべきことは言うまでもなくそうあるべきでございます。これは素直に執行部として反省をしなければなりません。だからといって、くどいようでございますけれども、現実に下回っている数値があるのに、わかっているのに、公表されている大きな数値をもって使ってしまうと、それこそむだな投資をしてしまうと、こういう懸念をいたしまして、私も担当には厳しく見直しをせいという指示を何年か前からしてまいりました。 そこで、では、見直しに当たってどうしようかということの中で、今都市マスタープランの見直し作業に入っております。御案内のように、都市マスタープランはかつては都市計画法上は任意の計画でございましたけれども、法の一部改正によって市が持たなければならない計画になりました。その作業を今やっているわけです。その作業経過と今回とは、それを待っていたのでは、この炉が先般来お話がございますようにダイオキシン、環境に対する基準値が間もなくやってまいります。今の炉では、現設の炉では残念ながらその時点では間に合いません。それからあいまいな炉の改造でも満足せしめる基準値をクリアすることはできないと、こういうことからいたしますと、この炉の建設は何としても規制基準が始まるときには、つくり直さなければならないということから、必要に迫られて、ある面では必要迫られて現実として選べる、あるいは現実としてとれる作業をやろうじゃないかということでやってまいりました。そのマスタープランの見直しとあわせた中で、こういう人口推計の仕方があるじゃないかということで、いろんな手法をやってみました。その中で最も現実に近いなと思われる数値、それに数カ所のこれから町づくりを進めていく中で実際的に、誘導的にといったらいいんでしょうか、未利用地の、あるいは低利用地の高度利用、未利用地の利用促進とか、そういったことを加味して、先ほど来議員が言われている16万何がしの数値をもって見出したわけでございます。 その人口から推計いたしますと、実際に排出される全体の発生量は238トンになります。238トンの中から可燃ごみ、可燃ごみは2097トン、約210トンでございます。この可燃ごみの210トンの中から有価物回収や、あるいはリサイクルセンター、そういったところで資源化をしていくと。そういったものを約70トン近く減らしております。そういった差し引きをいたしまして、最終的に153トンの炉をもっていこうではないかと、こういう執行部としての考え方をまとめさせていただいたわけであります。ですから、人口推計それだけをスポーンとカウントしてしまいますと、240トン近くなってしまいますけれども、減量化にも、あるいは資源化に留意をして、できるだけ排出されるごみを少なくして、つくる規模を縮小して、財政投資を少なくしながら、環境にも十分留意をして、そして一番習志野市で致命的なことは、習志野市は最終処分場持っておりません。銚子市の御厚意に甘んじて今やっているわけです。これとても将来、未来永劫というわけにはまいりませんでしょう。そういったことを十二分に、現時点で力不足ではございますけれども、執行部として考えられることを懸命に努力をいたしまして、今日のような経過に至っているところでございます。以上です。 ○議長(保月美世子君) 29番服部啓一郎さん。 ◆29番(服部啓一郎君) 人口推計の問題につきましては私もそう思っているんです。当然でしょう、それは、行政マンとして。できるだけ炉を小さく、ごみの量を少なくして、当然でしょう。ただ、助役も先ほど申されましたけれども、やはり基本計画あるいは都市マス、こうしたものの中から当然すべきだった、こうした点率直に認められましたのでこれ以上言いませんけれども、今後もこうした問題いろいろ出てこようかと思うんです。行政が先、先を考えながらやっていかなと、こういうことになるな、一つの例だと思います。 この炉自体が私は環境対策という面、助役さんが、また私も質疑の中で言いました、最初のベースが処分、処分量で走ってきた。ダイオキシン中心としたサーマルNOx の問題あるいはCO2 の問題、こうした問題から見ると、クリアはするだろうけれども完全クリアしてないなとか、先々不安を抱える、期待ができない、こういうようにも見えてしまう。 それから、運転管理という面で間欠出滓方式ですので、非常に危険が伴うからユーザーである市町村は敬遠してしまうと、こうした問題も抱えている。こんな点があります。当初取り組み、こんな部分からいってもう少し選択肢の幅を広げておけばよかったんじゃないのかなと思ったりいろいろします。そんな面から私は再度検討していただくことを期待をいたしまして、一般質問を終わります。 ○議長(保月美世子君) これより同一会派の関連質問を許します。関連質問ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 以上で29番服部啓一郎さんの質問を終わります。 次に、16番宮内一夫さんの質問を許します。登壇を願います。            〔16番 宮内一夫君 登壇〕 ◆16番(宮内一夫君) 新社会党を代表し順次質問をいたします。 質問の第1は、土地問題についてであります。議会初日の3日、藤崎5丁目482番9、10の土地にかかわる3,000万円の返還についての行政報告がされました。市長は報告の中で、「二度とこのような事態を発生させないことを肝に銘じてまいりたい」としましたが、この土地問題が発生してから今日までを振り返って、どのような所見をお持ちなのかお伺いをいたします。 質問の第2は、24時間ホームヘルパー派遣制度導入についてであります。ホームヘルパーについては、土、日曜日の派遣など改善が進められてきていますが、24時間ホームヘルパー派遣制度を早急に導入してほしいと思いますが、御所見をお伺いいたします。 質問の第3は、葬祭問題についてであります。その1点目は海浜霊園の増設工事の進展状況と今後の見通しについてお伺いをいたします。2点目は馬込斎場の受け付け時間を繰り上げて受け付けをしてもらえないかという問題であります。私はこれまで何度か改善を要求してまいりましたが、その後の取り組みについてお伺いをいたします。3点目は市内への斎場、葬儀場の建設についてであります。その後の進展状況と今後の見通しについてお伺いをいたします。 質問の第4は、情報公開問題についてであります。本市の情報公開は本年4月から実施されていますが、その利用状況と外郭団体の公開について、その後の取り組みについてお伺いをいたします。 質問の第5は、地域問題についてであります。1点目は京成線と県道幕張・八千代線との立体化、2点目は県営実籾団地の建てかえについて、3点目は実籾駅南口広場の建設と踏切から東金街道までの県道の拡幅について、その後の進展状況と今後の見通しをお伺いいたします。 第1回目の質問といたします。            〔16番 宮内一夫君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) 申し上げます。答弁、再質問をちょっと計算しますと、多分時間延長になると思いますので、本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 それでは、ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。市長荒木勇さん。登壇を願います。            〔市長 荒木 勇君 登壇〕 ◎市長(荒木勇君) 宮内議員さんの一般質問にお答えいたします。順を追って答弁をしたいと思います。 最初に、藤崎5丁目の土地問題について市長の所見はという御質問でありました。本件につきましては、去る9月3日、本定例会冒頭、お許しをちょうだいし行政報告をさせていただきました。この行政報告の中で経過や率直な私自身の気持ち並びに陳謝の言葉を表明させていただきました。この中で、あらましを報告させていただいたところでございますが、いずれにいたしましても、本件土地問題は買収に当たっての事務手続や市有地の管理が万全でなかったことによるものと考えております。したがいまして、この点を十分反省し、これまで御指摘、御指導いただきましたことを真摯に受けとめさせていただき、二度とこのような事態を発生させないよう努力してまいりたいと思います。 次に、24時間ホームヘルパーの派遣を早期に導入していただきたいという御質問でございます。24時間ホームヘルパー派遣事業の体制につきましては、平成8年度にヘルパー派遣の調査を実施し、この結果を踏まえて、平成9年度よりヘルパーの土、日、緊急派遣体制を取り入れ、事業の充実を図ってまいりました。介護保険制度においては要介護状態となっても、可能な限り住みなれた家庭や地域で自立した生活ができるよう、24時間対応を視野に入れた在宅支援体制の確立を柱としております。そこで本市におきましても要介護状態となられた方が、在宅において24時間不安なく健やかに療養生活が送れるような体制づくりを求められており、実施時期、派遣内容、方法につきましては、現在実施中の介護保険事業実態調査及びモデル事業の結果による対象者の利用意向を踏まえまして、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 次に葬祭問題について、まず海浜霊園の増設工事の経過と今後の見通しについて答弁をいたします。海浜霊園増設工事につきましては、平成9年第3回定例会で事業費4億円の債務負担行為の御承認をいただき、平成9年第4回定例会で財団法人習志野市開発公社を契約の相手方として、海浜霊園増設工事業務に係る業務委託契約の締結を御承認いただきまして、増設工事を進めているところでございます。工事の進捗状況でございますが、駐車場整備工事は本年5月2日より着工し、7月21日に完了し、樹木移植工事は5月3日より着工し、7月21日に完了しております。また本体の増設工事につきましては、本年6月25日より着工し、8月末現在土砂の搬出工事を終了し、無縁墓地その他に着手しているところでございます。今後の予定といたしましては、庁内協議や福祉問題審議会の御意見を拝聴した中で価格決定を行い、本年第4回定例会に永代使用料を定める条例改正案を提案しようと考えております。この承認をいただいた後、平成11年3月ごろ広報紙により市民への公募を行う予定でございます。 次に、馬込斎場の受け付け時間等について改善ができないかという御質問でございます。馬込斎場の受け付け時間の改善につきましては、平成8年第4回定例会で御質問をいただいているところでございますが、現在四市複合事務組合斎場条例施行規則第2条で、斎場の受け付け時間は午前9時より午後5時までと定められており、この改善について構成各市に提案をいたしましたところ、4市の財政負担の問題と構成各市における葬祭事業への体制の相違によりまして、合意をいただくことができない現状でございます。したがいまして、今後も機会を得て、構成各市にお願いしたいと、このように考えております。 次に、市内斎場建設の進捗状況について答弁を申し上げます。葬祭場の建設につきましては、その建設候補地の一つとして、茜浜3丁目の市有地を検討しているところでございます。一方斎場事業につきましては現在、船橋市、習志野市、八千代市、鎌ケ谷市で構成しております四市複合事務組合の組合規約第3条の規定で、斎場の設置及び整備、管理及び運営は4市で共同処理をしておりますが、このうち葬儀式場にあっては構成市ごとの住民要望に大きな差があることから、今後の整備については組合事業とするよりも、構成市ごとに対応することが住民サービスの上で望ましいとの構成各市の考え方から、現在四市複合事務組合と県との間で規約改正案の協議を進めているところでございます。そして県の承認をいただきましたら構成各市の議会に、組合規約変更の御承認を求める議案を提案させていただきたいと考えております。これによりまして今後構成各市ごとの事情に即した葬儀式場の設置と運営が可能となります。このことから本市での葬儀式場の設置の場所や時期及び方法並びに運営方法につきまして、今後十分検討を進め取り組みたいと考えております。 次に情報公開制度について答弁を申し上げます。情報公開制度の利用状況につきましては、条例が施行された平成10年4月1日から8月31日までの5カ月間の状況を御説明申し上げます。公開請求件数は総計で25件となっており、これを実施機関別に見ますると、市長部局が19件、教育委員会が4件、議会が2件となっております。次に公開請求者の人数は3名で、すべて市外に住所を有する者となっております。次に公開請求に対する処理状況でございますが、全部公開2件、部分公開4件、非公開1件、過去文書等に係る拒否決定が19件という状況になっております。 次に、出資法人への制度化要請の件でございますが、平成10年3月26日付で習志野市開発公社、習志野文化ホール、習志野市スポーツ振興協会の3法人に対し、本市の情報公開制度に準じた措置を講ずるよう協力要請をいたし、制度化を検討していただいているところでございます。 いずれにいたしましても、情報公開制度はスタートしたばかりですので、今後とも市民の皆様を初め、関係各位の御理解、御指導を得ながら、よりよい情報公開制度の構築に努めるとともに、引き続き出資法人への協力要請をしてまいりたいと考えております。 次に、京成線と県道幕張・八千代線の立体化のその後の進捗について答弁を申し上げます。県道幕張・八千代線の渋滞解消を目的に、立体化を図る都市計画道路3・3・1号線整備事業は、本年3月18日に事業認可を取得し、事業が開始いたしました。事業概要につきましては、実籾第一土地区画整理事業区域の北側境界から実籾4号踏切南側の興和電気前までの延長607メートル、標準幅員24メートルの道路整備を行います。京成線本線との立体交差については、軌道敷の下を道路が通るアンダーパス構造となります。現在は用地測量として3・3・1号線周辺の地権者との境界立ち会いを既に完了し、その結果をもとに、道路の実施設計業務を千葉県において進めているところでございます。事業年度といたしましては、平成10年度には測量及び実施設計を完了し、平成10年、11年度で用地取得、平成12年、13年度で道路築造工事を実施する予定であります。 なお、実施設計におきましては、県道との接合部分の取りつけ方法や側道及び取りつけ道路等については自転車、歩行者を含め道路を利用される方のために十分配慮をした中で、関係機関と調整を図りながら千葉県と検討してまいります。また事業用地の確保及び家屋の移転交渉等について、今後千葉県と用地買収事務等に関する覚書を締結し、これに基づき今年度より用地取得交渉に入る予定であります。 次に、実籾県営団地の建てかえの進展状況でございます。平成6年度より着工しておりました実籾県営団地建てかえ工事のうち、第1期76戸、第2期46戸の合計122戸が入居済みとなっております。今後の見通しについては第3期工事として1棟42戸の着工を今年度末に予定しており、平成12年度の完成を見込んでいると聞いております。またシルバーハウジングは全体計画戸数52戸のうち、第1期工事としてシルバー用住宅27戸、生活援助員用住宅1戸の合計28戸が建設中であり、完成は平成11年度末の予定であると伺っております。 次に、実籾駅南口広場の建設その後の状況を答弁いたします。京成実籾駅南口の都市計画道路3・4・14号線は、交通事故多発地点と位置づけられていることから、県は安全確保のための道路拡幅、県道交差点部分の改良及び駅前広場の整備を図ることを念頭に、特定交通安全施設等整備事業としてこれらを一体に、約10年間での整備を目途とした全体計画を策定し、市が地元対策や関係権利者交渉を行うことを条件に、事業実施の方針を決定いたしました。県は全体計画のうち平成9年度道路拡幅部分、延長約270メートル、基本幅員16メートルから実施することとし、事業認可を受け、全体の現況測量、用地測量を行い、さらに関係権利者と周辺住民に対し事業の説明会を開催し、用地買収事務等に関する覚書を12月に本市と締結いたしました。その上で市は関係権利者と移転交渉を行った結果、平成9年度は都市計画道路部分の用地買収面積約2,454平方メートルのうち約364平方メートル、用地買収率15%を、要移転戸数13戸のうち1戸、移転率約8%を実施いたしました。平成10年度におきましては公共用代替用地として取得いたしました用地面積約3,670平方メートルを代替用地として活用すべく、6月に設計委託を発注したほか、平成10年度の事業費約2億5,000万円を執行すべく取り組んでいるところであります。また平成9年度に用地取得した部分については歩行者、自転車等の安全確保のため、暫定的な歩道整備を実施いたします。今後とも事業の早期完成に向け取り組んでまいります。 第1回の答弁を終わります。            〔市長 荒木 勇君 降壇〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さんの再質問を許します。 ◆16番(宮内一夫君) 土地問題から再質問してまいりますが、市長はこの間の行政報告ですべてを言ったようなつもりだと、こういうふうに言っていますけれども、ただこの間の行政報告については3,000万円返還に当たっての経過とそれに対する謝罪、部分的謝罪としか思えない。部分的でないのは、もう二度とこんなことは起こしたくないということを言ったのは、これは全体的にかかわることを言っているのかなというあれはありましたけれども、今までの反省の上に立った行政報告ではなくて、3,000万円がやっと返ってきて告訴も取り下げました。これは弁護士さんの大変な努力もあって解決しましたよ、私も安堵を覚えていますよ、議員の皆さんには心配かけて相すみませんでしたと、こういう内容だったんです、要約すれば。だから全体のこの問題がどうして発生しちゃったのか、それはこういうことから我々が買おうとしてこういうことが起きたんだよ。で、この1年間、約1年間ですね、こういうふうにいろいろお騒がせしてきたことについて再度陳謝するというような言葉はなかったんです。なかった。3,000万円返還の問題についての再度の陳謝はあったというふうに、3日の私は報告を聞いて思ったんですけれども。 それで、市長はきょうも二度と発生させないようにしていきたいと、契約の手続や以前買った土地の管理が不十分だったと、これきょう言ったわけです。こういうことだったから、そういうことが起きちゃったんじゃないかというふうに言っているわけですけれども、やはりもう二度とこれ起こさないんだということからすれば、こういうことを二度と起こさないということを今後していくには、やはり原因究明です。なぜこういうことが起きちゃったのか、なぜそれがチェックできないで結果として市有地を市が買っちゃったと。普通では考えられないことが起きちゃったということが起きたのかということを反省しておかないとね。 私、決算委員会で去年の10月14日です、決算委員会、消防の会議室でやったんですけれども。よくぞ買ってくれたという議員さんいましたけれども、評価して。いや、私はよくぞ買ったなんてというふうには思いませんでした。そのときに私が指摘したのは、なぜ273平方メートルしかない土地が110平方メートルもふえて売買契約が行われていることは何事かと、こう尋ねたら、縄延びだといったんです、縄延び。ずうっと譲らなかったんです。これね、そのときからこれは何かあったんじゃないかと思ったのは、よくぞ買ってくれた人以外の人は意外と思ったんです。これはあれです、先ほどの清掃工場の調査委員会で、先ほどお話があった埼玉東部組合、これ議会のマイクロバスで行った。そのときも議員の間で議論になりまして、市長与党の川崎議員もこれは我々も勉強しなきゃいけないと言ったんです。それで勉強会もやったようです。ですから、これはみんなそういう疑問持ったんです、本当に。だけど、だけども縄延びで縄延びで、これで押し切られちゃった形になっちゃったんです。 私も何人かに手伝ってもらって、同僚の鴨議員とか、私の後援会長にも行っていただきました、メジャー持って。メジャー持ってはかって、我々素人がどうはかっても、これは絶対これはおかしい。地形上見ても土どめの問題、あれはどんなはかり方をしても、習志野市の市有地に入り込んじゃっている。行けば行くほどそう思うんです。これは勉強会やった人もいろいろほかの、私ばかりではなくて、ほかもたくさん行かれたみたいですから、その当時わかったはずです。見れば見るほどそう思うんですから。結果、よかったんですけれども、いろいろな角度で調べていただいて、結果としてそれは測量図が出てきた。こういうことになったんですけれども。それで問題は3,000万円ということに行ってしまったんです。行ってしまった。だけど、なぜ、どうしてそういうことが起きたかということの原因究明がよく行われなかったんです、本当に。これではやはり今後二度と起こさないように肝に銘じていくといっても、それは私はだめだと思うんです。 ですから、よく決算委員会のときに配られた資料も再度読み直してみました。そうしたら平成4年にもう市長は道路敷の方は買わなきゃいけないだろうという結論出したんです、平成4年10月には。だけど、ずうっとそういうことは契約なんかもしないできたんだけれども、平成8年の4月18日になって、買ってくれないかと、久米さんのところから、それも市道ばかりではなく市道とこの間おまけつきといった、グリコのおまけじゃないんだけれども、おまけの方が値段が高いんだけれども、おまけ方の482の、枝番でいう9、10の方、これ両方買ってくれと、こういう申し出があったわけです。市の方は市道はこれはいろいろあったから買わなきゃいけないかなということは、平成4年に内々思っていたということは文書で、決算委員会に出された文書でわかりました。だけど、もう18日に出されて、言われて、19日には関係部が協議して、23日には市長と協議して決めちゃったんです。この間たった5日しかない。この辺で手続や管理の問題、これもあるでしょうが、どうしてこういう短期間のうちに市道はわかります、だけど8、9とかの枝番の方、4ばかりではなくて、9、10の枝番の方も含めてなぜ買わなきゃいけなかったのか、いけなくなっちゃったのか。 私は市長に12月議会で、これは平成4年に買うと決めた、決めて同時に都市整備課から市街地整備課と街路整備課に分けて、このときも市長は決めちゃったんじゃないの。そういう手順をずうっとつくっていたんじゃないの。市長が先に久米さんか何かと話し合って決めちゃって、理屈づけをずうっとしていて、それでやったんじゃないのと言ったら、そんな考えがあるかもしれないけれども、それはちょっと違うよと、こういうふうに言ったけれども、私はまだぬぐい切れないんです。 ですから、本当に市長がどういう経緯で本当に買うと決めた、あるいはなぜ失敗の方向へ走っちゃったかというか、そこら辺はどういうふうに市長は考えられているのか所見をお伺いします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。市長荒木勇さん。 ◎市長(荒木勇君) この議会でも再三にわたっての答弁をさせていただいております。きょうも今日までいろいろと御指摘を得たことを十分肝に銘じ、真摯に受けとめて対応したいと、このように申し上げているとおりでございますけれども、今宮内議員がおっしゃった反省する点は多々あるんじゃないかと、こういうことでございますけれども、誓って申し上げますけれども、今、後半で宮内議員が申されたとおり、平成4年からずうっと話が進んでそういう事態になったというが、120%それは事実に反します。それだけはきちんと申し上げておきます。 私は平成4年の当時にあの土地についていろいろ苦悩しましたけれども、市民生活の安定、そういう観点から最終的には鑑定の価格であればやむを得ないじゃないかなという判断をしておりました。その次の話は、その土地と都市計画道路、それが要するに一緒に買ってほしいという要請であったということでございましたものですから、都市計画道路にも入るし、全体的にいろいろ考えると、この際市民生活の安定という観点から熟慮し、この際鑑定価格であれば購入した方が将来に向けていいんじゃないかなと、こういう判断に基づいて決断をさせていただいたと、こういうことでございます。 そういう中で今日まで議会や、あるいは市民の皆さん方にいろいろと御迷惑をかけ、習志野市のイメージダウンにもつながるような事態ではなかったかと、非常に私自身も厳しく私自身を見つめた時期もあります。そういう中で言わんとされる宮内議員の心情も十二分に私は理解しているつもりでございますので、ひとつ十二分に反省しながらしっかり対応したいと、このことを申し上げておきたいと思います。以上でございます。            〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) 私はやはり反省は十分してもらうということ大切なんですが、やはりどうしてそういうことが、とっかかりです、やっぱり、本当にそういうことが起きて、そういうことが内部的になぜチェックできなかったのか。外部的に決算委員会で指摘されても縄延びだと言って譲らなかった。私は当日も言ったんです。42%の縄延びなんてあり得ない、10%とか多くても20%という縄延びはわかります。だけど42%の縄延びを信じられないとこう言っても譲らなかった。しばらくはそれで譲りませんでした。だけど我々もいろいろ調査をして、おかしいんじゃないの、おかしいんじゃないのと、こういっているうちに、そういうふうにだんだん、周りもだんだんそういう方向になってきたわけだけれども、ですから、そういう反省する、どこを反省するかをきちっとしていただかないと、それは反省してもらう、コマーシャルにもありましたけれども、そういうことではいけないんです。本当にどこのポイントがいけなかったのか、何がどうだったのかということを反省しないと、今後の二度と起こさないというのには生かされませんから、ぜひその辺はきちっとポイントをつかんだ上で反省してもらわなければいけない、こういうことなんです。 そこで、もう一度、9と10の方のおまけの方の土地なんだけれども、これが確かに都市計画道路に引っかかるというふうなことで買ったのは、当時私も指摘したんですけれども、それは市有地が含まれるから、市有地が、旧市有地ですよ、旧市有地が含まれるから、計画道路に引っかかるんではないか、そういうことで買うということになるんじゃないか、こういう指摘をしたんですが、この協議を平成8年の4月19日、23日の協議で、どういうような議論がされて買うということになっていったのか、その辺はどうなんですか。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。助役篠原潔さん。 ◎助役(篠原潔君) お尋ねの件につきましては、8年のときに非常に短い協議の時間の中で意思決定したのはどういうことなのかと、こういう趣旨だったと思いますけれども、これも何度もこの議会でも御論議いただきましたとおり、西側の道路にかつて障害物を置かれたりというような問題を契機として、その問題解消のための中での協議だったので、緊急に最終的な市長協議の場を設けたということで、問題解決を図ることの優先さをとったということを何度も申し上げました。 ただ、今回の問題で再三議員おっしゃられております、何ゆえにこういう問題が発生したかという中で、事務的に大きく反省しなければならないのは、常々申し上げてまいりましたけれども、今回の場合はポイントの誤認に大きな問題があったということでございますので、そういう問題につきまして再三この議会でも申し上げましたように、誤認のないようにきちんと事務手続について処理をしていかなければならないと、事務処理に当たっては財務規則に定められた手順に従ってやっていくということを、私からも明言をさせていただいております。それ以来今日いろんな用地取得の業務も継続されて、あらゆる都市計画事業ありますけれども、そういう改正をした上で事務を進めさせていただいておりますし、かかる事務執行の不手際のないように私からも厳重に注意してまいりたいと、私自身も留意してまいりたいと、こういうふうに思います。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) 助役からドラム缶置かれて、市長も生活の安全を考えてのことだということは、そういうことを言ったんだと思うんですが、またドラム缶じゃなくて今度違うものを置かれたり、おまけつきの方の土地の方が大きいでは、これは今後そういうことがあってはなりませんし、それはやらないようにするというんだけれども、じゃ、市民生活が不安の場合はどうなんだということも対策を打たなきゃいけないわけです、そういうふうであれば。そうでしょう。1回そういうことあるわけですから、ですから、そういうことを含めて十分反省をしていただいて、今後そういうことのないようにしていただかなきゃいけないわけですから、それは時間がありませんから、なかなか言わないものですから、それは今後ももう終息したんだなんて思わないで、これを十分部内的にもいろいろ研さんをしていただかなきゃいけない点だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 そこで、3,000万の話は、それは3,000万を返してもらうというんだったら、3,000万を返す努力をするのがベターだと、これ12月の議会で市長が言った。私はベストがあるよと言ったんです、そのとき。ベターよりベストがある。だから白紙撤回を頑張ってくれないかと、こういうふうに申し入れたんですけれども、今の時点で再度、やはり本来はかからないんだったら、それはもうやはり白紙撤回ということでいくべきだというふうに思うんですけれども、その辺はどうでしょうか、市長。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。助役……            〔「いやいや、市長だ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) では、市長荒木勇さん。 ◎市長(荒木勇君) 途中でも、もう何回も答弁させていただいておりますけれども、白紙撤回についても部内で協議をさせていただいた、その事実があります。そういう方向を協議した結果、変更契約で対処しようと、こういうことで変更契約を締結し、今日曲がりなりにもそういうことで落ち着いたと。決して宮内議員がおっしゃるとおり、これですべて終わったと私は考えてないんで、いろいろなことについて、これから周辺の土地の整備、その他をしっかりとやっていかなきゃならないなと思いますし、これで一応土地は完全にあの周辺が習志野市の土地になりましたので、これから土地利用をどうするかという観点で、よりよい市民の生活安定ということに結びつけるようないろいろの考え方ないだろうかと、こういうふうな模索をしているところでございますので、現時点で白紙撤回をするというような意思はございません。どれがベストであったかということは、宮内議員おっしゃるとおり、これは見解の若干相違もあろうと思いますけれども、現時点ではそういう方向で頑張っていきたいなと考えております。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) いや、相手も途中で白紙撤回と言ったんですから、これは私は、あれ、私と意見が一致しちゃったなんて笑われたこともありますけれども、私らはそういう返さないための引き延ばしの戦術じゃないよと、こういうふうに言いましたけれども、市民のあと7,000万ほどあるんですから、これは本来の市民の財政を守るという意味からいけば、これはやっぱり白紙撤回に向けてやっていただかなきゃいけない。 で、3日の日の行政報告に対する質疑のときも私申し上げたんですけれども、隣の富士土地については同時並行で無償でくださいという交渉を進めていたんですから、片一方は。いや、私は富士土地に言ってくれと言われているんじゃないんです。隣接の隣の土地はあれは道路敷じゃないところも含まれているんですから、富士土地の土地は。今回3,000万円返還してもらった部分も含まれているんですから、富士土地の部分は。そうでしょう。道路敷も確かにあります。だけどシノダケが生えている部分、自動販売機の前あたりです。それからごみ置き場になっているあたりの部分の今回3,000万円の返還になった部分も含まれていた、富士土地の土地は。だけど道路敷だと市役所は言って寄附をお願いしていた。結果、これは丸くおさまって市はいただいちゃったから、これはいいんです。だけどこれ途中でわかったらおかんむりですよ、向こうだって。ですから、そういうものは本当に気をつけてやっていただかないと、公平な行政を進めるというふうにはならないと思うんです、私は。ですから、そういうことも含めて本当に洗いざらいもう一回思い起こして、前議論したというんではなくて、議論したからいいというんではなくて、本当に解決をここで終結するというんなら、もう一度やっぱり洗いざらいどうであったのか、どこがいけなかったのかということをやるべき点だろうと思うんです。ですから、ぜひ白紙撤回に向けて再検討をお願いするように要望しておきます。 それで、実務的な話といいますか、市道の方の、枝番の4の方の右だ左だ、どっちだということもあったり、境界がはっきりしない。これから私はこの土地を登記所へ行ったとき、最初行ったらわからなかったんです、この9、10という土地が。4はわかりました。大体道路敷だというのはわかりましたけれども、9、10というのはわからない。わからないはずです、公図見たって全然違うところにあるんですから。そこでこれらの公図の訂正などは今後していく考えがあるのか、あるいは境界の立ち会いなんかはどうなっているのか、その後、あの周りの測量図も出てきたりしているんですが、その辺を今後どうしていくつもりでいるのか、お尋ねします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。助役篠原潔さん。 ◎助役(篠原潔君) 今のお話のございましたように、当該場所は現在の公図と現況が非常に複雑でございます。お話のように公図を修正することが市有地、今持っている公簿で取得したところも含めて、市有地だけで公図が修正できるんであれば、これは非常によろしいことと思いますけれども、周辺も巻き込んで公図をいじらなければならないとなると、相当の経費も時間も、あるいは周辺の民間の方々も巻き込んだ作業になるんじゃないかと、こういうふうに思われます。ですけれども、お話でございますから、私も細かい土木設計とかそういったことわかりませんから、研究はするように手配はいたしますけれども、ただ今時点で言えることは非常に難しさが伴っているんじゃないかなという感じはいたします。ただ勉強いたします。            〔「境界は、境界の」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) どうぞ。 ◎助役(篠原潔君) 道路に隣接いたしますあそこは6軒だったでしょうか、6軒か7軒の皆さん方との境界の問題については、先般土木部の方で官民境界の確認は終わっております。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) 官民、そこの境界は終わっているということなんですが、あそこの道路敷だけではなくて、9、10の方の市有地もなかなかくいが打てないというのは、境界認知ができないんだというような話が当時ありました。これらは片づいているんですか。それともまだなんですか、それらを含めて境界はどうなっているのか。それが1点。 それから、境界がそういうふうに道路の方に出ていたのか、出ていたら以前議論があったんですけれども、税はどうするんだとかという話がどういうふうに進んでいるのかお尋ねします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。助役篠原潔さん。 ◎助役(篠原潔君) 上の方の境界につきましては、ちょっと私も把握しておりませんから担当の方から答えさせますけれども、税問題につきましては、今後協議をさせていただくということで進めさせていただいております。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。都市部長川端幸雄さん。 ◎都市部長(川端幸雄君) 御質問の土地の周辺との境界の確認はすべて終わっております。若干道路部分に一部入っていた分もございますけれども、その部分につきましては今後最終的なポイントを決めて実測図を完成するという段取りになっております。            〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) 道路敷に民地が入っていて、その分も税金取っていた、それで今度はこっちが買っちゃったと、こうなると、やっぱりいろいろ感情問題もあるでしょうから、それはぜひ市民サイドに立って十分な話し合いを煮詰めて、それは市民の側が有利になるような形でやっていただくように要望しておきます。 土地問題は以上にしまして、福祉の問題ですが、ホームヘルパーの問題ですけれども、平成8年に派遣調査、ヘルパーの派遣調査をして土、日の派遣と緊急派遣の制度をやりましたよと。現在も実態調査をしているので、それを踏まえて積極的に取り組みたい、こういう第1回目の答弁でしたけれども、近いところでは佐倉市が24時間ホームヘルパー制度を導入している、平成8年から。平成8年は1,434回、これは平成8年の6月から実施しましたから、約2カ月間のブランクといいますか、やってない、4、5とやってないんですけれども、6月からやって1,434回の利用回数があった。平成9年はその33倍の4,850回、延べですけれども、こういうふうにあったと。それほど当初は必要と思わない、あるいはそういう制度がわからないから利用が少ないんだけれども、やっぱりそういうことが浸透してきたり、こういうものがあるよということがだんだん口コミや何かでいろいろ伝わっていくと、急激にこれはやっぱりふえていくといいますか、そういうような状況もあるわけですから、実態調査だけで本当にそういう調査される側が、本当に24時間ホームヘルプ派遣制度を理解した上で、そのアンケートやら実態調査に応じて、こういうものが必要だ、あるいはやってほしいんだということで答えるのかどうかというのは、これなかなか難しくて読み取れない部分があると思うんです。ですから、積極的にやっていくということですから結構な話なんですが、積極的にやっていく実施見通しはどうなんですか、これは。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。保健福祉部長西原民義さん。 ◎保健福祉部長(西原民義君) お答えいたします。 今私ども介護保険に向けまして実態調査を現在やっているところでございます。この結果が基本的には12月、そして来年の早々にはまとまってくるんだろうと、そんなような段取りで今動いているわけでございまして、その部分をもちまして、今約7,000人ぐらいの実態調査を実態はあくしております。その中の1,000人ぐらいが現在の要介護者の人たちでございまして、今こういう制度をつくったときにはどうなんだというような意味での調査をしていくわけでございますので、その段階を踏まえて、どの程度ヘルパーが必要なのか、またどこがやるのか、そんなことをさまざまなことの研究をさせていただきまして、12年の今の介護保険実際始まるときには万全の体制で臨みたい、そんなふうに考えておるわけでございます。以上です。            〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) 12年の介護保険のスタート時には万全な体制で臨みたい、1年半ぐらいですか、できる限りこれは前倒しでやってもらえれば、そのころになると余計保健福祉の方も忙しくなっちゃってなかなかそういうことはできないよという実態はあるかもしれませんけれども、早急に体制を整備して、導入されて市民が、特に夜なんです、24時間ホームヘルプの特徴はやはり身体介護なんです。ですから、昼間の派遣の、どちらかというと買い物であるとか、支援型ではなくて、夜間の場合は特に身体介護に関する要望が非常に強いわけですから、その辺のことをぜひお酌み取りいただいて、ぜひ早急な実施を望みたい、お願いしたいという要望を申し上げておきます。 以上で次の問題に移りますけれども、次は葬祭問題、これは一つには霊園の増設の問題ですけれども、駐車場、植木の移植は7月27日に完了したと、本体は今土砂の搬出等をやっているというような状況で進んでいますよということで、今無縁墓地に着手をしていると、こういうことなんですけれども、これは600基というふうにいわれていますけれども、何平方メートルのお墓を600基なのか、それで、無縁墓地はどういった形でやるのか、それから、幾つも言うといけないから、とにかくその2つをまずお尋ねします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。保健福祉部長西原民義さん。 ◎保健福祉部長(西原民義君) まず、1点の大きさでございますが、現在の第3種の大きさでございまして、それから無縁墓地ということは300体が安置できるというようなものをセットさせていただきたいと、そういうふうに思っております。            〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) それで、ほかに、例えば無縁墓地のほかに何か附帯施設的なものは、本体工事といいながら含まれているのか、それと本体工事の入札結果はどういうふうな状況だったのか、あるいは再度、前回も出ていたかと思うんですが、何社が入札に参加してそういうふうになったのか、それは移植あるいは駐車場についても何社が参加して幾らになったのかということをお示しください。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。保健福祉部長西原民義さん。 ◎保健福祉部長(西原民義君) 御質問のまず樹木の移植工事につきましては、5社の参加をさせていただいて競争入札の中で落札させていただいておるということ、それから駐車場整備につきましても同じく5社でございます。これも指名競争入札でございます。それから本体の霊園の増設工事、これにつきましては制限つきの一般競争入札で17社でやっておるというところでございます。 それから、その他の工事の中身の問題で、駐車場以外ということでございますが、これは水おけ場ですとか、ちょっと今当然樹木の移設ですとか、そういう部分がございますので、ちょっと今私つまびらかにわかりませんけれども、そういうものが含まれておるということは事実でございます。            〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) それで、この入札結果の価格は幾らですか、それぞれ、3つ。 ○議長(保月美世子君) 保健福祉部長西原民義さん。 ◎保健福祉部長(西原民義君) 樹木の移設は、これ全部ちょっと消費税込みで申し上げますが、981万7,500円、駐車場の整備工事は1,642万4,100円、霊園の増設工事につきましては3億2,340万円、合わせまして3億4,964万1,600円、以上でございます。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) これ、約3億5,000万ですよね、3億5,000万で600でやると、大体幾らだ、60万ぐらいだね、60万前後、60万切るぐらいです、価格的に。60万切るくらい、五十八、九万ですか、ぐらいだと思うんですけれども、これ経過利息等も含まれるかもしれませんけれども、この駐車場を、確かに600基をつくることによる駐車場の移設ということなんだけれども、増設していると思うんです、今までの分より、つくる部分よりは、これ幾らだ、1,600万、消費税込みで1,642万、これよりも、この価格は今まであった駐車場をつぶして移設工事をやっているわけだけれども、それについてもっと台数をふやしたりしていると思うんです。あるいは無縁墓地、こういうものとか、おけ置き場、そういったものの増設といいますか、そういうことがあるというんですけれども、価格を設定する場合に、無縁仏の場合は市内で全く亡くなった人が身元不明でそこへ入る場合もあるかもしれませんけれども、例えば墓地を習志野市の海浜霊園のところを買っていて、全く連絡も何もとれなくなっちゃったというようなものも、何年間かすると、10年とか20年とか全く連絡も何もとれないというような人が出た場合にも、そういうところに入るというようなことも含まれているんだろうと思うんです。そういった場合に、今度新設の中にこのものが入っているから、割り返して60万だから60万だと言われちゃうと、あるいは先ほどの駐車場もそうなんですが、全部割り返してやると、そういう新しい人らがみんなかぶってしまうことになるんで、ぜひその辺の問題は引いた形でやるということが順当だろうと思うんです、私は。ほかの問題でもっとそういうものがあれば、そういうものを考慮してあげないといけないだろうというふうに思いますので、思うんだけれども、どうですか。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。保健福祉部長西原民義さん。 ◎保健福祉部長(西原民義君) 市民向けに安い値段でということだというふうに思いますが、基本的に今答弁してございますように、まだ価格をどういうふうにするかということも、まだ入っていない段階でございます。それで今言いましたように、福問審等、また庁内的にもさまざまな論議を重ねまして価格は決定させていただきたい、そんなふうに考えておりますので、今のお話の点も十分留意しながら論議はしていきたい、そんなふうに考えております。以上です。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) それで、もう一つ霊園の関係で言えば、前回議論になったんですが、議員の企業の兼職禁止の関係、自治法にいう92条の2、それから142条、これは市長の方の兼職禁止が自治法に定められているんですが、これはやっぱり市民感情からすれば、なかなか認めがたいというようなものが結構あるんです。それから、これはだれかれというんではなくて、今後そういうような機運というのは高まってくるだろうと思うんです。今まで情報公開というのが余り10年前、20年前というのがそう多くなかったんだけれども、だんだんだんだん機運が盛り上がってきたと同時に、やはり今後市長の兼職禁止あるいは議員の兼職禁止等々もだんだんそういうことが言われるようになる。あるいは例えば実質的にはあの人が会社へ出入りしていて、子供や奥さんが社長になっているというけれども、会社へ行っているようなふうも余りないじゃないかとかというふうになれば、これは市長だって、毎日あっちへあいさつに行き、こっちへあいさつに行き行っていれば、実質やってないじゃないかというけれども、そうでもなく結構会社に出入りしているよとかって、こうなれば、やっぱりそういうものに対しての批判というのは強くなってくると思うんです。 そこで、茨城の石岡市は議員発議でもって、こういう市長及び議員の兼職禁止を条例化しているんです。これは石岡市の場合は議員発議ですから、議員のことも自分らのことだからやるよとなるけれども、実際執行部において議員のもやってちょうだいよというと、なかなか難しいのかもしれませんけれども、ただ、ただです、実質上議員が会社を運営している、あるいはかかわっている、こういうことがあれば、やはり市長部局においてもみずからが、市長みずからがそういう条例をその部分だけでも制定してもいいんではないかというふうに私は思うんですが、市長はどのような考えかお尋ねします。市長に。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。市長荒木勇さん。 ◎市長(荒木勇君) これは僕もよく勉強しないとわかりませんけれども、議員発議でやるんですか、基本的には。今御質問の議員発議で処理すること、あるいは今執行部、特に私自身のそういうことについて、そういう条例等を発案する意欲はないのかと、こういう質問だと思うんですけれども、今私はそういう感じは持っておりません。            〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) いや、石岡市はもう2年ぐらい議論して、たしかつくったんだけれども、当初は二親等までだめだ、議員本人、市長本人の二親等、だんだん改善して一親等になったり、今度は余り時間がありませんから紹介できませんけれども、議員が出資している場合、あるいは報酬を300万円以上もらっている場合とかって、いろいろ規定をして、そういうことをあれしているんですけれども、ただ市長はないと言うんだけれども、期待していたのは、市長のやつはつくりましょうかな、政治倫理規定も私のあるから、議員のはそちらさんでこたえてよと、つくってよと言っていただくのかなと思ったら、全然考えがありませんでは、これはね。 確かに石岡市の政治倫理条例は、議員が市職員の就職あっせんをしたらいけないとか、あるいは業者を市にお願いしてもいけないと、兼職禁止なんかばっかりじゃないんです。いろいろそういうことも盛り込まれたものになって、それを議員発議でやっているんだけれども、事そういう請負事業関係にすれば、そういうものを市の条例なり要綱でもって定めてもいいんではないか。そういうことが取引上やはり公平な行政ということを遂行していくには、まず市長みずからが、いや、市長はそれはどこかの企業の役員やっているというんじゃないんです。市長、だれがなろうとも、市長はそういうことをやらないんだということも含めて、今後そういうことを条例化を図っていくべきではないか、議員も含めて、その部分だけとってもいいんではないかというふうに思うんですが、再度市長の見解をお伺いします。市長だよ。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。まず総務部長富谷輝夫さん。 ◎総務部長(富谷輝夫君) 結論につきましては先ほど市長が申し上げたとおりだと思います。若干補足をさせていただきたいと思いますが、御案内のように、地方自治法第92の2及び第142条につきましては、議員及び市長の兼業禁止規定があります。石岡市さんの政治倫理条例の中で、今お話のありました6項目については、まさに倫理上の義務規定を付記してあります。それとは別に兼業禁止の部分については、辞退をするというふうな条文になってございます。しかもお話のありました報酬あるいは一親等その他の条件につきましては、これを規則に委ねているというところに一つの特色があります。なぜそういう形をとらざるを得なかったのかということになりますと、私なりに解釈させていただきますと、それはお話にありました地方自治法の兼職規定があるからでございます。そことの兼ね合いで、つまり辞退をするというふうな表現の条例制定になっていると、ここがございますので、したがいまして、市長が申し上げましたとおり、これを当局の名において取り扱っていくことについては、やはり相当慎重にならざるを得ない、そういう構造的な背景があるということを踏まえての市長の答弁だというふうに御理解をいただきたいと思います。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 宮内議員さん、海浜霊園まだ続きますか。 ◆16番(宮内一夫君) いえいえ、そんなに。何で。 ○議長(保月美世子君) 少し海浜霊園から質問内容離れないように、よろしくお願いいたします。            〔「いや、別に通告してあるよ、ちゃんと」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) 大丈夫だよ、それは議長の、だって通告してあるんだよ、ちゃんと。 ○議長(保月美世子君) どうぞ。 ◆16番(宮内一夫君) だって、議長のところへも行っているでしょう、内訳表が、そこ書いてあるでしょう、だって、ちゃんと。 ○議長(保月美世子君) ですから、余り海浜霊園から…… ◆16番(宮内一夫君) いや、余りじゃないよ、ちゃんと通告したとおりやっているのに対して、制約つけちゃだめです。いや、私が全然通告してないことを言っているんだったら、これは問題だけれども、通告してあることについて、はみ出しちゃいけないって、はみ出していませんよ。 ○議長(保月美世子君) ですから、16番宮内一夫さん、どうぞ。 ◆16番(宮内一夫君) 内容を離れてないことを、そういうふうに指摘されたんじゃ困るんです。 ですから、総務部長言われたとおり、それはそのとおりなんだけれども、市長に期待したのは、じゃ、議員さんの方とすり合わせをするとか、私の方は考えてみましょうとかという言葉が出てほしかったと思うんだけれども。これは後でそういうことやりたいのかななんて考えちゃいけないけれども、まあ、いいですよ。 とにかく、ただ、そういうことの、やはりこういうものを通じて、やっぱり市民の中にそういう意識がさらに増殖していますということを申し上げておきたいんです。ですから、そういうことを今後お互いに研究し、我々もほかにもあるかもしれませんから、全国的に。ただ、全国議長会等も余りつかんでないものですから、石岡を探し当てていただいたんですけれども、今後も我々も研究をしていきますけれども、やはりこういうものを慎重にやっぱり扱っていただかなきゃいけない、あるいは市民のそういう行政に対する目も違ってきているということをぜひ念頭に置いて、今後の行政運営に当たっていただきたいということを申し上げておきます。 次は、四市複合の時間の受け付けの早めてもらう問題ですけれども、提案してみたんだけれども断られちゃったと、簡単と言うとこういう答弁があったんですけれども、どういう提案をしたんですか、これは。どういう提案をしたら、そういうふうにけられちゃったのか、内容をお聞かせください。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。保健福祉部長西原民義さん。 ◎保健福祉部長(西原民義君) 基本的に受け付け時間の延長ということでお話をさせていただいたわけでございますが、先ほどの答弁にございますように、おのおのの各市の葬祭のやり方が違うわけでございまして、そこのところで要は民間が主導の中で、もう既に十分やっていると判断されているところと、それと今言ってしまえば、余り市がかかわっていなくやっているところと、私どもの方のかなりかかわっているところと、さまざまなやり方あるものですから、私前任者からも、ときからもそういう要望はしていたけれども、なかなか難しいと。ただ、今言っている宮内議員さんの少しでも早く、早朝でも早くやっていただきたいという希望というのはよくわかりますので、粘り強い交渉をしていきたいなと、そんなふうに思っているわけでございます。以上です。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) やっぱり9時から5時までの受け付けですと8時間しかないわけです。8時間引く24時間だと、16時間残っちゃうわけです。その間に亡くなる人が多いものですから、それを朝9時まで待っているというのは、だから、それを8時というとちょっと遅いかなという気がするんですけれども、7時ぐらいから受け付けができるようなシステムに移行できないものなのかどうか、その辺も含めてこちらの、確かにそれは事情わかります、習志野とかほかの違う、だけど一回佐倉の斎場の時代にやっぱり早朝といいますか、7時ごろでも申し込めたという時代があって、それで町内に全部さたができたと、連絡が、回覧なんか回すことができたという時代があったわけで、不便を感じているわけです、今、非常に。ですから、その辺の具体的なものをもって、ぜひ部内的な再度の検討をして、もう一度、もう一度なんて言わないで、あらゆる場を使って働きかけてほしいというふうに申し上げておきます。 それから、今度は情報公開の問題ですけれども、これは1つは要望にしておきますけれども、25件の請求があったと、こういうことで、これは四日市は外郭団体も市長の権限で条例では、総務部長が言ったように、いろいろ法律的なものをクリアなかなかできないようで、要綱でもって外郭団体の開発公社であるとか土地公社であるとか、そういったものの100%出資しているところ、今後は50%以上出資しているところも含めてやろうというふうになっているようですが、こういうものを要綱でやっている。その上に立って四日市市が進んでいるのは、要望の多いもの、今後だんだん情報公開を求められてくると思うんですけれども、情報公開の頻度の高いものは、請求がなくても閲覧できるようなシステムにしているというんです。それは大体いろいろおわかりいただけると思うんですけれども、今までの市長交際費であるとか、議長交際費であるとか、食糧費とか、こういうものが比較的多いのかなという私も気がしますけれども、時間がありませんからその辺省略しますけれども、そういうことも習志野市でも十分検討して、そういう請求がなくても公開できる。これは何も四日市だけじゃなくて、高知県でもやっているとか、新聞報道等でもそういうものをどんどん取り入れている自治体があるわけですから、そういうような方向でやっていただいた方が職員もやりやすいし、市民もそれらの請求を一々しなくても閲覧できるという制度が、よりベストのものになるんではないかというふうに思いますので、その辺は要望にしておきますけれども、今後ぜひ検討を加えていっていただきたい。 先ほど申し上げた外郭団体の関係ですけれども、外郭団体の関係は3月に要請をした、こういうことで第1回目の答弁あったんですが、それらについては感触は現段階であるのか、見通しはどうなんでしょうか。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。総務部長富谷輝夫さん。 ◎総務部長(富谷輝夫君) お答え申し上げたいと思います。 御案内のように、3月26日付で3法人に対しまして市の情報公開制度に準じた措置を講ずるように協力要請したところでございます。いまだに、いまだにって、今現在正式な回答はいただいておりませんが、内々にはスポーツ振興協会、文化ホールにつきましては、来年度実施する方向で取り組みたいというふうな協議の過程はございます。それから開発公社につきましても、基本的にはこの2法人と同じような方向で、いろんな事務手続といいましょうか、中身はそれぞれの法人の職員がわからないという部分がありますので、これらについてはお互いに勉強会を開きながら、市の情報公開条例に準じた取り扱いはどういう形になるのかという勉強会を開きまして、一日も早く市に準じた取り扱いができるように私どもも指導してまいりますし、また相手方もそれに応ずる気配がございますので、早晩そのように処置をしてまいりたいな、かように思っております。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) 結構なことだと思うんですが、ただ、そのときにおのおのの部署で、部署というか、例えば文化ホールで開示をするんではなくて、できればこちらの立派な建物の中でやって、そういうコーナーを設けているわけですから、ぜひそういうようなことの中で開示をする方向で、それはないものについては、それは何日間か待ってくれというのは、これは市長部局や教育委員会、議会等でも同じことの扱いをしていると思いますので、ぜひそういう扱いをしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(保月美世子君) 総務部長富谷輝夫さん。 ◎総務部長(富谷輝夫君) それらも含めまして協議をさせていただきたいと思います。            〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) 地域の問題で立体化の問題ですが、これは余り時間がありませんからあれなんですが、やはり県の現段階の提示されている案だと、バスルートも全く変わっちゃうんです、バス、大型ですから。今はちょうど、ちょっとガソリンスタンドのところのルートが若干、150メートルかそこらぐるっと回るだけの違いだけで、停留所は大体道路の反対側にあるというのは一般的なんですけれども、今度マラソン道路の側を大型車が通るとなると、全く今度違う場所への停留所の変更にもなってしまうんです。ですから、これらも利用者からも相当反発があるだろうというふうに考えられますし、せっかく県道の立体化がなって渋滞は解消はされるでしょうけれども、踏切を挟んでの渋滞はなくなるかもしれないけれども、今度はマラソン道路の渋滞とか、3・3・1号線の渋滞であるとか、あるいは向こうのステーキアンドステーキが今度また「さと」というお店に変わっちゃったんですけれども、ある先の八千代台側の方の道路がさらに混んでしまうと、こういう事態では、これはやっぱりあそこの鉄道の立体化は渋滞緩和だけではなくて、あそこのカーブ、線路がカーブになっていて、カント、外側が遠心力を防ぐために外側が持ち上がっている関係で、非常に車が通りにくいということを解消するための2つのあれがあるかと思いますけれども、渋滞を解消した一方で、また違うところで渋滞をさせているというんでは、これはやはり地元住民としては全く受け入れられないという意見なんです。ですから、どうしてもガソリンスタンドのところでのY字型のジョイント方式での県道と3・3・1号線がY字型、三差路というんですか、という形でやっぱりジョイントする形で立体交差してもらうのがベストだと、こういう意見が大勢を占めているわけで、ぜひ県ともそういうことの交渉を今後も精力的に進めていただきたいというふうに申し上げておきます。 それから、県営住宅の関係なんですけれども、これは3期工事分はもう既にシルバーハウジング等々で一緒に着工するというふうに以前は言っていたと思うんですけれども、今年度末ごろになるというのは、これは何か理由があっておくれているんでしょうけれども、どうしておくれているのか。それからシルバーハウジングも50戸一緒に建てるようなふうに私はとらえていたんですけれども、私の間違いなのか、あるいは向こうのいろんな事情によってそういうふうにしているのか、その辺はどういうふうなぐあいなのか、お尋ねします。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。企画政策部長安部博さん。 ◎企画政策部長(安部博君) 私ども県の方に尋ねた結果を先ほど市長の方から答弁させていただいたわけでございまして、3期にかかわります42戸につきましては平成10年度末着工予定と、それからシルバーハウジングにつきましては、1期28戸、それから2期24戸というふうに私ども聞いております。2期につきましては12年以降と、12年以降というふうなことでお聞きしております。12年以降と聞いております。以上でございます。            〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。
    ◆16番(宮内一夫君) 以前、以前て前回の議会で消防署分遣所の建てかえについて質問したときに、県営住宅の全体の建て直しの見直しを図らなきゃいけないと、こういうようなことが言われていたんですけれども、それはそういう方向で進んで具体化はしているのかしていないのかは、情報が入っていますでしょうか。 ○議長(保月美世子君) 答弁を求めます。安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部博君) 私どもとしては大変古い情報しかなくて、実際に議員さんも御承知のとおり、あそこの大蔵省用地を大蔵省がちょうど建てかえを契機にされて、県で買いなさいと、もちろん道路を含んでの話だろうと思うんですけれども、やるということでございまして、県も分割ならば買えるのかなとか、あるいはいつの時点になったら県の情勢が、あるいは経済情勢が変わって買えるのかということについては、いまだにまだ結論を出してないというふうに私ども聞いております。以上でございます。            〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 16番宮内一夫さん。 ◆16番(宮内一夫君) やはり以前から私申し上げているんですけれども、やっぱり交番や分遣所の方の近くの人が、どうしても向こうへ、奥の方へ住まわされちゃって、手前の方は新しく入居している人が入るようになってしまうって、これではやっぱりなかなか住んでいる人も感情的に何で古い我々が向こうへ住まなきゃいけなくなっちゃうという問題もあるわけですから、これは以前要望しているんですけれども、それはそういってもなかなか解決しない問題かもしれませんけれども、こういった問題を含めてぜひ再度要望して、明らかにするように県に要望して、市民の住みよい環境づくりのために努力をしていっていただきたいということを申し上げて、私の質問終わります。 ○議長(保月美世子君) これより同一会派の関連質問を許します。関連質問ありませんか。            〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 以上で16番宮内一夫さんの質問を終わります。  ----------------------------------- △延会の件 ○議長(保月美世子君) お諮りをいたします。本日の一般質問はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(保月美世子君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。 明9月11日は午前10時から本会議を開きます。 本日はこれにて延会いたします。              午後5時58分延会地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              三浦邦雄              井上千恵子              保月美世子...